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翻訳者のリソース不足もありますが、編集・校閲など品質管理する側の問題も大きいように思えます。日本語として適当か、読んで理解できる内容に仕上がっているかをチェックするのは彼らの仕事ですから。
1、原書は普通なのに訳す段階で誤訳一歩手前の下手な翻訳のために、和訳が理解し難いものになっている。
以前に「0、原書は普通なのに日本語になっていない」というのもありますしね。(大概、原文を想像すれば読める)
文脈上、「独特の実装」となるはずの部分が「一意の実装」となっていた本を(文字通り)ぶん投げたことがあります。 #もちろん他の部分も同様。 #ほぼ機械翻訳のまま、技術用語のみ全文置換をかけた感じでしたね。
思わず出版社の編集部にこれはひどいんじゃない,とメールしちゃいましたが・・・. ちゃんとした翻訳ができる人は不足しているので仕方ないみたいです.
ひどい訳でも訳者は本名/略歴を隠さずに出してる例が多いので,翻訳者自身はちゃんとできているつもりで居るのかも.
技術書の和訳本で、「原著もさることながら訳が素晴らしい」という評価を一度も見たことがありません。知っている限り、一例もありません。Amazon の書評だけではありません。口コミ含めてです。
こちらの話は聞いたことがあります。有志によるerrata [objectclub.jp]が出ましたね。
第2版 [pearsoned.co.jp]が出てますが、訳は直っているのでしょうか?
#悪魔本 [ascii.co.jp]も訳がどうとかMLで話が出てた。
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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである
「計算機プログラムの構造と解釈」 (スコア:2, 参考になる)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489471163X/
Re:「計算機プログラムの構造と解釈」 (スコア:1, 興味深い)
一度も見たことがありません。
知っている限り、一例もありません。
Amazon の書評だけではありません。
口コミ含めてです。
そこまで技術系の翻訳者はダメ揃いなのでしょうか?
むしろ最近では、原典が素晴らしければ素晴らしいほど、
作法として、和訳を貶さなければならないものだと考えています。
具体的な指摘がない限り、物知り顔の評者の「和訳がダメ」は
「原典が素晴らしい」と読み替えたほうがよろしいかと。
Re:「計算機プログラムの構造と解釈」 (スコア:2, すばらしい洞察)
そもそも、文芸書じゃぁないんだから技術書で「すばらしい訳」なんてされたら困るんじゃないですか?
#原著の説明では分かりにくいところを訳注で補ったりとか、
#原著が書かれた後の変化に対してフォローを入れたりとかいうのはありだろうけど。
Re:「計算機プログラムの構造と解釈」 (スコア:4, 興味深い)
これは同感。
これとは別の話としてAmazonなどで「訳が悪い」と言われている
ものには3種類存在します。
1、原書は普通なのに訳す段階で誤訳一歩手前の下手な
翻訳のために、和訳が理解し難いものになっている。
2、原書に忠実に訳しているのに、原書が理解し難いので
和訳が理解し難いものになっている。
3、原書も翻訳も問題ないのに、内容が難しいので理解でき
ないのを翻訳のせいにしている。
本当に「翻訳が悪い」のは1だけですが、Amazonの書評では
3の例が結構ありそうです。高度な専門書なんて、どれだけ
上手に訳しても素人には理解困難なものです。こういう人は
訳本でなくても理解できないのは変わりません。
>そこまで技術系の翻訳者はダメ揃いなのでしょうか?
まともな翻訳者も執筆者もいますが、極めて少数だと思います。
高い技術力が求められる上に報酬が十分とは言えない現状では
当然の結果です。
優れた技術系の翻訳者は、
1、翻訳(英文和訳)の能力
2、その専門分野の技術知識
を兼ね備えている必要があります。翻訳者に限らず2の条件を
満たす人さえも不足している現状で、1の能力も兼ね備えた
人材がそんなにいるわけがないでしょう?
Re:「計算機プログラムの構造と解釈」 (スコア:1, 参考になる)
翻訳者のリソース不足もありますが、編集・校閲など品質管理する側の問題も大きいように思えます。
日本語として適当か、読んで理解できる内容に仕上がっているかをチェックするのは彼らの仕事ですから。
以前に「0、原書は普通なのに日本語になっていない」というのもありますしね。(大概、原文を想像すれば読める)
文脈上、「独特の実装」となるはずの部分が「一意の実装」となっていた本を(文字通り)ぶん投げたことがあります。
おかげで原典に当たるのに抵抗がなくなったので、四千円分恨みつつ、ちょっと感謝していたりします(笑)。#もちろん他の部分も同様。
#ほぼ機械翻訳のまま、技術用語のみ全文置換をかけた感じでしたね。
Re:「計算機プログラムの構造と解釈」 (スコア:0)
編集でも監修でもできる範囲内で直してますよ。
だけどダメな翻訳者の場合だと、全体的にダメなんです。
そうなったらもう修正できないですよ。結局そのまま出すことになります。
ダメな翻訳と知りながら出さざるを得ない。これが現実。
良い翻訳であっても悪い翻訳であっても、あまり売上に関係ないんです。
ほとんどの場合どうせ数千部しか売れないんです。
良い翻訳だからって売上が伸びるということもありません。
こんな状況で、積極的に翻訳の質を良くしようなんて、思えませんよね。
がんばってる会社はありますけど、翻訳だけで採算に乗せるのは至難の業。
翻訳だけだと、ほんともう趣味かボランティアの世界ですわ。
Re:「計算機プログラムの構造と解釈」 (スコア:1)
商業ベースだと確かに難しいか。
せめて駄目な訳者、良い訳者を抽出したリストでも作って、ここでも 2ch ででも展開できないかな。
間接的にでも淘汰の一助になればいいんだけど。
Re:「計算機プログラムの構造と解釈」(オフトピ?) (スコア:0)
「誤った記述を見つけたときノートに書き込むか、2chに書き込むか」という
大変興味深いやり取りがあったのですが。
正しい訳かどうかは多数決で決まるわけではありませんから
賛同者を集める必要はありませんよね?
誤訳の箇所を見つけたとき、出版社にメールで指摘するのと
2chに書き込むのと、労力はあまり変わらない気がしますし
訂正リストや改訂版の発行、翻訳者の技術の向上等の成果が
得られる可能性は大きく上がると思いますが、どうでしょう?
翻訳者の「淘汰」が目的なら確かに2chの方が近道なのだと思います。
自分は優れた翻訳者を育てることに協力したいですが。
Re:「計算機プログラムの構造と解釈」 (スコア:1)
思わず出版社の編集部にこれはひどいんじゃない,とメールしちゃいましたが・・・. ちゃんとした翻訳ができる人は不足しているので仕方ないみたいです.
ひどい訳でも訳者は本名/略歴を隠さずに出してる例が多いので,翻訳者自身はちゃんとできているつもりで居るのかも.
Re:「計算機プログラムの構造と解釈」 (スコア:1, 参考になる)
私の知る範囲では、プログラミングMicrosoft Visual Basic .NET〈Vol.1〉基礎編 マイクロソフト公式解説書 [amazon.co.jp] の toytoy2 氏の書評が例外ですね。確かにこの本は内容も訳もよく、おすすめです。
# VB6 は大嫌いだが VB.NET には惚れているので AC
酷い訳は、現実に存在します。 (スコア:0)
Extreme Programming Explained とか、
Python Desktop Reference (だっけ)の最初の訳とか。
Re:酷い訳は、現実に存在します。 (スコア:2, 参考になる)
Amazonのカスタマーレビュー [amazon.co.jp] にも批判が書かれていますが、単語を無視して 訳している部分もあり、ひどいにもほどがあります。
原文 [gnu.org]を ダウンロードして読むか、 若干古いのですが、 GNU Make日本語訳(Coop編) [ecoop.net] を読む方が良い本です。
Re:酷い訳は、現実に存在します。 (スコア:1)
こちらの話は聞いたことがあります。有志によるerrata [objectclub.jp]が出ましたね。
第2版 [pearsoned.co.jp]が出てますが、訳は直っているのでしょうか?
#悪魔本 [ascii.co.jp]も訳がどうとかMLで話が出てた。
Re:酷い訳は、現実に存在します。 (スコア:0)
おかげで斎藤信男の名前を覚えた。
Re:「計算機プログラムの構造と解釈」 (スコア:0)
大変読みやすかったです。
和書の序文によると、原書の構成を大幅に変更して図も大量に追加しているそうです。
Re:「計算機プログラムの構造と解釈」 (スコア:1)
昔は英語/日本語を試験中に選択できたので良かったのですが、
今は日本語を選択すると日本語だけになってしまい少々不便。
更にメジャーではないベンダー試験はもっと酷い場合も・・・。
#オフトピ気味だけどID
Re:「計算機プログラムの構造と解釈」 (スコア:0)
Re:「計算機プログラムの構造と解釈」 (スコア:3, 参考になる)
http://mitpress.mit.edu/sicp/ [mit.edu]
Re:「計算機プログラムの構造と解釈」(オフトピ) (スコア:1)
私が調べたときは、1ページ目の京都大学のURLで示されたページから見つかりました。
URLを教えてあげるのは一般的には親切ではあるけど、今回の件に限れば、/.に来るような人には、
蛇足かなって気もする。
とはいっても、mnrさんの知識と親切心に対しては相応の敬意は払いたい。