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情報によって鮮度の影響が違うので一概には言えないが。
一昨年だったかにあるWindows用のドライバを書いたけど、その時にはもう誰も読まないようなハードウェア関連の情報が載った10年前と15年前の古文書が大活躍した。基礎的な技術資料(Cやアルゴリズム、組み込み関連の書籍)の資料的価値は減りにくいと思う。
逆にタレコミにあるような「PostgresSQL Essential Reference (2002)」と「Programming Perl (1996)」あたりは情報自体ナマモノ扱い、ソフトウェアのバージョンにも依存するうえ改訂が多いから新しい資料の方が良さげ。こんなのはトイレットペーパーにでもリサイクルすべきだと思うんだが。
コンピュータ書籍の古典の判別が難しい、という例として、以下のような経験をしました。
数年前、明倫館の路上(ワゴンセール)で「tercap & terminfo」が500円だったときには、即買いしました。http://ascii.asciimw.jp/books/books/detail/4-7561-0271-9.shtml [asciimw.jp](というか、ASCIIにちゃんと詳細情報ページがあることにもびっくり)
もう21年も前(英語版は25年前)の古典ですが、まだまだ内容は色あせてません。共著者の一人はO'Reillyの社長だったのですねぇ。
明倫館でさえ、ワゴンセールに出てしまうような本ですが、termcap/terminfoに関するまとまった知識を得るにはまだこの本しかない、というものだと思います。
これは「基礎的な技術資料」ということになるのでしょう。しかし、UNIXのことをよく知らないと、"termcap"のような聞きなれない単語の本であるために、「もう廃れてしまったソフトウェア」という判断を受けてしまったと思われます。
一言で「基礎的な技術資料」とはいっても、判断は非常に難しいですよね…
私もこの意見に賛成だな。
極端な話だが、書籍になっているものは5年経てば全部捨ててよし、残すなら雑誌だろう。積み重なった歴史みたいなのは雑誌の方にある。整理された情報の書籍には、新しい版に古い情報も付いて来る。
当然全部残せるならそれに越したことはないが、この件の現場はそうでないみたいだし。
ネットワーク関連で、規格の変遷や実装時の思想を追っかけるために、古書店では古い本を狙って買ってます。
こういうのは特殊な例なんだろうなぁ。
そういう変遷を追ったりするのがしやすいように古い本を図書館には取っておいてほしい。ただ、開架であると古い規格を最新のものと思ってしまう人が出てしまうから閉架で保存して頼めば出てくるのが一番いい。
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward
鮮度管理 (スコア:0)
情報によって鮮度の影響が違うので一概には言えないが。
一昨年だったかにあるWindows用のドライバを書いたけど、その時にはもう誰も読まないような
ハードウェア関連の情報が載った10年前と15年前の古文書が大活躍した。
基礎的な技術資料(Cやアルゴリズム、組み込み関連の書籍)の資料的価値は減りにくいと思う。
逆にタレコミにあるような「PostgresSQL Essential Reference (2002)」と「Programming Perl (1996)」あたりは
情報自体ナマモノ扱い、ソフトウェアのバージョンにも依存するうえ改訂が多いから新しい資料の方が良さげ。
こんなのはトイレットペーパーにでもリサイクルすべきだと思うんだが。
Re:鮮度管理 (スコア:3, 参考になる)
コンピュータ書籍の古典の判別が難しい、という例として、以下のような経験をしました。
数年前、明倫館の路上(ワゴンセール)で「tercap & terminfo」が500円だったときには、即買いしました。
http://ascii.asciimw.jp/books/books/detail/4-7561-0271-9.shtml [asciimw.jp]
(というか、ASCIIにちゃんと詳細情報ページがあることにもびっくり)
もう21年も前(英語版は25年前)の古典ですが、まだまだ内容は色あせてません。
共著者の一人はO'Reillyの社長だったのですねぇ。
明倫館でさえ、ワゴンセールに出てしまうような本ですが、termcap/terminfoに関する
まとまった知識を得るにはまだこの本しかない、というものだと思います。
これは「基礎的な技術資料」ということになるのでしょう。
しかし、UNIXのことをよく知らないと、"termcap"のような聞きなれない単語の本であるために、
「もう廃れてしまったソフトウェア」という判断を受けてしまったと思われます。
一言で「基礎的な技術資料」とはいっても、判断は非常に難しいですよね…
Re:鮮度管理 (スコア:1)
私もこの意見に賛成だな。
極端な話だが、書籍になっているものは5年経てば全部捨ててよし、残すなら雑誌だろう。
積み重なった歴史みたいなのは雑誌の方にある。
整理された情報の書籍には、新しい版に古い情報も付いて来る。
当然全部残せるならそれに越したことはないが、この件の現場はそうでないみたいだし。
Re:鮮度管理 (スコア:1)
ネットワーク関連で、規格の変遷や実装時の思想を
追っかけるために、古書店では古い本を狙って買ってます。
こういうのは特殊な例なんだろうなぁ。
Re: (スコア:0)
そういう変遷を追ったりするのがしやすいように古い本を図書館には取っておいてほしい。
ただ、開架であると古い規格を最新のものと思ってしまう人が出てしまうから閉架で保存して頼めば出てくるのが一番いい。