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僕が物心ついた頃、VAX11とか68020のSun3/4.2BSDあたり、だと、「スワップはメモリの3倍」と習いました。
メモリは貴重で高価でした。 32ビットCPUが採用された初期ですら、主記憶は数100KBとかせいぜい4MB(それ以上ほしい人はオプションメモリを買ってね)が標準でしたから。 一方、CPUは遅かった。CPU速度vsHDD速度比は今より数ケタ小さかったので、ページングのダメージは相対的に小さかった。 プログラム全体をメモリに置けないとページングが発生しますが、メモリが高価だった昔は「ページングは頻度が低ければよし、つまりスラッシングにならなければよし」という価値観でした。
たとえば、各プログラムの初期化ルーチンなどは、起動直後に利用された後はページアウトされても全体の性能悪化はごく少しです。 では、名目上のプロセスサイズのどれだけの部分が実メモリに乗っていれば、プログラムは調子よく(ページング動作による性能悪化が許せる程度で済む)走るかというと、1/3だと、OSの教科書に書いてあった(→ワーキングセット)と、記憶しているのですが元ネタの本を見つけだすことができません。
さて、ここからが、推測です。 昔の仮想記憶の実装だと、プロセスイメージの1/3が実記憶に載っている状態でメモリを目いっぱい使いきるにはスワップは3倍必要です。 その後の、「実メモリ使用量+スワップ使用量=プロセスイメージサイズ」という仮想記憶だと、2倍になりますね。
昔のUNIXはinetdなんてなくて、telnetd, ftpd, fingerd, talkd・・・とたくさんのサーバデーモンが起動されていました。何せメモリが足りないのでそれらdaemonは誰かに呼ばれるまでページアウトされているのが当然。というわけで、実際swapはたくさん使ってました。
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実メモリの2倍の根拠ってなんだったっけ? (スコア:1)
の根拠ってなんだったんでしたっけ?
また、同様にWindows 98使ってたころは
「Windowsのスワップファイルは実メモリの3倍、約束な!」
っていわれた記憶もあります。
なんかそれぞれのOSのページングのアルゴリズムに
依拠した数字なんでしたっけ?
屍体メモ [windy.cx]
Re:実メモリの2倍の根拠ってなんだったっけ? (スコア:3, 参考になる)
僕が物心ついた頃、VAX11とか68020のSun3/4.2BSDあたり、だと、「スワップはメモリの3倍」と習いました。
メモリは貴重で高価でした。 32ビットCPUが採用された初期ですら、主記憶は数100KBとかせいぜい4MB(それ以上ほしい人はオプションメモリを買ってね)が標準でしたから。 一方、CPUは遅かった。CPU速度vsHDD速度比は今より数ケタ小さかったので、ページングのダメージは相対的に小さかった。 プログラム全体をメモリに置けないとページングが発生しますが、メモリが高価だった昔は「ページングは頻度が低ければよし、つまりスラッシングにならなければよし」という価値観でした。
たとえば、各プログラムの初期化ルーチンなどは、起動直後に利用された後はページアウトされても全体の性能悪化はごく少しです。 では、名目上のプロセスサイズのどれだけの部分が実メモリに乗っていれば、プログラムは調子よく(ページング動作による性能悪化が許せる程度で済む)走るかというと、1/3だと、OSの教科書に書いてあった(→ワーキングセット)と、記憶しているのですが元ネタの本を見つけだすことができません。
さて、ここからが、推測です。 昔の仮想記憶の実装だと、プロセスイメージの1/3が実記憶に載っている状態でメモリを目いっぱい使いきるにはスワップは3倍必要です。 その後の、「実メモリ使用量+スワップ使用量=プロセスイメージサイズ」という仮想記憶だと、2倍になりますね。
昔のUNIXはinetdなんてなくて、telnetd, ftpd, fingerd, talkd・・・とたくさんのサーバデーモンが起動されていました。何せメモリが足りないのでそれらdaemonは誰かに呼ばれるまでページアウトされているのが当然。というわけで、実際swapはたくさん使ってました。