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テクノロジー

オープンソースには技術革新がない? 258

ストーリー by yourCat
差別化と平坦化 部門より

sn曰く、"CNETの記事によると、MicrosoftのバルマーCEOが東大での講演で「オープンソースには技術革新が無い」と語ったそうだ。個人的には、インターネット(TCP/IP、Mail、Web、P2Pなどなど)の発展はオープンソースの恩恵の典型だと思うのだが。まぁ、確かに得意な分野、苦手な分野というのはあるのかもしれないが、特にアカデミズムの世界から生まれるものはオープンソースなものが多いように思うのだが、どうだろう。"

オープンソースが得意な、あるいはオープンソースだからこそ果たせる「技術革新 (ユニークなイノベーション)」とはどんなものだろうか。

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  • 技術革新 vs 革新 (スコア:3, すばらしい洞察)

    by kubota (64) on 2002年06月25日 10時38分 (#112755) ホームページ 日記
    バルマーCEOによると、これまでソフトウェアによる革新は4回起こっており、1回目がパーソナル・コンピューターの誕生、2回目がMacintoshやWindowsによるGUIの誕生、3回目がインターネットの爆発的な普及、そして、現在進行形の4回目の革新がウェブ技術とXMLだという。

    原文を見ていないから強くは言えないけど、この箇所だけ「技術革新」とは言わず「革新」としか言ってない。なぜなら、「爆発的な普及」は技術革新ではないからです。

    もうひとつ、インターネットの普及が技術革新ではないにせよ社会的に大きなインパクトがあったことは同意するとして、それまでの3回の「革新」と比較して、ウェブ技術と XML だけ非常に貧弱に感じます。自分たちがいまとりくんでいることをパソコンの歴史のうえでの大事件とならべることで、自分たちがいまとりくんでることを大きく見せようという意図があるように感じます。

    • CNET [cnet.com]の方を読んでました。
      バルマーさんの意見、毎度参考になります(+1)
      興味深い点は4つ。

      まずひとつめ。

      「4度の技術革新」について触れられてるけど、これは、XMLがいかに偉大かを
      数字を効果的に使ってアピールしてるわけですね。プレゼンの教科書通り。

      ふたつめ。

      カネを生まない技術はビジネス的に無価値だってことだけなのでは。
      オープンソースで成熟した技術は(なかなか)カネを生まないので。
      (上の話とは別物の話として。)カネが技術を牽引するって意見は、ビジネス面では
      正しいかと。
      センセーショナルに、煽るような論調にかかれてますが、実際その場に
      いなかった私には、どういった経緯での発言かわからんので態度保留。

      みっつめ。

      MSはmooreの法則を前提に動いてるんですね。
      mooreの法則があと10年持つって根拠はどこなんだろう。
      「法則」って言っても、単なる経験則がここまで信じられて、その上、MSみたいな
      大会社が、それを前提に動くってのは、かなーり恐ろしい事態のような。

      よっつめ。

      マイクソフトってどこ?(わら
      親コメント
  • ソフトウエアによる革新」のうちに、「PCの誕生」が「最初」と書いてあるけど、これって、ほんとかな?むしろハードウエアの革新とか、マイクロプロセッサの利用という分野の革新ではないのかな?

    それに、MacやWindowsのGUIがその一つになっているけど、これって、もとはXeroxでしょう。MacやWindowsは「まねっこ」だよね。「GUIの普及」ならこれでいいと思うが。

    それに、インターネットの爆発的普及に耳も貸さずに出遅れて、札束はたいてあわてて追いついた大企業って、どこだったかな?その当時はそれを「革新」と見ることさえできなかった近視眼しかなかった企業に、未来の革新的技術が見通せるわけないと思うな。

    それに4回目がWeb技術とXMLだって?Web技術ってなによ。インターネットの爆発的普及はWeb技術があったからこそ。時点的に3回目と4回目がばらばら。それにXMLをいっしょくたにせんでほしい。

    全体的に見て、話の内容が散漫で、整理がまるでされてなくて、歴史認識も浅い。外側だけじゃなくて、頭の中身も悪いのが丸見えな内容だなぁ。まぁ、これは運転手のバルマーじいさんじゃなくて、CNETの日本語の翻訳者が悪いのかな?元の記事が悪いのかな?

    この講演の内容がホンモノなら、こんな内容めちゃくちゃな事実誤認しまくりのヨタにだまされて感心するようじゃだめだよ。東大生諸君。

    ---

    でも、禿頭バルマーくらいでも背広着てる写真はなかなかサマになるねー。これは発見かもしれない。けっこうかっこいいよ。とりあえずまっとうなビジネスしてるみたいに見えるし。
  • by y_tambe (8218) on 2002年06月25日 11時50分 (#112849) ホームページ 日記
    言ったのがバルマーだってせいで「じゃあMSは何をした」とツッコみたくなるのはやまやまなんだが、そこをぐっとこらえて、「オープンソース発の革新」が何かってのは本当に興味深いことだと思う.

    確かにバルマーが挙げたうち少なくとも最初の3例は革新と呼べるものだと思うし(XMLにはこれからを期待するとして)オープンソースのプロジェクトがその4つに「主役としては」働いてなかったというのも確かだと思う(もちろんMSも・笑)
    ただオープンソースが「縁の下の力持ち」としてそれらを陰から支えてきたからこそ、革新は革新たり得たのではないかと.
    誰もが「革新」と認めるようなものってのは、実は特定の企業やプロジェクトだけが推進させたものではなくて、それを開拓するもの、普及させるもの、サポートするものが複数あって、いろんなコミュニティに追認されて初めて成り立つんじゃなかろうか.

    我らは後世から「それ」を見て1つの現象だと捉えて「革新」だと思うけど、そんなにはっきりとした線引き自体が存在してないんじゃないかと.
    • by Anonymous Coward on 2002年06月25日 15時18分 (#113099)
      革新が4つ以外にも多数あるのを忘れちゃ困ります。この論理は詭弁の一種ですね。

      オープンソースの成功した革新の例は、

      - Unix (ATT/BSD、特にTCP/IPの実装)
      - Bind
      - Sendmail
      - CERN httpd

      これだけあげれば充分でしょう。Microsoftの革新の後ろ二つはこのどれが欠けても成立しません。
      親コメント
  • by Joga (8113) on 2002年06月25日 12時23分 (#112881)
    MYCOM PC WEBの記事 [mycom.co.jp]だと、ずいぶん論調が違うように思える。
    問題の個所を引用すると、

    「最近ではオープンソースのソフトウェアが広く使われるようになってきているが、マイクロソフトはそれに対抗できるか」という問いに対しては、「オープンソースはいままでにある機能を実行するのは得意だが、革新的なことにはまだ成功していない。例えば、本格的なtext-to-speechがフリーソフトで実現されているだろうか。マイクロソフトを含めいかなる企業も、成功するためにはユニークで革新的なものを開発しなければならない」と答えた。

    となっていて、「成功するためには革新的なものを作らなければいけない」
    といってるだけのように思えるのだが。
    CNetの記事は裏を読みすぎ?
    • Re:MYCOM PC WEBだと・・ (スコア:2, すばらしい洞察)

      by shimpei (1499) on 2002年06月25日 12時53分 (#112923)
      「成功するためには革新的なものを作らなければいけない」 といってるだけのように思えるのだが。
      へ?それって、マイクロソフトの戦略の正反対なんですが?

      • MS-DOS: CP/Mの模造品 -> 大成功
      • Word, Excel: WordStar, 123のパクリ -> 大成功
      • Windows 3.1: MacOSのかなり下手糞なコピー -> 大成功
      • Visual Basic: Hypercardに毛が生えたもの -> 大成功
      • Microsoft Bob: 新概念 -> 大失敗
      • Windows 95: MacOSとOS/2の模倣 -> 大成功
      • Windows NT: VMSの焼き直し -> 時間はかかったが大成功
      • PowerPoint: 他社製品の買取 -> 大成功
      • イルカ君: 新概念 -> 不評たらたら
      • Internet Explorer: NCSA Mosaicのライセンス商品 -> 大成功
      • SQL Server: Sybaseのライセンス商品 -> 大成功
      • .NET/C#: Java/JVMの二番煎じ -> ????
      疲れたので止め。でもパターンは明確で、マイクロソフトは常に先端テクノロジーの二番手になることによって成功を収めて来たんです。ビジネスの戦略としては堅実だし、それ自体は別に非難するようなことではないけど、こんな実績をもってほんとに革新を云々する資格があるんでしょうか?
      親コメント
    • PC Watchだと・・ (スコア:2, 参考になる)

      by Joga (8113) on 2002年06月25日 16時22分 (#113157)
      PC Watchの記事 [impress.co.jp]だと、また全然違った印象を受けるな。
      「どのような企業も研究開発なしには成功できない。
      わが社では年間600億ドルの予算を研究開発につぎ込んでいる。
      また、我々には様々な新しいアイディアがある。
      オープンソースコミュニティは“古いもの”に対する技術は確かなものがあるが、
      “新しいもの”については、我々の方が秀でている」

      これなら、言ってることはそんなに変ではないなあ。
      確かに「新しいもの」を普及させるのは得意だし。

      実際の講演を聞いてないんでどの記事が正しいのかわからないが、
      PC Watchの記事が一番正しく伝えてるような気がする。
      親コメント
  • Microsoft の革新 (スコア:2, すばらしい洞察)

    by ksada (4435) on 2002年06月25日 12時40分 (#112903)

    リソース大喰いの OS をもってオフィスの必需品となさしめたことでありましょう。 その需要の元で生じた企業競争が PC の性能 / コスト比を劇的に向上させ、 結果として我々は安価なホストを入手可能になった。 すべての PC UNIX 使いは Microsoft に感謝すべきです。

    その調子で、TabletPC の革新も、ひとつよろしくお願いします。

    # 液晶タブレット高いんじゃ

  • by Anony_Mouse (5472) on 2002年06月25日 10時07分 (#112729)
    オープンソースには無いが、こっちにはある。

    と、MSに言われてもなぁ、、、

    過去、MSが行った「技術革新」ってなんですか?
    オープンソースに関しては、それ自体が
    セキュリティやバグなどを防ぐ新しい方法であり、
    いくつかの分野においては、技術革新と言えるのではなかろうか、と
    思います。
  • by takenoko (9775) on 2002年06月25日 10時09分 (#112730)
    Windowsアプリのクローンを作ろうという(GNOMEやKDEの)流れのことを言ってるんじゃないの?
    • by kubota (64) on 2002年06月25日 12時17分 (#112875) ホームページ 日記
      Windows/Macintosh 用の既存のアプリケーションの (Linux/BSD 等でも動く) クローンを作ろうという動きもオープンソース界にいっぱいあるのは事実。

      オフィス系とかがいちばん判りやすいけど。モジラだってすでに (非フリーで) あるものをもういちど作り直しているし、GIMP も、作っている本人たちの意図は知りませんが、フォトショップの代替だという説明をよく聞くし。

      国際化だって、Macintosh や Windows のほうが Linux/BSD よりずっと進んでいます。夢想のしかただって、「Windows みたいにさまざまな言語をその場で切り替えて入力できるようになればいいな」とかいうふうな惨めなものだし。商用 UNIX も進んでいるという話だけどぼくは知らないのでパス。

      親コメント
    • by xaa (7978) on 2002年06月25日 10時22分 (#112741)
      Apple に訴えられていた Microsoft は、一体…
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  • by Anonymous Coward on 2002年06月25日 10時23分 (#112745)
    ちょっと乱暴ですが、個人的にはMicrosoftは育ちかけた技術をベースに使える製品、サービスを作る事には非常に優れている、ように思えます。 OpenSourceには技術革新はない、と言うのはMicrosoftの願いのように思えますが、聴講した方?どうなんでしょうか? # 「技術革新を行なう」事を新しい技術を開発する # と定義するか、新しい技術を使えるようにすると # 定義するかで見方が変わると思います。
  • by takenoko (9775) on 2002年06月25日 10時47分 (#112760)
    バルマーCEOによると、これまでソフトウェアによる革新は4回起こっており、1回目 がパーソナル・コンピューターの誕生、2回目がMacintoshやWindowsによるGUIの誕 生、3回目がインターネットの爆発的な普及、そして、現在進行形の4回目の革新が ウェブ技術とXMLだという。
    • パーソナル・コンピューターの誕生 → MSDOS
    • GUIの誕生 → Windows(言わずもがな)
    • インターネットの爆発的な普及 → Internet Explorer
    • ウェブ技術とXML → .NETとSOAP
    • by Conrad (9505) on 2002年06月25日 10時57分 (#112772)
      それって、Microsoftが寡占に成功した分野そのまんま....
      --あ、.netとSOAPはこれからですね。でも、もうすでに(以下略)
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2002年06月25日 11時00分 (#112775)
      * パーソナル・コンピューターの誕生 → MSDOS

          AppleII でしょう

      * GUIの誕生 → Windows(言わずもがな)

          Macだよねやっぱ

      * インターネットの爆発的な普及 → Internet Explorer

          モザイクじゃない。それともねすけ?

      * ウェブ技術とXML → .NETとSOAP

          J2EEであってほしいな(って願望かい)
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2002年06月25日 11時05分 (#112783)
      革新的技術(?)といえるのかわかりませんが、、、

              * パーソナル・コンピューターの誕生 → MSDOS

      異論がありそうですね。Apple、その他とか?
      日本ではNECのPC-8001?
      MSDOSの元になるソフトは確か、買った物だったような気がします。

              * GUIの誕生 → Windows(言わずもがな)

      XEROXとか?

              * インターネットの爆発的な普及 → Internet Explorer

      Mosaic/CERN httpdでは?

              * ウェブ技術とXML → .NETとSOAP

      SOAPはXMLRPCの真似では?
      .NETは良い線では?

      これだけ見ると、MS発信の技術革新はほとんどない、と言えますね。

      # MSは「○○からは技術革新はない」と
      # 批評できる会社では無いように思えます。

      バルマーはやはり、技術の普及=技術の革新、ととらえて講演していたのでは?
      親コメント
    • 一般ユーザの手元での「革新」は当たっているかも?
      と思わないでもないのですが、言葉による攻撃も
      ここまでくるとよほど怖いのだなとうがちたくなる。
      --
      AMIGA4000T(60/50)使い
      親コメント
      • パーソナル・コンピューターの誕生 → CP/M or Apple][
      • GUIの誕生 → Alto or Smalltalk
      • インターネットの爆発的な普及 → CERN httpd
      • ウェブ技術とXML → perl or php
      最後がちょっと辛い?
      --
      nobuo * Who's gonna die first? *
      親コメント
  • by edmeister (4989) on 2002年06月25日 11時26分 (#112817)
    > オープンソースは既存技術を基にしたプロジェクトが
    > 大半であり、自然言語技術といった革新的なプロジェ
    > クトは生まれない

    上を読むかぎり、バルマーの使っている「技術革新」という言葉には「今存在しない技術を公共に利用可能にする」という意味合いが強いようですね。

    彼が「オープンソース」とひとくくりにしているのも、実は「現在利用できる技術(規格)を実装する連中」だけを相手にしたものですから、彼の主張は、オープンソースの大半かどうかは知りませんが、一部にしか適用できないものでしょう。

    なんとなく TCP/IP のような「基盤技術の革新」と、ただ単に新しい規格を作るという程度の「約束ごと作り」が混同されているような気がして腑に落ちないのですが。

    # 自然言語技術はたしかに技術革新だけど、
    # 金さえかければ結果がでてくる類のもので、
    # 個人的には技術革新とは言いがたい気がする
typodupeerror

吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人

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