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自然と,研究に専念していただくということになります. 日本人の後輩の研究指導が出来るまでになる留学生は少ないです. 今回の相談主は情報系の分野と言うことなので,薬剤の取り扱いや廃液処理といった雑用は存在しません. 上のほうで例示されている教授の出張の手配などは,院生に押しつけない先生を選ぶしかないですね.ただし,教授が引率して学生を出張に連れて行く場合に,宿の手配を学生に任せるくらいは大目に見て欲しいな.
並列の研究だt,並列コンピュータを(はんだごてを握って?)自作するとか,PCをたくさん並べて配線してクラスタを作るとか,そういう労働はやらないといけないことがあります.これは研究の一環と言うことで.
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人
日本の大学は雑用が多い? (スコア:2, すばらしい洞察)
研究以外に雑用とかてんこもりという印象があるのですがどうでしょうか?
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:1, 参考になる)
・学会があると、(教授の)宿の手配
・研究室の掃除
・実験用廃液とかの、産業廃棄物系の処理
・消耗品類(洗浄液とか)の日々の在庫管理と、業者への発注、伝票管理
・危険な薬品を使っていたので、それらの管理と、書類作り
・研究室旅行/宴会の手配(教授が大好きだからやらないわけにいかない)
・教授にお客さんが来たときのお茶出し(その度に実験の手が止まるので、意外に大変!)
・研究室にかかってくる電話の応対。これがまた、マンション勧誘とかウザいのが多い
・実験装置は24時間稼働のため、そのメンテナンス
って感じだったかな。もちろん、これらは全て無給……どころか授業料を払っています。
雑用てんこもりというより、雑用がメインで、その合間にようやく研究ができます
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:2, 参考になる)
・消耗品類(洗浄液とか)の日々の在庫管理と、業者への発注、伝票管理
・危険な薬品を使っていたので、それらの管理と、書類作り
・実験装置は24時間稼働のため、そのメンテナンス
・研究室にかかってくる電話の応対。これがまた、マンション勧誘とかウザいのが多い
ぐらいは院生の(というか研究室の人間として)仕事だと思います。
消耗品や危険な薬品等の管理はわかっている人間がするべきだし、実験装置のメンテナンスは実験している人がするべき。他に誰にしろと?
電話対応は誰と言わず、そのとき出れる人がやらないと。なりっぱなしでほっとくわけには行きません。
・学部4年生の卒論指導
これは程度もの。
・研究室の掃除
掃除は研究室と言ったって、理工学系等の機器機材が大量にある部屋ならばわかっている人間がすべきかと。危険であったり、デリケートなものだったりした場合は、清掃業者には無理。そうじゃなければ専門業者が入ったほうが。定期的に入る人がいたほうが整理整頓が進むし。
・実験用廃液とかの、産業廃棄物系の処理
これもわかっている人間がすべき。ただし、業者への引渡しまでの管理、とかではなく中和等までやれと言われればそれは院生の仕事じゃないわな。
・学会があると、(教授の)宿の手配
・研究室旅行/宴会の手配(教授が大好きだからやらないわけにいかない)
・教授にお客さんが来たときのお茶出し(その度に実験の手が止まるので、意外に大変!)
ここらへんは明らかに院生の仕事ではないと思いますが。(宴会手配等好きなら別に可)
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:3, 興味深い)
理由は、博士課程の学生を多数擁しているならともかく、そうでなければ学生の入れ換えが頻繁にすぎるからです。自分が日本の大学院で研究室に所属していたときの経験でも、引き継ぎが大変だったことをよく覚えています。もちろんマニュアルにしろ注意点にしろちゃんと引き継がれるように努力はしていましたけれど、どうしても抜け落ちていってしまう事柄もあり、正直不安でした。危険な薬品やガスが関わるならばなおさらです。
もう一つ、これは学生への教育が甘いだけかもしれませんが、学生はどうしても管理についての責任を甘く考えがちなように感じられます。学生が装置の管理をまかされたとして、その装置に不具合が発生したとき、たまたまその本人がその装置をあまり使っていなくて困っていなかったりすると、処置をどんどん後回しにされてしまったり。
以下体験談。
・砒素の粉塵に満ちた実験室
・吸気系が動かないドラフト(意味無し!)
・火を噴く配管(中身は爆発性ガス)
・鳴り響く毒ガス警報機(「あれ壊れてるんすよ」と管理の学生談)
・手をかざすと真空度がよくなる気圧計(いや、ぜってー壊れてるって!)
どれもいい思い出ですけどね……
学生の行っている実験に特有の装置ならともかく、広く共有されている実験装置や危険物の管理は専門の管理者を用意してほしいと思いました。
とは言うものの、細々とした作業で得られる経験や知識も貴重なものです。米国の大学の研究室に滞在した経験では、米国では、学生の仕事は作業ではなく研究、ということで、学生が実験装置に手を加えたりする機会は少なく、ちょっとした補修や改造でも技官や業者に依頼していたように感じられました。恐らくはその結果だと思うのですが、少なくとも実験系では、日本の学生の経験・知識は米国の学生に比べて格段に豊富であると感じています。そのようにして得られた経験は研究の方向の修正や応用において必ず生きてきます。上記したように学生の仕事というのは個人的には不安なのですが、装置の保全や安全性に支障が出ない範囲でなら、学生さんにはそのような作業を面倒くさがってほしくないとは思いますね。
もちろん、お茶汲みは論外。
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:1, 参考になる)
>・危険な薬品を使っていたので、それらの管理と、書類作り
>・実験装置は24時間稼働のため、そのメンテナンス
>・研究室にかかってくる電話の応対。これがまた、マンション勧誘とかウザいのが多い
>ぐらいは院生の(というか研究室の人間として)仕事だと思います。
そうですね。このへんは就職してからも役に立ってるんじゃないですか?
というか、電話は自分あてにかかってくることもあるでしょう?共同研究とか、
物品購入とかで。(最終的な購入の決断はともかく、研究にはどのような物品が
必要かを選定したり仕様を詰めたりするのも研究のうち。整備された装置を
あてがわれて、たんに実験操作と考察をすればいいというのでは大学院生と
しては失格。)
実験装置のメンテナンスや薬品の管理だって、失敗しても責任を取らなくてもいい状況で
装置のメンテナンスができる機会なんて、卒業したらもうないですよ。(万一事故があれば、
いちおうスタッフの責任ですから。そういう意味では、学生にそういうことを
任せるスタッフが腹をくくることで学生を育ててるんですよ)。
お茶くみとかは、完全に雑用ですね。学生がやることではない。たしかに社会人になるまでに
できたほうがいいことだけど、大学生にもなってお茶くみもできないようじゃまずいから
みんな当然できるはずだし、訓練の必要のないような用事を学生にやらせてはいけない。
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:0)
#もちろん、大学で訓練することではありません。
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:2, すばらしい洞察)
一部を除き、これ雑用か?
もちろん程度によるし、スタッフが暇なのに全くやらないってのは論外だが
会社勤めの研究者だって、これくらいやっているぞ
>これらは全て無給……どころか授業料を払って
だから、会社員とは違うとのこと?
あなたの授業料、仮に国立として50万円/年
学生30人として、研究室で1500万円/年の収入
これじゃ、教授一人雇えないぞ、部屋も無いぞ
残りの金は、すべて税金です
これくらいやって貰わないと、、、、、、、、
(NOVAや習い事の授業料と比較してみ)
気持ちは分かるが、学生気分と言われてもしゃぁないです
蛇足だが
人を一人雇うと、雇われた人の収入と同じ〜二倍の金が必要です
年収1千万の人を雇うには、2千万近くが必要です
その辺も考えて、研究室の収支を考えてみてください
そこに投入されている税金を考えて見てください
それだけの仕事をあなたはやっていますか?
会社入ってもそう、自分の年収の3倍稼いで一人前
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:0)
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:0)
> これくらいやって貰わないと、、、、、、、、
意味がわかりません。どういうことですか?
学生は勉強/研究をするために大学に来ているわけで雑用をするために来ているわけではありません。
学費が足りないなら値上げすればいいだけでしょ?
学費値上げの代わりに学生が雑用してください と明言しているならともかく、税金を投入しているから雑用をしろとはどういうことですか?
(税金を投入しているんだから勉強/研究しろならわかりますけど。)
なんか税金税金と言えば全てに説得力を持たせられると勘違いしてませんか?
日本は払った税金の量によって、その人の権利が変わる社会じゃないんですが。
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:0)
しかし、人を雇うには非常にコストがかかり、また産学連携等で費用を稼ぐにも、一人を雇うためにかかるコストは単純にその人の年収分だけというわけにはいかないのでそう簡単には無理だ。
つぎ込める金の量は決まっているので、現実問題としてその中でやっていくしかないということは、実社会でも大学の中でも同じ。
なので「金を払っているから」と胡坐をかかずに、今ある予算の中で現在のレベルを維持するために、院生諸君にもある程度の協力は仰がなければ無理であり、理想はわかるが仕方の無いことだ。
そういいたいのではないでしょうか。
#自分でも文章から無理矢理解釈していると思うのでAC
#でもこういうことが言いたいんじゃないかなー。
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:3, 参考になる)
自然と,研究に専念していただくということになります. 日本人の後輩の研究指導が出来るまでになる留学生は少ないです.
今回の相談主は情報系の分野と言うことなので,薬剤の取り扱いや廃液処理といった雑用は存在しません. 上のほうで例示されている教授の出張の手配などは,院生に押しつけない先生を選ぶしかないですね.ただし,教授が引率して学生を出張に連れて行く場合に,宿の手配を学生に任せるくらいは大目に見て欲しいな.
並列の研究だt,並列コンピュータを(はんだごてを握って?)自作するとか,PCをたくさん並べて配線してクラスタを作るとか,そういう労働はやらないといけないことがあります.これは研究の一環と言うことで.
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:1)
文系だと純粋な雑用って書籍・資料・書類の管理ぐらいだもの。
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:1)
今の会社での仕事は*全て*雑用なわけですが。
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:0)
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:0)
そのために事務職や技術職のスタッフがいるわけだし。
日本の大学の問題は、十分な人数のスタッフが確保されていないので、
教員が雑用で忙しくて、学生の教育がおろそかになったり、
本来学生がやるべきでない仕事まで、学生がこなさなくては
ならなかったりするわけです。
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:1)
雑用専門の派遣会社作って、個別の研究室でなく大学と契約して、個別の研究室へ人材派遣、その事業を全国規模で展開、とかやったらビジネスになるかな? いろんな大学のいろんな研究室との直接のコネも出来るし。
いっぺんベンチャー提案してみようかしらん(笑)
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:2, すばらしい洞察)
>ベンチャー提案してみようかしらん(笑)
派遣会社に頼むお金があったら、自前で雇いますよ
ご自身が書かれているように、無い袖は振れない
それとも、大学職員は基本的にパーマネントのため、雇用がしずらいけど、
派遣・契約社員なら雇いやすいし安上がりとの判断でしょうか?
今や多くの助手やPDは任期付きです
彼らこそ、雑用に加え研究もし、一日15時間労働でも文句を言わず
さらに、都合が悪くなれば、1−2年でクビの切れる貴重な存在です
旧帝大でもこんな状態で、さらに予算や人員削減されておりますから
派遣会社にお金を回す余裕など無いでしょう
ビジネスモデルつぶして申し訳ない
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:1)
例えば、「同じような雑用」をこなすのにも教育が必要です。1-2年で入れ替わる人材に、そのたびに本来の研究のための教育に加えて「同じような雑用」をこなすための教育を各研究室や大学で施すのは、無駄です。その分本来の研究活動に集中していただく方が、社会全体の利益にもなります。
もちろんビジネスですから、どこからか対価をいただく必要があります。その相手は、大きな大学ならは個別に、中小規模の大学ならば連合体に、もしくは自治体や国に、となるでしょう。個別の研究室と直に繋がりを持てる特性を活かし、そのツテを提供するかわりに民間企業から広く薄く対価を貰うという手段もありでしょう。
……という考えなのですが、まずいですかね。すみません。
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:0)
>派遣・契約社員なら雇いやすい
雇用される側の都合よりも、自前で雇うより、コストの視覚化、
説明責任の分離を計るという雇用側の視点が欠けています。
「自分でやとう金」があったにせよ、無かったにせよ目的に専念したければ
コストの説明責任という雑用のための雑用はしたくないでしょう。
(コスト意識など全く気にしないほどの金を前提にするとなれば、
派遣会社に頼むほどの金とはだいぶ違った話。)
単に、コスト面で派遣やオフショアの採用不採用を決定するのは、
失敗者に多い言動・行動です。気をつけてください。
もっとも
>彼らこそ、雑用に加え研究もし、一日15時間労働でも文句を言わず
>さらに、都合が悪くなれば、1−2年でクビの切れる貴重な存在です
本当に、そうした劣悪環境でも文句言わない人間を潤沢に確保できると言う
前提があるのなら、そういう視野に陥るのも解る気はするけど。
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:2, 興味深い)
一口に雑用といっても、大別すると二種類あります
一つは、お茶くみ、電話取り、一部の会計など
あまり、特殊スキルの必要のない作業
これらは、お金に余裕のある研究室なら秘書を雇って対処します
お考えの人材派遣会社から来ていただく必要性は薄いです
もう一つは、雑用といっても、高度な専門性が必要とされる雑用で
機器のメンテナンスや、溶媒の廃棄、報告書のまとめ、場合によっては実験室の掃除も専門知識が必要です
これらは、それこそ研究室ごとの事情と科学的専門知識が必要とされるため
あらゆる研究室を渡りあうことができ、さらに即対応できるような人材は居ないでしょう
それだけの専門知識があれば、(待遇をのぞけば)研究者をしています
当然、これらの専門的雑用はスタッフが対応しますが
スタッフ数に比べて、仕事量が圧倒的に多いのが問題です
さらに、ドラフトの点検や環境測定など、研究室ごとに共通の内容で
かつ専門知識が必要とされる雑用は、可能であれば外部に頼みたいのですが
外部で頼むと、ものすごいお金をとられます
従って、少々面倒でも、スタッフ自ら行うか
スタッフがどうしても行えない仕事は、少ない研究費から捻出を行うか学校が負担しますが
どっかにお金をかければ、どっかで減らされるので、トータルでメリットは少ないです
従って、定常的にいろいろな研究室で雇われるような、雑用専門職は
なかなか、ビジネスになりにくいと思いますよ
仮にビジネスとして成り立つなら、すでに定着しているのでは?
いかがでしょう?
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:1)
本当に個々の研究室単位で異なる仕事については、ご指摘の通り流石に入り込めないでしょうし、そうするべきでもないでしょうね。研究のノウハウに関わる部分でもあるでしょうから。
そのほかの部分については、対価をどこからどういう形で貰うかさえ折り合いがつけば、なんとかなりそうな印象です。個々の研究室に割り当てられている研究費を削る形では、研究活動の阻害要因になってしまうので需要は見込めないでしょうけど、逆に言えばそこをクリアできれば、面白いことができるかもしれないですね。
何よりも、研究活動の何らかのサポートができるかもしれないということは、勉強は好きだったけど院は諦めざるを得なかった者として(不謹慎ですが)わくわくします。
ちょっと考えてみます。ありがとうございました。
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:1)
仕事として成立するなら、こういう形で、研究に参加する人がいるのも、面白いと思いますし
科学や研究は研究者の独占物ではない、社会も楽しいと思います
私なんかが考えつかない、面白いアイデアを是非考えてみてください
こちらこそ、ありがとうございます