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過去の技術だったらWebの動画で子供でも簡単に理解できると思ってるのかねぇ。使える資源や機構が限定されている分、それらを応用して必要な機能を実現するための工夫が半端ない。この工夫の部分が容易には継承できないからこそ過去の技術はしばしばロストテクノロジーになってしまう訳で。蒸気機関とか見てみなよ。イラストレベルでは動く理屈は理解できるけど、こんな機構からあの重い列車を100km/h超で引っ張るパワーが取り出せるなんて、本当に信じられないよ。
ロストテクノロジーって、今あるかね。どれも簡単とはいかなくても、再現不可能なものも無いと思うのだけど。蒸気機関車も、今の本気設計だとD51より良いものになると思うのだが。
>ロストテクノロジーって、今あるかね。
名刀と呼ばれるイニシエからある日本刀がそうだというのはホンマ?
鉄の芯金を鋼で包んで鋭さとしなやかさを両立させるという、現在伝統的とされる刀の製法は、まあ殆ど机上の空論、
手作業では芯金が刀身の中心に入らない。まともに実現できたのは、鉄パイプに芯金を入れるという荒業で工業的に生産された軍刀だけ。
そもそも普通に焼入れしても冷却速度の差で表面の方が内部より焼きが強くはいって硬くなるから、芯金を入れるなんてのは構造的に弱くなるだけでメリットがない。
江戸時代、刀は武器から武士の象徴になった訳で、とうの昔の実用的な刀の製法は失われている。
平安時代、古代刀(所謂(いわゆる)日本刀形式以前の鉄剣・直刀・蕨手刀等)から、古刀と呼ばれる世代の所謂(いわゆる)日本刀が生まれた。古刀の主要素材たる低炭素鋼=高溶融点舶載鉄(支那・欧州等からの輸入鉄)が江戸幕府の鎖国政策で入手難となり、減り続ける舶載鉄分と増え続け流通制度が確立した和鋼=国産蹈鞴(たたら)鉄分を主材料に移行していく新刀世代の日本刀に移行・減産し、江戸幕府の刀剣類形状規格化と併せ、美術刀(外観重視)化していく。国産化を主とする鉄合金組成・物性の変化対応(蹈鞴(たたら)製鉄からは、少量の玉鋼=軟鉄=低
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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー
過去の技術なめすぎ (スコア:4, 興味深い)
過去の技術だったらWebの動画で子供でも簡単に理解できると思ってるのかねぇ。
使える資源や機構が限定されている分、それらを応用して必要な機能を実現するための工夫が半端ない。この工夫の部分が容易には継承できないからこそ過去の技術はしばしばロストテクノロジーになってしまう訳で。
蒸気機関とか見てみなよ。イラストレベルでは動く理屈は理解できるけど、こんな機構からあの重い列車を100km/h超で引っ張るパワーが取り出せるなんて、本当に信じられないよ。
Re: (スコア:0)
ロストテクノロジーって、今あるかね。
どれも簡単とはいかなくても、再現不可能なものも無いと思うのだけど。
蒸気機関車も、今の本気設計だとD51より良いものになると思うのだが。
Re:過去の技術なめすぎ (スコア:1)
>ロストテクノロジーって、今あるかね。
名刀と呼ばれるイニシエからある日本刀がそうだというのはホンマ?
Re:過去の技術なめすぎ (スコア:1)
鉄の芯金を鋼で包んで鋭さとしなやかさを両立させるという、現在伝統的とされる刀の製法は、まあ殆ど机上の空論、
手作業では芯金が刀身の中心に入らない。
まともに実現できたのは、鉄パイプに芯金を入れるという荒業で工業的に生産された軍刀だけ。
そもそも普通に焼入れしても冷却速度の差で表面の方が内部より焼きが強くはいって硬くなるから、
芯金を入れるなんてのは構造的に弱くなるだけでメリットがない。
江戸時代、刀は武器から武士の象徴になった訳で、とうの昔の実用的な刀の製法は失われている。
Re: (スコア:0)
平安時代、古代刀(所謂(いわゆる)日本刀形式以前の鉄剣・直刀・蕨手刀等)から、古刀と呼ばれる世代の所謂(いわゆる)日本刀が生まれた。
古刀の主要素材たる低炭素鋼=高溶融点舶載鉄(支那・欧州等からの輸入鉄)が江戸幕府の鎖国政策で入手難となり、減り続ける舶載鉄分と増え続け流通制度が確立した和鋼=国産蹈鞴(たたら)鉄分を主材料に移行していく新刀世代の日本刀に移行・減産し、江戸幕府の刀剣類形状規格化と併せ、美術刀(外観重視)化していく。
国産化を主とする鉄合金組成・物性の変化対応(蹈鞴(たたら)製鉄からは、少量の玉鋼=軟鉄=低