DRMに良い点は何もない? 215
ストーリー by headless
利点 部門より
利点 部門より
本家/.「Ask Slashdot: Are There Any Good Reasons For DRM?」より
スラッシュドットに参加して数年になるが、DRMに関するストーリーを目にすることが多い。興味深いのは、あからさまにDRMを批判し、偏見とともにDRM廃止を訴えるコメントが数多くみられることだ。そこで、皆さんにお聞きしたい。DRMが正当なものだとみなされることはないのだろうか。私の見方ではDRMにはクリエイターの権利を保護し、対価を支払わない人々が勝手に作品を配布することを防ぐ働きがあると思う。DRMに反対する方は、音楽や映像、書籍などのデジタルコピーの無断配布を防ぐDRMのような仕組みがなくても、確実にクリエイターが作品の対価を得られるとお考えだろうか。作品の対価が得られなければ、作品が作られなくなってしまうのではないだろうか。私の友人や家族には芸術関係の仕事をしている人が多いが、彼らの恐れているのは検閲ではないそうだ。彼らの言葉によれば、「誰かが勝手に私の作品を無料で配布することで収入が断たれること」だという。私は彼らの言い分が理解できる。これをふまえ、強くDRMに反対する方に再度お聞きしたい。DRMに良い点は何もないのだろうか。DRMを使わなくても上記のようなことを防ぐ方法があるだろうか。
DRMが悪の元凶というわけではなく (スコア:5, すばらしい洞察)
人は「既にしても良い、と思っていること」を制限されたり、取り上げられると怒りを感じるものだと思っています。
たとえば日本人はかつて、重要だと思うコンテンツを「保存版」ということで大切に保管しておくことが多かったとおもいます。
例えば私の場合は19xx年代のビデオテープに、その当時の素晴らしかったサッカーの試合などを記録していて、家族のいない日曜日
などに見返すことなどもありました。ビデオテープを廃棄したときにHDDにキャプチャしましたが、その当時はそれは別に普通のことでした。
技術的ハードルも、それほど高くありませんでした。
ところが最近のTV番組は、TVで録画ができるという点では気楽なものの、DIXIM BD BURNERのような特殊なアプリケーションを用いて、
しかもBDに落とすことしかできません。BDからデータを取り出すソフトもあるようですが、今は違法になってしまったようです。
これが、できたことが、できなくなったことです。
「DRM」という技術が悪いというより、できることができなくなったというユーザーエクスペリエンスの低下がコンテンツ所有欲そのものを
スポイルしてしまい、制限がかなり緩くなってしまったあともコンテンツ産業が不調に陥っている原因じゃないでしょうか。
かつて、ウォークマンで一世を風靡したSONYがDRMにこだわり過ぎて不調に陥ったことも同じですよね。できることができなくなった。
結局、購入した人が、ある程度の範囲で自由にコンテンツを使えることが大事なのであって、違法行為をする前から盗人扱いをすること
により、それが阻害されています。
本来のDRMの目的に立ち返れば、違法な配布などができなくする、という目的は正しい。しかし、本人のデバイスとみなせる者同士で
比較的緩い自由な取り扱いができないのは良くない。そういうことができるDRMに全体が移行していくことが必要なのではないでしょうか。
+------------+
歌って踊れるエンジニアを目指しています lostman_moonlightmil
Re:DRMが悪の元凶というわけではなく (スコア:2)
>かつて、ウォークマンで一世を風靡したSONYがDRMにこだわり過ぎて不調に陥ったことも同じですよね。できることができなくなった。
ソニーの開発者もDRMが有るが故の不自由を利用者に強いているのは理解していて
無くしたいと思っていたそうですが、コンテンツキャリアー側の要請に応えざるを得ず
あのような使いづらい製品になったそうですよ。
あと…出来たこと=権利ではない点に留意して下さい。
如何なる内容であろうとACでの書き込みは一切無視します。
Re:DRMが悪の元凶というわけではなく (スコア:2, 興味深い)
>権利者側に「ユーザーエクスペリエンスを低下させたい」などというサド欲求はなく
「自動車で聞きたいならもう一枚CDを買え」とか
「PCで見聞きするならPCからも補償金を取れ」とか
そんなこといってるのが権利者団体の現実ですが?
Re:DRMが悪の元凶というわけではなく (スコア:2)
正規盤より海賊版の方が使いやすいのは問題だよね。
別にDRMが不当だなんて言いません (スコア:5, すばらしい洞察)
クリエイターの権利が保護されるという安心感を得るためにDRMを使用するのは別に良いことだと思います。
ご自分の作品をどのように扱おうと、もちろんそれは自由です。部外者が文句を言える筋合いじゃないですよね。
私は、不便なものは観ないし聴かないので、そういう作品には一切お金を出すことはありませんが。
Re:別にDRMが不当だなんて言いません (スコア:3, 興味深い)
クリエイターの権利に興味はないが、ちゃんとコンテンツに対価を払っている自分が、コンテンツに対価を払わない人の支払分を肩代わりする状態になるのは勘弁願いたい。
「カジュアルコピー」を軽く考えないでほしい (スコア:5, すばらしい洞察)
「DRMでカジュアルコピーは防げるが、本格的な海賊行為は防げないじゃないか」という意見が目に付いたのでひと言。
一言で「カジュアルコピー」と言っても、PCとネットの普及によって「劣化の少ない複製品」を「不特定多数に簡単に配布」できる環境が整ってしまった結果、何の制限もかけなければ「ほぼオリジナルと同じものを誰もが無制限に複製・配布できてしまう」んですよ。
そこに悪意があるかどうかなんて関係なく。
今でこそDMCAの普及によって共有サイト等にアップされたデータの削除申請に費やす労力が随分と軽減されましたが、それでも違法アップロードの有無をチェックして削除申請をする作業を定期的にやらなければいけません。
放置したら放置した分だけ「ああ、ここはチェック甘いな」と思われて違法アップロードが倍増します。
大手なら法務部などがそういう業務を担当することになるだろうと思いますが、中小ではクリエーター本人が製作時間を削ってチェックすることもあるんですよ。
そんな状況でカジュアルコピーまで野放しになったら・・・と考えると、ゾッとします。
こういう事情って、DRM絶対反対の人には「そんなん知るかボケ」なんですかね?
Re:「カジュアルコピー」を軽く考えないでほしい (スコア:2, 参考になる)
昔からそうですが、カジュアルコピーは違法とは限りません。
「カジュアルコピー=悪」という偏見は捨てましょう。
また、「劣化の少ない複製品」とも限りません。
たいていのディジタルコンテンツは、オリジナルよりも劣化しています。
それに、劣化するのなら不特定多数にコピーしてもよいというお考えでしょうか?
それならば、YouTubeに画質を落として投稿する分には良いということですね?
さらにいえば、DRM接待反対って言うコメントは今まで見たことがなくて、たまたま見落としているだけなのかもしれませんけど、見かけるのはDRMを悪用した著作権管理団体への横暴への反感コメントです。
未来の正しいDRMは、カジュアルコピーは可能でも、誰が購入した(あるいは利用する権利を得た)ものなのかコンテンツに記録し、不正に配布したとする場合は、その者が意図して配布したのか証明した上で処罰するものでしょう。
データでも実メディア利用でも、中古販売に対しても著作権使用料を著作権所有者に支払うべきで、そのためにDRMは必要でしょう。
しかし、現状のDRMは「正規利用者は制限を受ける」が、「悪意の海賊行為は何も防げない」という、本末転倒で役に立っていないものがほとんどだということです。
お金を払ってくれる利用者が不便を感じ、購入するのをやめる(減らす)一方で、海賊行為が酷くなる。
これでは現状のDRMで良いと考えられる人のほうが異常だと思います。
だからこそ、著作権所有者自体がDRMに反対するケースが出てきているわけですよ。
Re:「カジュアルコピー」を軽く考えないでほしい (スコア:2)
>「カジュアルコピー=悪」という偏見は捨てましょう。
「そこに悪意があるかどうかなんて関係なく」と私が前述したとおりなんですよ。現実は。
自分の娘(生まれた時から身近にPCとネットがある世代)を見ていると、本当にカジュアルな行為としてデジタルで複製(できるだけ劣化しない方法を自分でネットで探して)するし、カジュアルな行為としてネットに画像をアップロードできちゃうんですよ。
ネットの利用方法や著作権についての学校教育はまるで現実に追いついていないから、親が注意してみていないと危険な行為や違法な行為をカジュアルにこなしてしまう。
そういう世代がすでに20代にまで及んでるんです。
そして、そういう世代の多くが商品の「安さ」を購入決定の最重要ポイントにしていて、DRMなんてまるで気におらず、「複製できない→これはそういうものだ」という受け止め方をしているんです。
>また、「劣化の少ない複製品」とも限りません。
>たいていのディジタルコンテンツは、オリジナルよりも劣化しています。
>
>それに、劣化するのなら不特定多数にコピーしてもよいというお考えでしょうか?
>それならば、YouTubeに画質を落として投稿する分には良いということですね?
ユーザーサイドはこういう言葉尻をいじるような机上の論議で不満をぶつけてればいいかもしれないが、製作者サイドは上述のような現実に向かい合わないといけないわけで、「学校教育のレベルが熟成・浸透するまで待ちましょう」「親のしつけに期待しましょう」なんて悠長なことは言ってられないんですよ。
確かに過去に私的複製をほぼ自由にできていた世代にとっては「できていたことができなくなった」という不自由感が強いかもしれません。しかし、技術の進歩と時代の流れに応じて「もうこれを自由にさせるわけにはいかなくなった」という変化が生じることは、DRMに限らず様々あります。
私も「過去に私的複製をほぼ自由にできていた世代」ですから現状のDRMに対する不自由感は十分理解できますが、それには目をつぶって対応しなければならない「現実」があるんです。(一応念のために書いておきますが、DRMそのものの技術進歩に逆行しているような、無駄に厳しい複製制限については私も反対の立場です。あくまでも現実的なDRMを念頭にしています。)
現実を見よう (スコア:4, すばらしい洞察)
DRMがあってもなくても、「誰かが勝手に無料で配布すること」は止められないし、それで「収入が断たれること」もない。
利用者の利便性が悪くなって、商品価値を下げるだけにしかならない。
DRMがあることによって購買意欲が失せる。
Re:現実を見よう (スコア:1)
そういうこと。
悪いのは海賊版を作っている人&それを利用する人だからその人達を困らせればいいのに、実際には真面目に購入している人にしわ寄せがいってるんだよね。
Re:現実を見よう (スコア:2)
電子透かしのような配布者を追跡できるシステムがいいと思うよ。
Re:現実を見よう (スコア:3, おもしろおかしい)
「こちらのオーディオセットではいかがでしょうか」
「ふむふむ。いいねぇ。これにしようかな。」
「では、3GモデルかWi-Fiモデルかどちらにしますか」
「えっ」
「えっ」
# いやですね。
それ、今と同じじゃ... (スコア:2)
販売したコンテンツに購入者個別のidを振って、
違法配布があった場合、配布者を特定して損害賠償請求できる仕組みを言ったつもりなのだが。
Re:それこそ一番現実見てない意見だな (スコア:2, 興味深い)
FMのエアチェックは死語になったのか?
ビデオレコーダーが売りだされた時も日本ではあまり話題にならなかったがアメリカでは激論になったが結局私的コピーOKで落ち着いただろ?
とっくに結論が出ているのにデジタル化で「無限にコピーできる!」と騒ぎ出すバカが出てきただけ。
路上で違法DVDを販売するのは違法だから取り締まればいいだけだろ。
私的利用を超える違法配信も違法だから取り締まればいいだろ。
私的利用の範囲なら機器を乗り換えるたびにコピーできればいい。
でも、なんで10回とか期限つけられなければならない?
繰り返すが、結論の出ている議論を蒸し返したのはDRM狂信者の方だろ。
最近、気にならなくなった (スコア:4, 参考になる)
他の方も書いていますが、DRMそのものが悪いんじゃなくて、DRMによってもたらされる「不便」に問題があるわけです。
逆に言えば、「不便にならないDRM」には、さほど問題はないわけです。
以前は、DRMのことをよく気にしていました。
たとえば、iTunes Storeの「コピー10回まで」は気にしていたし、
デジタル放送の「コピーワンス」は、ものすごく不便でした。
しかし今はiTunes Plusで購入すればDRMフリー、AmazonでもDRMフリーのMP3が買えます。
コピーワンスも「ダビング10」になってからは、あまり気にならなくなりました。
今、不便だと思っているのはHDCPですね。
これのおかげで、非対応モニタや非対応プロジェクタでBlu-Rayの再生ができません。
仕方ないので、タイトルによっては、Blu-RayとDVDの両方のメディアを購入することもあります。
ということで、5~6年前に比べれば、多少はマシになっていると考えています。
HDCPを除けば、それほど不便には思わなくなってきたのですが、いかがなもんでしょう?
参考までに、「すっごく不便」だと思っていることを、聞いてみたいのですが。
Re:最近、気にならなくなった (スコア:1)
レスどうもです。
そう言われればスカパーは、今でもコピワンが基本でしたね。
(番組によっては、コピーフリーやコピーネバーもあるようですが)
ダビ10は、放送局、メーカー、お役所の合意で導入されたはずなんですけど、
従いたくない事業者もいるということなんですねえ。
スカパーにダビ10全面導入をお願いしても、ちょっと無理そうな気がしますw
何を購入しているのかを理解しているのか (スコア:4, 参考になる)
DRM付きコンテンツを購入する際、利用者は何に対して対価を払っているのか、あまり深く考えてない人が多くて驚く。
現状の多くは「特定のサービス」が提供する「特定の形式のデータ」を「特定の環境(ハードウェア/ソフトウェア)」で使用する権利を購入しているだけ。
DRMはサービス終了後にもコンテンツを使用する権利は守ってくれない、それどころか阻害する。
DRMはコンテンツを多種なデバイスで再生することを阻害する。
DRMは優秀なソフトウェア上でのコンテンツ利用を阻害する。
最近閉鎖した電子書籍サービスがあることをご存じだろうか。
http://ebook.rakuten.co.jp/event/raboo/ [rakuten.co.jp]
そのサービスから購入したコンテンツは現在使用している環境でしか閲覧することができず、今後発売されるOSやデバイス上での閲覧ができない状態に陥ってる。
このとき、初めて自分が何に対してお金を払ったのかを理解した人が多いらしい。
購入した書籍がDRMフリーのPDF形式や画像ファイルをZIPなどでまとめた形式ならなんら問題にならなかった。
DRM付きコンテンツを批判する人たちの多くは、反対理由の一部としてこのことを理解していると思う。
著作者側の権利を大切にすることは理解できるが、それによって利用者の権利を阻害して良い理由にはならない。
Re:何を購入しているのかを理解しているのか (スコア:1)
永続的に利用できる環境を保障する訳ではないというのが建前では?
Re:何を購入しているのかを理解しているのか (スコア:2)
値段が安いとか、DRMかかってるが故のメリットデメリットのバランスが取られず、DRM無しに比べて一方的に制限するだけで対価を支払う人間に対するエクスペリエンスに欠ける。
そして、DRMで提供している販売システムを長期にわたって維持する気が無い、提供側が諸悪の根源だということです。
# rm -rf ./.
Re:何を購入しているのかを理解しているのか (スコア:1)
現在、DRAMは基本的に消費者の権利を侵害する仕様で実装されている
そして著作物の権利者側・販売者側が、その仕様での実装が当然なのだと考えているのが問題
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
20XX年 (スコア:3)
遂に権利者はDRAMのリフレッシュも違法コピーだと言う様になったか...
#冗談でなくなる日が来ないことを願います。
一部の消費者には、こう映ってる (スコア:4, おもしろおかしい)
「人気のこの商品。今ならもう一つ制限がついて、な、なんと、お値段据え置き!」
「新製品が出ました。これまでの製品に比べ、大幅に使いづらくなってます。」
売り手がDRMの説明ちゃんとして無いんだもん。
あえて振れないようにしているように思える。
普通はデメリットを越えるメリットを提示して理解を求める所を
デメリットは言わず、メリットもたいして増えない。
これじゃあ不誠実と思われても仕方ない。
「強く反対」ってどの程度? (スコア:3, 興味深い)
私は、「強く反対」しているのだろうか?
DRMかけられたコンテンツを買っても使いにくいので、コンテンツを全く買わなくなってしまった。
違法コピーででも「視聴」していれば、未だ「潜在ユーザ」の「可能性」もあるけど、結局DRMがかかるようなコンテンツを全く消費すること無く、なんの我慢も強いられずに生活ができることが分かってしまった結果として、CD/DVDは言うに及ばず、「CM放送」なテレビまで全く見なくなってしまった。
私は、「強く反対」して「不買・不視聴運動」を実施している「活動家」なのか、ただの疲れたサラリーマンなのか、どっちなんだろう?
売る側がどんな制限をかけようが、何をしようがどうぞご自由にと思いますけどね。それで売上が伸びるかどうかは、私が売る側ではないので全く興味ないし。ただ、DRMを隠れ蓑に、別の情報管理をしようとする話が見え隠れすると、反対活動屋さんとかに寄付金投げたりしますね。
あと、PCだとかHDDだとか、俺の使うモノに課金しようとする連中。連中だけは現世から抹消するべきだ。断固反対!!!
読み捨てする値段ならOK (スコア:3)
不自由でもその分安くしてくれれば (1冊100円くらいなら)、気軽に買って読み捨てる。
HIRATA Yasuyuki
DRMが本来の機能をはたしていないことが問題 (スコア:2)
DRMがついているからといって絶対にコピーできないかというとそうでもない。
しかも機器が変わると再生出来ないとか妙な制限がついていたりでユーザーの利便性を考慮していない点が大きいんじゃないかと思ってます。
なのでDRMが悪いとかではなく、DRMの発想はいいんだけど実装方法がユーザーを考慮してないからアレコレ言われてるのかな~とも思う。
Re:DRMが本来の機能をはたしていないことが問題 (スコア:2)
DRM もソフトウェア技術で、世の中にある多種多様な機器で動作確認をしなければならないという、例えばマイクロソフトなら重々承知していて然るべき金もかけている現実を無視して実装した DRM なんですから、ここのユーザならまず技術を舐めるな、という反応を返すべきと考えています。だいたい技術にカネを使わないで他人にカネを払ってもらおうというのがそもそも前提からおかしい。
DRM普及初期に比べるとかなりマシになったのでは (スコア:2, 参考になる)
初期はともかく、TVに関して言えば
TVの話が多いですが、TVについていえば最近はそんなに利便性を損なってませんよね?
nasne(※1)から以下をDTCP-IPのクライアントとして使ってますが、
・PC(DiXiM Digital TV Plus)
・Nexus7(Twonky Beam+レコプラ)
・PSVita
普段はコピー、ムーブもせずにDTCP-IPで飛ばして視るだけなのでダビング10の影響は受けませんし
稀に持ち出したい時はNexus7やVitaにコピーしていますが、10回使い切ることはありません。
HDDの空きが足りなければ、他のレコーダにムーブしておくことは出来ますし。
レコーダじゃないですが、3~4年程前のREGZAはDTCP-IPサーバ機能は持っていないのでここまで柔軟では無いですが、
それでもSMB対応していたため、ディスクの空きが足りなくなった場合に
録画した番組を適当なNASに退避出来たのでTVのおまけ機能としては十分でした。
音楽についてはiPodのヒット以降、DRMフリーの流れがあるのでそんなに気にならなくなりました。
これも初期は使いにくかったけれど、改善されたケースと言えます。
携帯型音楽プレイヤー、スマートフォンなど外に持ち出す機会が多いため、
DRM付きだと使い物にならないのが現状で、それが反映された結果じゃないでしょうか。
電子書籍のDRMがまだ不安が残るところでしょうか。
サービスが終了すると途端に使えなくなったり、非常に不便になるものがほとんどです。
TV放送録画のように改善されていくのか、音楽のようにDRMフリーに向かうのか分かりませんが、
コンテンツとストアと端末が密接に結びついてるうちは次の段階へは進まないでしょうね。
(※1) SONYの最近のチューナなら他でも可。他メーカでも最近のは同じように使えるのが多い。
Re:DRM普及初期に比べるとかなりマシになったのでは (スコア:2)
誰もTV番組の録画に限定した話をしているわけではなく、音楽だったり、電子書籍の話もしている。
それに特定の環境の話もしていない。昔に比べてエンドユーザの環境もバラエティに富んでいる。nasneとTV番組だけで成立する話をされても。
例えば、PCでダウンロード購入した映像作品をスマホに収めて、出張先や入院中に視聴したいと考えたとき、DRMの有無は大きな障害になるだろう。
もちろん、消費者にとっては、代わりに古本屋で文庫本でも買って時間潰しをすればいいといった程度の話だが、コンテンツホルダーの売り上げにはバカにならない影響があるのではないか。
Re:DRM普及初期に比べるとかなりマシになったのでは (スコア:1)
何度か書き直して投稿して再度見たら、
訳の分からないことになっていた。……orz
ん?それは誰の役目? (スコア:2)
DRMの利点を見つけるのは消費者の役目じゃないと思うけど。
「警告文」の内容が甘い (スコア:2)
いつも思うんだが、なんで警告文の内容を著作権を中心にして書いてるんだろうね。
「違法コピーされたものには、遠隔操作ウィルスなどのコンピュータウィルスが仕込まれている可能性があり、ウィルス対策ソフトでも対応できない場合があります。個人情報やパスワードの漏洩により、クレジットカードの不正利用や銀行口座から違法にお金を引き出されるなどの実害が確認されていますので、違法コピーはおやめください。」といった感じのユーザに被害を警告する警告文にしてみたらいいと思う。
メリットがない (スコア:2)
今日はじめて知ったのだけど、放送とは「放ち送るもの」だそうな。
呪いのようにDRMが付きまとうものに、誰が近づくものか。
#壮大なストーリ。空転するアイディア。
ちょうどタイムリーなネタが (スコア:2, おもしろおかしい)
なお実際の売り上げと海賊版のダウンロード比率は全くユニークな事態とはなっておらず、サーバーへ送られたデータを解析したところ、発売から1日で214人が7.99ドルを支払い購入したのに対し、全体の93.6%以上にあたる3,104人のユーザーがクラックバージョンの『Game Dev Tycoon』を入手していたとGreenheartは伝えています。ゲーム開発シミュレーター『Game Dev Tycoon』は公式サイトにて購入可能、DRMはフリーとなっています。
フットワークの軽い小規模デベロッパーだからこそ出来た事ではありますが、
結局の所DRMがあろうがなかろうが有料である以上海賊版が圧倒的多数になる事は避けられないという事なんでしょう。
それがユーザー視点ならば「だからDRMは不要だ」となり、
提供者視点ならば「だからDRMはないよりはあった方がいい」となるんでしょうね。
Re:ちょうどタイムリーなネタが (スコア:2)
だから、そこで制限すべきは3104人の不正ユーザであって、
214人の正規ユーザじゃ無いんだってば。
手段と目的 (スコア:2, 興味深い)
DRMってコピー防止目的ってなってるけどさ
コピー防止って目的ではなく集金の手段でしょ
不正コピーが蔓延するから集金がままならないって主張から
不正コピー防止によってちゃんと集金できるようにしようというのが
本来の流れなんじゃないでしょうか?
でDRMによってもたらされた現実は
無料で見られるYoutubeやニコ動などに
人が流れたってとこ
ただしYoutubeやニコ動などが包括契約をすることで
丸損していたうちのいくばくかは集金できているし
有料チャンネルを視聴する人たちもいる
明らかになったことは
金払わない奴はどうしようとも払わない
金払うやつは金払うという自明の理
DRMのコピー防止を目的ととらえるならば失敗だけど
集金補助の手段としてとらえるなら成功なんじゃないですか?
DRMが不便で批判を受けていようとも
逃げ先の受け皿(笊)でいくばくか回収できればよいのですよ
むしろ不便であることが手段として適当
笊の網目を段階的にどこまで細かくして集金し
抜けたら有罪となるようにロビー活動する
そういう流れの中の一部品がDRMの不便さなのですよ
DRMがユーザーに歓迎される必要などないのです
出したものと得られるものと (スコア:2)
DRMのかかった作品もコピー品が出回っている現状を見ると、勝手な配布を防ぐ働きは期待できないようです。
> DRMに反対する方は、音楽や映像、書籍などのデジタルコピーの無断配布を防ぐDRMのような仕組みがなくても、確実にクリエイターが作品の対価を得られるとお考えだろうか。
DRMがあってもなくても、クリエイターが確実に作品の対価を得られるなんてことはないと思います。出来が悪ければボツになるわけだし。
> 作品の対価が得られなければ、作品が作られなくなってしまうのではないだろうか。
まあそれは当然のことでしょうね。無くなっても痛くも痒くもない、対価を得られない程度のものしか作れないのであれば。
かつてDATで音楽を聞きたいと思っても売っていませんでした。MDで音楽を聞きたくなった時も売っていませんでした。さらにMP3で聞きたくなった時にも売っていませんでした。しかたないので、CDを買って自分でダビングしていました。そうこうするうちに、SCMSとか、私的録音補償金とかが導入されました。ほしいものが売ってなくて、余分な出費と手間がかかって、おまけに真面目に購入しているのに泥棒扱いです。バカバカしくなって新譜を買わなくなってしまいました。
まあ諸々含めて、払った金に値するだけのものを提供できていないだけのことだと思います。だとすると売れないですから、産業としては成立しないでしょう。
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対価の補償をする必要はない (スコア:1)
著作権なるものの収入で食えるようになったのはここ百年くらい?
その前は素晴らしい音楽等は作り出せなかったのか。
ニコ動にあるように自由に楽曲を使えるようにした結果、玉石混交ではあるが大量の作品が作り続けられている。
いっそ著作権で金を得るということをやめた方が文化は発展するのではないだろうか。
Re:対価の補償をする必要はない (スコア:2, 興味深い)
その前は素晴らしい音楽等は作り出せなかったのか。
昔の素晴らしい音楽を作って飯を食ってた奴、言うなればプロフェッショナルには、宗教団体や絶対君主などのパトロンが付いてたのではなかろうか。
それはさておき、「俺には一銭も入らなくてもみんなが俺の曲を知っているだけで幸せ」のような心意気にのっかって、別の誰かがそいつの曲で財産を築くようなことが多くなれば、バカバカしくなって最終的には文化が滅ぶ気がする(極論)。
Re:対価の補償をする必要はない (スコア:2)
たとえ気に入らなくても、無料でないコンテンツは見たり聞いたりしたら買わなくちゃいかんのよ?
Re:対価の補償をする必要はない (スコア:1)
違法コピーが蔓延していると文化は衰退しますよ。新たに作るよりコピーする方が楽だから。
DRMのついたコンテンツは買わない (スコア:1)
買わないし、買いたくもない。
それだけです。
矛先が間違ってる (スコア:1)
音楽家の上前をはねて生きている人間や、
大量コピーを堂々と売っている人間を取り締まらない国家を
問題とすべきではないのか?
Re:矛先が間違ってる (スコア:2, 参考になる)
おれは、そういう「自分で全て何でもこなす完璧人間以外は去れ」的な思想は問題だと思う。
人は自分の得手不得手をみんなで補うもんじゃなかったっけ。
音楽を作るのは得意だが権利関係で争うのは苦手だ、
音楽自身は作れないが、法律は勉強してきたぜ、
そういった人々がタッグを組むことは間違いじゃないと思う。
賢いアーティストは (スコア:1)
DRMはカジュアルコピーの蔓延を防ぐという意味では成功しているけど、あれだけYoutubeに楽曲がアップロード
されてたり流し見が出来るようになると結果なんの意味も無いと思う昨今。
世界的な流れとして、賢いアーティストはレコーディング主体からライブ主体に場を移しているよね。
おかげで日頃滅多にお目に掛かれなさそうだったライブの日本公演が増えた。結構じじいばっかりだけど(笑)
DRMなんかで食い扶持をやせ細りながら守るよりもファン層の母体を大きくして収穫を増やす方が健全なあり方
だと思いますけどね。
Re:賢いアーティストは (スコア:2, 参考になる)
違法コピーに抵抗がない人はDRMクラックしたデータを入手して制限無くコンテンツを再生し、
一方で正規の手段でデータを入手した人は制限付きのコンテンツを制限内で再生している。
この辺りのバランスの悪さがDRMの評判が悪い主因じゃないかと思う。
カジュアルコピーは確かに防ぐ。
しかし、カジュアルコピーしか防げない技術で割を食うのが正規ユーザーになってしまっている。
正確には、制限された状態が商品の正しい姿であるわけだから、割を食うという表現は違うのかもしれないけれど。
Re:賢いアーティストは (スコア:2, 参考になる)
>DRMはカジュアルコピーの蔓延を防ぐという意味では成功しているけど、あれだけYoutubeに楽曲がアップロード
とある曲が聴きたくて、CDを探すもすでに廃盤
iTunes含めた既存のオンラインショップにもオンデマンドにも無い
Googleで探したら市販の4倍以上の値段のオークションばかり(これは海賊行為じゃないけど作者には一円もはいらない)
でもYoutubeにはころがってた。
もはや売る側がやる気本気で出さないと作者には一円も入らないってことじゃないの?
エンドユーザがどうこうっていうよりも売る側のやる気だと思うんだけど。
DRM以上に廃盤のデジタル復刻って結構重要な仕事だと思うのだが売る側のやる気とか権利関係がまとまらないとか、もうエンドユーザおいてけぼり感半端ないよね
#ちなみに今でも欲しいけど再販ないのよね
#このとぴみてまたYoutubeでちょろっと聴いた
#Axelayってゲームの雲海って曲です。
Re:賢いアーティストは (スコア:2)
要は「商売にならない」と判断した訳なんですから。
もろちん著作者の意向が優先されるべきですが。
ビジネスモデル (スコア:1)
著作権強化とかDRMの議論は、どこか、苦境に陥った日本の製造業と類似性がある気がする。
製造業、特に家電などはコモディティ化して、大量生産で定価販売という一方通行ビジネスモデルは成り立たなくなり、Apple, Google などに代表されるように、サービスとして顧客と製造業の間での双方向のビジネスモデルに付加価値の中心が移動してきている。
著作権重視派は、大量生産製造業型(一方通行)ビジネスモデルに固執している。一方、ユーザは双方向の自由度が欲しい。賢いアーティストがライブ重視なのも、双方向志向といえる。
そもそも芸術活動って双方向だったはずなのに、商業化して一方通行ビジネスモデルだけが正しいという前提で著作権の議論が行われている気がしてならない。
Re:ビジネスモデル (スコア:1)
「双方向」って言葉はちょっとおかしいですね。この手のビジネスモデルで使われる言葉は「体験を売る」で、たぶん、おっしゃってることはそっちの方が近いと思います。
LIVE-GON(リベゴン)