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学部で遊び呆ける→就職決まらない→院に逃げる→惰性で研究をこなす→就職の段になってさあどうしようと考える
プログラムは実務でも覚えられるし,上っ面だけ修得してもすぐ陳腐化する.また,専門学校等でも修得してくる人がたくさんいます.でも,せっかく大学にいるなら,たとえIT系志望でも
・物理,数学,特に確率・統計 ・情報科学(計算可能性や情報量等) ・形式言語理論(生成文法等とオートマトン) ・メカトロ関係(モータやセンサ) ・制御理論 ・論理回路やアナログ回路の基礎 ・離散システム理論(工程管理やスケジューリング) ・線形計画法やグラフ理論などの最適化理論 ・メディア理論(視聴覚特性の基礎や画像・音声圧縮) ・流体力学や熱工学と有限要素法関連 ・ゲーム理論・オペレーションズリサーチ
などを勉強しておくのがいいのではないでしょうか.こういうのは,なかなか実務では勉強する機会がありません.体系的に学習できるのはいまのうちです.どうも学生さんは,授業がつまらない実用価値のないものだと思い込んでいる節があって損をしているようです.
いわゆる大学出なら,こういうのを必ずしも覚えている必要はありませんが,一通り学生時代に経験するのが必要だと思います.実務で問題にぶち当たったとき,どの教科書を開いて勉強し直せばいいか分かる,というのが大事です.IT系だからといってプログラミング等の実戦的スキルだけでは,単なる労働力として量り売りされる身分にしかならないでしょう.事業の根幹をコントロールするには上のような知識はムダではないはずです.また企業でも特に一流企業は,半端に実務スキルを持った者より,上のような基礎知識を身につけた者が本当は欲しいはずです.自動車・電機関係のみならず,google等の純粋IT企業でもそうでしょう.
なお,どうしてもIT系の実務的スキルを身につけたいならアルバイトをするのがいいと思います.技術はかなり向上するし,お金にもなるし一石二鳥です.私は学生時代,授業が終わったらすぐにソフトハウスに行き,終電まで働くという生活を月〜金,毎日やっていました.授業と並行して月に150時間働いたこともありますが,それだけで上のリスト(の一部)のような関連知識をないがしろにしていれば,きっとまずかったと思います.
カナダだと一年間、企業実習という単位があるみたいです。その制度で留学生とかが長野県という田舎の私の所属している企業に来たりします。半分くらい日本のアニメ目当てで来ているみたい(だったら東京のほうが条件いいだろうに)というのはありますが(笑、そういう制度があるといいかもしれませんね。
ただ、アルバイトでも、企業との共同研究とかでもいいけど、自分の実力を示せたことが就職に有利になったことは少なくないんじゃないかな。人事担当じゃないから本当のところは分からないけど。
まずは自分のつく職種を明確に定めることが必要でしょうとアドバイスしておきます。
別に高度な知識など要りません。 どうせ日進月歩なんで、実際のプロジェクトが始まる前までの知識なんて時代遅れなもんですから。 そんなものよりも、自分が知らないものであっても、即座にそれを吸収し、理解し、活用できる力が必要です。
誤解を恐れずに例えると、C++で一本のOSを丸ごと書き上げる(それはそれで立派ですが)事よりも、知らない100の言語で言語仕様を見ただけで"Hello World"を書ける力の方が10年スパンでは利いて来ます。
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人
日米の報酬に格差があるというけれど (スコア:1, すばらしい洞察)
少なくとも日本で情報工学出身の学部卒、院卒の学生を見ていると悲しくなる。
#だいたい新入社員研修が必要な状況ってのは正常なんだろうか
Re:日米の報酬に格差があるというけれど (スコア:3, 興味深い)
しかし普通は大学側が企業に対して好条件で学生を鍛える環境を用意してくれるわけではなく、普通はバイト斡旋ぐらいしかしてくれません。
このユルユル状況では弱小企業が将来の就職を見込んでバイト/インターンの形態で学生を使えるように鍛えても、彼らはその技術やノウハウを携えてもっと条件の良い企業に行ってしまうわけです。
このことを会社側もきっちり分かっているために学生バイトの教育にさほど人を割くことをしません。故に在学中の実務レベル向上による、_使える_人材育成がままなりません。
結果、独学で学んでいてかなり出来る学生を準即戦力として使うことぐらいしか出来ず、これでは出来る人材の絶対数は増えにくいです。
このような状況なので、学生全体のレベル底上げは難しく、相変わらず使える・使えないの二極分離になりがち(しかも使えないのが圧倒的に多い)なわけです。
特許ライセンス供与や企業主導での研究進行など、中規模企業でも旨味のある手を打ち出している大学もあることはありますが、まだまだ少数に思えます。
学力低下が叫ばれて久しいのですが、なかなか大学も含めて使える(技術を持った)人材を育てるという意識が欠けているように感じます。
こういう学生生活スパンの中にどうやって人材育成を組み込むか、これは企業だけではどうにも出来ないものではないでしょうか。
参考になります (スコア:1, おもしろおかしい)
私の大学だと会社の研修を当てにしたような超基礎的授業しかしませんし,独学でもいったい何をやればよいかよくわかりません.自分のつく職種が明確に定まっているわけでもないし
#一応インターンシップとかもあって,昨日選考会に行ってきたのですが・・・そんなんじゃだめな気がしますね.
Re:参考になります (スコア:2, 参考になる)
学生時代に学んだ理論を、実務と照らし合わせて応用できるようになっとけ、という感じだ。
基礎をキッチリ覚えておいて、独力で応用できるようになれば一人前だ。
後は、新人のうちに興味を持ったことは諸先輩に疎ましがられるくらい質問攻めしろって感じかなぁ?
いや、それだけじゃなくて「できる先輩」と「できない先輩」をシッカリ見極められる目を持っていた方が後々技術習得に差が出てくるんじゃないかな?
正直、在学中に実務レベルの技術を身につけるよりも、どんな状況にも柔軟に対応できる方が重宝がられるだろうなぁ、とか思う。
以前、電気工学科卒の新人に「LやCの過渡応答」を知ってるものと説明して「習ったかも知れませんが忘れました」と返され絶句したことがあるけどID(遠い目)
Re:参考になります (スコア:2, すばらしい洞察)
・とにかくソースコードを書く。卒業までに累計で最低1万行。[最重要] (授業やバイトで書いた物も含めてよい)
・他人の書いたコードを読め。(出来るだけスキルの高い人が書いたものを)
・ソフトを一本作って公開すべし。
・プログラミングに関する理論書は手当たり次第読む。読んで自分が書いたコードを照らし合わせて考察すべし。
・メジャーなアルゴリズムは一通り自分で実装すべし。
・いろんなプログラミング言語を一通り学習すべし。とりあえずその言語の特徴が言えてサンプルプログラムをちょっと書ける程度でOK。
プログラムを書くのが楽しいと思える人ならどれも楽しんでできるはず。
とにかくコードを一杯書いて、一杯読んで、考察を加えるってのが重要。
(スポーツ選手がとにかく走り込んで基礎体力をつけるようなもの)
それ以外の項目は無理のない範囲でやってもらったらいいです。
Re:参考になります (スコア:2, 参考になる)
プログラムは実務でも覚えられるし,上っ面だけ修得してもすぐ陳腐化する.また,専門学校等でも修得してくる人がたくさんいます.でも,せっかく大学にいるなら,たとえIT系志望でも
・物理,数学,特に確率・統計
・情報科学(計算可能性や情報量等)
・形式言語理論(生成文法等とオートマトン)
・メカトロ関係(モータやセンサ)
・制御理論
・論理回路やアナログ回路の基礎
・離散システム理論(工程管理やスケジューリング)
・線形計画法やグラフ理論などの最適化理論
・メディア理論(視聴覚特性の基礎や画像・音声圧縮)
・流体力学や熱工学と有限要素法関連
・ゲーム理論・オペレーションズリサーチ
などを勉強しておくのがいいのではないでしょうか.こういうのは,なかなか実務では勉強する機会がありません.体系的に学習できるのはいまのうちです.どうも学生さんは,授業がつまらない実用価値のないものだと思い込んでいる節があって損をしているようです.
いわゆる大学出なら,こういうのを必ずしも覚えている必要はありませんが,一通り学生時代に経験するのが必要だと思います.実務で問題にぶち当たったとき,どの教科書を開いて勉強し直せばいいか分かる,というのが大事です.IT系だからといってプログラミング等の実戦的スキルだけでは,単なる労働力として量り売りされる身分にしかならないでしょう.事業の根幹をコントロールするには上のような知識はムダではないはずです.また企業でも特に一流企業は,半端に実務スキルを持った者より,上のような基礎知識を身につけた者が本当は欲しいはずです.自動車・電機関係のみならず,google等の純粋IT企業でもそうでしょう.
なお,どうしてもIT系の実務的スキルを身につけたいならアルバイトをするのがいいと思います.技術はかなり向上するし,お金にもなるし一石二鳥です.私は学生時代,授業が終わったらすぐにソフトハウスに行き,終電まで働くという生活を月〜金,毎日やっていました.授業と並行して月に150時間働いたこともありますが,それだけで上のリスト(の一部)のような関連知識をないがしろにしていれば,きっとまずかったと思います.
Re:参考になります (スコア:1)
カナダだと一年間、企業実習という単位があるみたいです。その制度で留学生とかが長野県という田舎の私の所属している企業に来たりします。半分くらい日本のアニメ目当てで来ているみたい(だったら東京のほうが条件いいだろうに)というのはありますが(笑、そういう制度があるといいかもしれませんね。
ただ、アルバイトでも、企業との共同研究とかでもいいけど、自分の実力を示せたことが就職に有利になったことは少なくないんじゃないかな。人事担当じゃないから本当のところは分からないけど。
まずは自分のつく職種を明確に定めることが必要でしょうとアドバイスしておきます。
vyama 「バグ取れワンワン」
Re:参考になります (スコア:0)
Re:参考になります (スコア:0)
伝手を辿って現場を見せてもらって、面白そうなところで「働かせてください」って。
最終的には自分の裁量でバイトを雇ってプロジェクトを走らせるくらいまでやってました。
でも…「独学でもいったい何をやればよいかよくわかりません」というのはその前の段階のような気がします。「こんな仕事がしたい」ってのが明確じゃないと、何も始まりませんよね。適切なロールモデルが無いのかなあ。
Re:参考になります (スコア:0)
>どのような独学/講座受講を行えばよいと思いますか?
専門学校行けば良かったんじゃね?
#環境が恵まれれば誰でも
#即戦力になれるわけじゃないのでAC
Re:参考になります (スコア:0)
別に高度な知識など要りません。
どうせ日進月歩なんで、実際のプロジェクトが始まる前までの知識なんて時代遅れなもんですから。
そんなものよりも、自分が知らないものであっても、即座にそれを吸収し、理解し、活用できる力が必要です。
誤解を恐れずに例えると、C++で一本のOSを丸ごと書き上げる(それはそれで立派ですが)事よりも、知らない100の言語で言語仕様を見ただけで"Hello World"を書ける力の方が10年スパンでは利いて来ます。
Re:日米の報酬に格差があるというけれど (スコア:0)
本当は実装能力も必要なんだろうねぇ、、と思う。
うちは開発プロセスはマニュアルがあるくせに、
実装能力というか計算機科学的内容はかなり低い人がいても放置なので
正直周りを見ていてorz.
#さすがにAC