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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
日本の大学は雑用が多い? (スコア:2, すばらしい洞察)
研究以外に雑用とかてんこもりという印象があるのですがどうでしょうか?
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:1, 参考になる)
・学会があると、(教授の)宿の手配
・研究室の掃除
・実験用廃液とかの、産業廃棄物系の処理
・消耗品類(洗浄液とか)の日々の在庫管理と、業者への発注、伝票管理
・危険な薬品を使っていたので、それらの管理と、書類作り
・研究室旅行/宴会の手配(教授が大好きだからやらないわけにいかない)
・教授にお客さんが来たときのお茶出し(その度に実験の手が止まるので、意外に大変!)
・研究室にかかってくる電話の応対。これがまた、マンション勧誘とかウザいのが多い
・実験装置は24時間稼働のため、そのメンテナンス
って感じだったかな。もちろん、これらは全て無給……どころか授業料を払っています。
雑用てんこもりというより、雑用がメインで、その合間にようやく研究ができます
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:0)
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:0)
そのために事務職や技術職のスタッフがいるわけだし。
日本の大学の問題は、十分な人数のスタッフが確保されていないので、
教員が雑用で忙しくて、学生の教育がおろそかになったり、
本来学生がやるべきでない仕事まで、学生がこなさなくては
ならなかったりするわけです。
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:1)
雑用専門の派遣会社作って、個別の研究室でなく大学と契約して、個別の研究室へ人材派遣、その事業を全国規模で展開、とかやったらビジネスになるかな? いろんな大学のいろんな研究室との直接のコネも出来るし。
いっぺんベンチャー提案してみようかしらん(笑)
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:2, すばらしい洞察)
>ベンチャー提案してみようかしらん(笑)
派遣会社に頼むお金があったら、自前で雇いますよ
ご自身が書かれているように、無い袖は振れない
それとも、大学職員は基本的にパーマネントのため、雇用がしずらいけど、
派遣・契約社員なら雇いやすいし安上がりとの判断でしょうか?
今や多くの助手やPDは任期付きです
彼らこそ、雑用に加え研究もし、一日15時間労働でも文句を言わず
さらに、都合が悪くなれば、1−2年でクビの切れる貴重な存在です
旧帝大でもこんな状態で、さらに予算や人員削減されておりますから
派遣会社にお金を回す余裕など無いでしょう
ビジネスモデルつぶして申し訳ない
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:1)
例えば、「同じような雑用」をこなすのにも教育が必要です。1-2年で入れ替わる人材に、そのたびに本来の研究のための教育に加えて「同じような雑用」をこなすための教育を各研究室や大学で施すのは、無駄です。その分本来の研究活動に集中していただく方が、社会全体の利益にもなります。
もちろんビジネスですから、どこからか対価をいただく必要があります。その相手は、大きな大学ならは個別に、中小規模の大学ならば連合体に、もしくは自治体や国に、となるでしょう。個別の研究室と直に繋がりを持てる特性を活かし、そのツテを提供するかわりに民間企業から広く薄く対価を貰うという手段もありでしょう。
……という考えなのですが、まずいですかね。すみません。
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:2, 興味深い)
一口に雑用といっても、大別すると二種類あります
一つは、お茶くみ、電話取り、一部の会計など
あまり、特殊スキルの必要のない作業
これらは、お金に余裕のある研究室なら秘書を雇って対処します
お考えの人材派遣会社から来ていただく必要性は薄いです
もう一つは、雑用といっても、高度な専門性が必要とされる雑用で
機器のメンテナンスや、溶媒の廃棄、報告書のまとめ、場合によっては実験室の掃除も専門知識が必要です
これらは、それこそ研究室ごとの事情と科学的専門知識が必要とされるため
あらゆる研究室を渡りあうことができ、さらに即対応できるような人材は居ないでしょう
それだけの専門知識があれば、(待遇をのぞけば)研究者をしています
当然、これらの専門的雑用はスタッフが対応しますが
スタッフ数に比べて、仕事量が圧倒的に多いのが問題です
さらに、ドラフトの点検や環境測定など、研究室ごとに共通の内容で
かつ専門知識が必要とされる雑用は、可能であれば外部に頼みたいのですが
外部で頼むと、ものすごいお金をとられます
従って、少々面倒でも、スタッフ自ら行うか
スタッフがどうしても行えない仕事は、少ない研究費から捻出を行うか学校が負担しますが
どっかにお金をかければ、どっかで減らされるので、トータルでメリットは少ないです
従って、定常的にいろいろな研究室で雇われるような、雑用専門職は
なかなか、ビジネスになりにくいと思いますよ
仮にビジネスとして成り立つなら、すでに定着しているのでは?
いかがでしょう?
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:1)
本当に個々の研究室単位で異なる仕事については、ご指摘の通り流石に入り込めないでしょうし、そうするべきでもないでしょうね。研究のノウハウに関わる部分でもあるでしょうから。
そのほかの部分については、対価をどこからどういう形で貰うかさえ折り合いがつけば、なんとかなりそうな印象です。個々の研究室に割り当てられている研究費を削る形では、研究活動の阻害要因になってしまうので需要は見込めないでしょうけど、逆に言えばそこをクリアできれば、面白いことができるかもしれないですね。
何よりも、研究活動の何らかのサポートができるかもしれないということは、勉強は好きだったけど院は諦めざるを得なかった者として(不謹慎ですが)わくわくします。
ちょっと考えてみます。ありがとうございました。
Re:日本の大学は雑用が多い? (スコア:1)
仕事として成立するなら、こういう形で、研究に参加する人がいるのも、面白いと思いますし
科学や研究は研究者の独占物ではない、社会も楽しいと思います
私なんかが考えつかない、面白いアイデアを是非考えてみてください
こちらこそ、ありがとうございます