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開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー
日本のソフトベンダの遅れている点 (スコア:3, すばらしい洞察)
1.商圏の広さ
2.ユーザビリティのダメさ
3.販売戦略の下手さ
1は自明。
日本では英語のまま使ってくれるユーザもそれなりにいるし、
そもそも英語Onlyで通用する範囲は広い。
一方で日本語のソフトが英語圏で売れる可能性はほとんどない。
しかも、日本のソフトは売れてから英語圏へのローカライズを考える傾向にある。
2は特に顕著。
日本の企業はセールストークに使える機能の豊富さと品質(バグの数)にはこだわるけど、
ユーザの習熟しやすさとか、少ない回数で目的の行動が取れるとか、
そもそも画面やAPIを見れば、どういったものが分かるといった類の
ユーザビリティにはほとんどこだわらない。
ソフトは、機能よりもデファクトを握れるかどうかが勝負なので、
ユーザビリティは非常に重要な要素なのに。
3は技術屋が権力を握るからか。
いいソフトを作っても売れるとは限らない。
この分野の日本の昔から苦手とするところ。
他社製品からの乗り換え機能や、ユーザへの告知、
他社と提携したワンストップソリューションを提供するといった、
営業、経営がやらなければならない事項は非常に多い。
類似製品が大量にある中からMicrosoftがここまで成長したのは、
販売戦略が非常に巧妙だったからといえる。
今回の話題で3の一部はどうにかなるかもしれんが、他はダメだろうな。
Re:日本のソフトベンダの遅れている点 (スコア:0)
どこのベンダーさんすか?
いいなあ、エンジニアが主導権持ってるところで。
転職してえ(w
・・・まあ冗談はさておき。
技術屋がニーズを踏まえた開発が出来ていない、
という批判は甘んじて受けますが、
> 営業、経営がやらなければならない事項は非常に多い。
とあるように、
自社製品のことさえ把握していない営業や経営陣、
#名刺の交換会しかやってない営業さん大杉
#もっと勉強せー、と言いたくなる
広報や開発など他部署とまったく連携せず、自分の数字しか
見えていない営業さん、
販売戦略どころか「とりあえず客先に顔みせろ!」の一点張り
精神論しか言わない部長&本部長など、
#まあ営業の基本なのはわかりますが・・・ねぇ
むしろそちらの方に大きな問題があるような気がします。
要するに「経営者が無能」ってことでは (スコア:1)
>いいなあ、エンジニアが主導権持ってるところで。転職してえ(w
激しく同意。
技術屋が権力を握った会社なんてあれば、私も行きたいです。
#ひょっとしてGoogleのことかな?
#それともAppleやSUNとか。
で、日本企業の問題が「3.販売戦略の下手さ」というのも同感とか
なんだけれど、それは「経営者が無能」「営業が馬鹿」という話で
あって、経営者や営業の失敗を技術者に責任転嫁するのはやめて下さい。
こちらには最初から権力なんて『全く』与えられていないのだから。
まして商品企画や販売戦略なんて完璧に蚊帳の外です。
Re:日本のソフトベンダの遅れている点 (スコア:0)
1.について
・顧客はやたら自社最適化カスタマイズを求める傾向にある
これで余計に実質商圏を更に狭くしているに等しい
特に無駄に帳票のレイアウトに御執心w
2.について
・採用を判断する顧客(担当者)は自社の実務もろくに知らないのか本当の使い勝手じゃなく
カタログスペック(機能の名目だけで速度・使い勝手は見ない)や
見た目(カッコイイか)など自分が判断できそうな所で判断する
・顧客は自分たちが使うものなのに開発段階ではいいかげんな対応だが
試行段階になって初めて真剣に考えるの
Re:日本のソフトベンダの遅れている点 (スコア:1)
あなたの理屈も分かりますが、ベンダは別の理屈で動いてます。
問題点の一つは顧客からのカスタマイズ要求ですが、
よほどの大規模顧客か、金を出してくれる顧客でなければ、
ベンダはカスタマイズに応じません。
よくくるカスタマイズ要望はまとめておき、次期バージョンアップで対応します。
年間100個ぐらい売れてると、個別顧客に対応なんてやってられませんて。
あなたはMicrosoftやOracleにカスタマイズを要求していますか?
次に、カタログスペックや見た目で判断するといってますが、
ある意味当然です。
顧客は実務のエキスパートですが、ITのエキスパートではありません。
顧客は自分達に事前に評価する能力がないのは自覚しているので、
他人が使用した評価に判断を置こうとします。
というわけで、「他の人が使っているか」「他の人の評価はどうか」「同業他社はどうか」
といった部分にウエイトが置かれます。
失敗しても言い訳できますし、ベーパーウェアを掴まされるリスクも減りますから。
使用者の評価では、ユーザビリティが大きなウエイトを占めるので、
ここをなおざりにするわけにはいきません。
3に関しては、言いたいところは技術屋かどうかではありません。
問題は経営、営業層という認識は違わないので省略します。