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-supercalifragilisticexpialidocious-
多くの学会誌は年1か年2の発行なので、 速報性を求めるものではありません。 時間がかかるのは査読と反論、改版、再査読で、 ここは電子化しても短かくはなりません。
で、査読中の論文が読めないかというと、そうではありません。 仲間内では原稿で流通しているし、 最近では分野別のアーカイヴが Web 上にあって原稿の段階で 投稿されることもあります。
ほんとに小さな学会だと、 camera-ready の原稿を簡易オフセットで印刷していて、 これは電子化の障害になるかもしれません。 公開できても全部が画像の PDF とか (これは学会誌のバックナンバーを公開するときに 大きな学会でもやっているところがチラホラとあります)。
別パターンとしては、 Word で出させるという小さな学会もあります。 Word でまとめて、そのまま Web で公開とか……。 # せめて入稿は PDF も可にしてくれよと、LaTeX 使いは思うのです。 それから公開も。
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人
学会の運営が課題なのでしょうか。 (スコア:0)
学会は数多く存在すると思いますが、個々に運営している状態では
学会費を得ているとしてもボランティア的な力もなければ運営自体
難しいのではないのかなと想像します。
学会誌として発行される内容が時代遅れだとするならば、その内容
は既に知られている状態にあるということなので問題は無いかと。
問題があるとすれば優れた論文が日の目を見るまでに時間がかかる
ことでしょうから、学会の運営ノウハウや情報公開の方法が簡単に
なればよいのではと考えます。
しかしほとんどの学会はITとは違う畑の人々ではないでしょうか。
おそらく学会としてITに関連しているならWebで情報公開する
ことはそれほど難しくは無いのでしょう。
/.J の皆さんは少なくともITよろしく活用していると思いますが、
こうした議論も学会を運営する中の人にはまったく届いていない
のではないかと。
そういった学会が情報公開する手段と場を得るにはコストがかかり、
手が出せないか、必要性すら感じていない状態ではないかと思われ
るのですがいかがでしょう?
Re:学会の運営が課題なのでしょうか。 (スコア:2, 参考になる)
ので、学術誌編集担当の人たちは Web なら安いんでしょ?と無茶な値段を提示されたりしますよ。
# …気持ちはわかるんですけど、勘弁してくださいッ
> 必要性すら感じていない状態
ッてことは無いですし、むしろ、コストを減らすためのものと積極的に考えてる節はあります。
nii [nii.ac.jp]とかJ-STAGE [jst.go.jp]、一昔前に比べればWebで情報公開するための環境やコストのハードルはものすごく下がっています。
ITに関する知識や意識不足ということでは無いような気がしますけど、どうでしょう?
-supercalifragilisticexpialidocious-
Re:学会の運営が課題なのでしょうか。 (スコア:1)
昔は「日本学会事務センター」なんてところが幅を利かせてたわけだし。
今でもここ [nacos.com]とかここ [mycom.co.jp]とか、学会事務局の受託やってる会社は結構あるし。
この論理で行くなら、学会の事務局の運営受託やってるところがIT対応すればいいってだけの話になるけど。でも現実はそんな簡単な話でもないんじゃないかなぁ。
Re:学会の運営が課題なのでしょうか。 (スコア:1)
Re:学会の運営が課題なのでしょうか。 (スコア:1)
使えないと滅多に使わない法律の文面を書籍で引くなんてめんどくさいことをしないといけなくなるので。
それどころか御年80過ぎなのにブログを持っている学者すらいます。
http://knakayam.exblog.jp/
それでも論文公開がなかなか進まないんですよね。
Re: (スコア:0)
多くの学会誌は年1か年2の発行なので、 速報性を求めるものではありません。 時間がかかるのは査読と反論、改版、再査読で、 ここは電子化しても短かくはなりません。
で、査読中の論文が読めないかというと、そうではありません。 仲間内では原稿で流通しているし、 最近では分野別のアーカイヴが Web 上にあって原稿の段階で 投稿されることもあります。
ほんとに小さな学会だと、 camera-ready の原稿を簡易オフセットで印刷していて、 これは電子化の障害になるかもしれません。 公開できても全部が画像の PDF とか (これは学会誌のバックナンバーを公開するときに 大きな学会でもやっているところがチラホラとあります)。
別パターンとしては、 Word で出させるという小さな学会もあります。 Word でまとめて、そのまま Web で公開とか……。
# せめて入稿は PDF も可にしてくれよと、LaTeX 使いは思うのです。 それから公開も。
Re:学会の運営が課題なのでしょうか。 (スコア:1)
一応、バイオサイエンス系での話をしますと、まず国内誌ではなかなか業績にならないわけで。大抵は世界的に通用する学術誌/学会誌がメインです。で、いわゆる「一流どころ」は、今はもう大概、電子投稿に完全対応してます。WEB上のシステムを使って、論文の本文、図表を送ることで、投稿が完了する、という仕組みになってる。
送付する際の論文本文は、大体はWordで受け付けてくれるところが主流になってきてます。その他、RTFなんかもあったかな? これと別ファイルで、図はTiffやJPEG、EPSなどで送り、表も別途Word等で送る。さらに cover letterとか、著者の情報などを入力したりして、向こうに送付しますと、向こうでそれをまとめて1つのPDFファイルに変換します。それを確認して、承認(approve)すると、正式に受付が完了し、そのPDFが編集者や査読者に送られる、という流れになります。
受け付けてくれるファイルの種類は、journal、というか投稿システムによってまちまちです(が、上のはだいたいどこのシステムでも通用する)。珍しいところだと、powerpointのFigureでも受け付けてくれるところとか、Wordに貼付けた図表でもOKなところ、Excelの表でもOKなところとか、いろいろありました。Figureについては、大体は、解像度と(大体の)サイズの指定があり、カラーならCMYKのTIFFを指定してくるところが多かったです。ただ、通信量の問題もあって、最初はfull sizeの画像ではなく、下見用の低解像度のものを指定してくるところとか、電子版を重視しているところではWEB上での見た目優先でCMYK TIFFではなくRGB JPEGを指定しているようなところもあります。ここらへんは、まさにまちまちですね。