最近の旅客機ではプレミアムサービスとして機内Wi-Fiサービスなどを提供していることもある。米FlightViewが実施した調査では、追加料金を払ってでも到着時に早く降機したいとの回答が1割以上あったそうだ(
調査結果、
ニュースリリース、
Consumeristの記事)。
調査はFlightViewのモバイルアプリを使用して実施され、回答者は2,339名。回答者の内訳は37%がビジネス、63%がレジャーでの旅行者となっている。
プレミアム料金を支払ってでも利用したい機内サービスがあると回答したのは50%。内訳はストリーミングビデオの再生可能なWi-Fiサービス(64%)、充電可能な座席(50%)、テキストメッセージの送受信(31%)、到着時の優先的な降機(22%)となっている。また、無料サービスの中では、座席のパーソナルディスプレイによる乗り継ぎ便の情報表示の人気が高かったという。
一方、空港でのプレミアムサービスについては60%が利用したいと回答し、特に手荷物関連の要望が多い。人気上位を占めたのはRFIDタグを利用した手荷物のリアルタイム追跡(54%)、ゲートでの手荷物一時預かり(40%)、優先的な手荷物受け取り(37%)となっている。また、ウェアラブルデバイス利用者1,5000名以上に対する調査では、90%がウェアラブルデバイスによるサービスを利用したいと回答。フライト情報(95%)、乗り継ぎ便の情報(80%)、モバイル搭乗券(68%)が上位を占めている。
空港・機内ともに乗り継ぎ情報への関心が高くなっているが、回答者の75%は直行便を予約するために苦労しているという。回答者の70%は料金が高くても最寄り空港からの直行便を選ぶとし、回答者の60%近くが最寄りの空港でなくても直行便を選ぶとのこと。その25%以上は2時間以上車を運転して遠くの空港まで行くそうだ。
皆さんはどのような機内サービスなら追加料金を払ってもいいと考えるだろう。また、機内食や飲み物のサービス、預入手荷物などを含まない料金設定を用意している航空会社もあるが、不要だと思う機内サービスは何だろうか。