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日本人エンジニアは海外を目指すべきか」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2006年08月03日 4時12分 (#990041)
    米国ベイエリアで働いて8年になります。20人から200人程度のスタートアップ3社と、買収されて45,000人の大企業で働いたことがあります。それ以前は、日本のSIで働いていました。
    勤務時間
    だいたい、9:00-18:00くらいではないでしょうか?僕は子供をアフタースクールから引き取りにいかなければならないので、7:30から5:00までオフィスにいて、家で1〜2時間働く、というパターンが多いです。ドットコムブームの頃は21:00くらいまで残る事もありましたが(夕食は会社持ち)、今はVPN、VNCのおかげで家から作業ができます。Sunのオフィスにいったとき、「今、午前2時。家族のことを省みなくていいのですか?」というポスターがコピー機の前に貼ってあるのをみた事がありますから、遅くまで働いている人はいるのでしょうが、少なくともサンフランシスコでは、夜になると治安の心配もありますし、そもそも駐車場が7時くらいでしまってしまうところも多いです。
    休暇
    有給は日割りで増えていく訳ですが、だいたい2週間くらいです。それに、私用で取れる休日が2日くらい、病欠用の休日が3-5日という感じでしょうか。それに加え、11月の感謝祭、12月のクリスマスの週は、そもそもオフィスに人がいなくなるので、スローになります。休みは、プロジェクトの最中だろうと、取る人はとります。ただし、3ヶ月くらい前までには計画を上司に伝えておく事が多いです。カリフォルニアでは、男性でも6週間の育児休暇がとれます。昨年は上司と交渉して、リモート勤務と休暇をあわせて3週間日本に滞在しました。
    給与
    これはもうピンキリなわけですが、例えばシニアJavaデベロッパーで、サンフランシスコエリアであれば、平均年収は$113,355 [salary.com]らしいです。僕の感覚では、この辺りではIT関連の職はまたホットになってきたようで、シニアの給与はもう少し高いのではないか、と思います。ただし、オフショアの影響で、エントリーレベル、サポートなどの職は確実に減っていると思います。そもそも、アメリカの仕事環境は新卒の人には厳しくできています。ですから、学生は夏休みの間に必死にインターンをして、職歴をレジュメにのせられるようにするのです。今の職場にも、UCバークレーのコンピュータサイエンスの学生がきています。日本から来ようという人も、まずは日本で経験を積んで、レジュメにキーワードを詰め込める状態にする事が重要だと思います。
    職探し
    僕は専らCraig's List [craigslist.org]で仕事探しをします。まずはこちらの企業が、どういう技能を求めているか、調べてみてください。70%くらいは合致していないと、書類選考をクリアするのは難しいとおもいます。最も、出している側もよくわかっていない事も多いのですが。僕はだいたい2-3年毎に転職しています。シリコンバレー全体が一つの会社で、一つ一つのスタートアップは、部署にすぎないと割り切っています。年金は401Kでポータブルですし。
    言葉
    まず、僕の周りのエンジニアは7割以上が米国人以外です。ですが、ほとんどの人は大学か、院は米国で卒業しています。ですので、アメリカンイングリッシュネイティブの人は少ないですが、たどたどしい人はほとんどいません。エンジニアであれば、セールストークをしたりする必要はないですし、話し相手に共通の知識があるので、一般人と会話するよりははるかに楽ですが、自分の意見をそれこそ(日本人の感覚では)全速力で伝えないと、議論についていけません。これは、言語の問題ではなく思考と議論のスタイルの問題です。仮に彼らが日本語を話し、こちらが日本語で応えられるとしても、論点をまとめ、根拠を並べ、相手の理屈を論破するのは大変だと思います。会議の流れにあわせて黙っているような人は、無能と見なされます。
    ビザ
    僕はこちらの会社に就職するときにグリーンカードをサポートしてもらって、出るまでの2年間はH1で働きました。会社にとって必要な人材だと認識されれば、ビザサポートはあり得ると思います。ま、その分現金収入は引かれるのかもしれませんが。会社の負担は、おそらく1万ドル程度なのではないでしょうか。(申請、弁護士など)でも、ビザは本当にタイミングです。人不足、ホームランドセキュリティの方針などでぶれまくりますから、情報を収集して、ベストのタイミングでアクションすれば、可能性はあると思います。あとはFビザできてから、インターンをして、会社に自分の能力を認めさせるというのも手だとおもいます。

    ぶっちゃけ、こちらにきて後悔は全然ありません。自分の専門性を追求できるし、処遇はいいし、街は住みやすいし。ただ、日本では自己主張が強くて、「出る杭」になるようなタイプの人じゃないと、こっちでやっていくのはちょっと大変なんじゃないかな、と思います。

アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

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