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アメリカ合衆国

輸入再開される米国産牛肉,食べる? 368

ストーリー by GetSet
100%安全な食物などどこにもないのか 部門より

掲載がずいぶんと遅れてしまったが、KAMUI曰く、"アメリカにおけるBSE(牛海綿状脳症)の発見に伴う米国産牛肉の安全性について議論を行なってきた食品安全委員会だが,先月末に米国産牛輸入再開を了承した答申案をまとめた事から,年内の輸入再開はほぼ、確定的となった。
これについて「アレゲ人の友」ともいうべき各牛丼チェーンでは松屋が「歓迎」,すき屋は「当面見合わせ」と対応が分かれた他,毎日新聞の世論調査では「輸入再開に反対」の意見が 54%,再開された場合でも「買いたくない」が 40%,「あまり買いたくない」が 25%と否定的な意見が多い結果となっている。

さて,あなたは輸入が再開された場合,米国産牛肉を買いますか? それとも避けますか?"(続く…)

"なお,10月31日の会合後に記者会見した「プリオン専門調査会」座長の吉川泰弘氏は「アメリカが日本向けの輸出条件を守る事」を前提として輸入を再開し,「あとは消費者が決めれば良い」と発言しているが,11月2日にアメリカのジョハンズ農務長官が「日本向けは生後 20か月以下に限定することで暫定的に合意したが,国際基準である生後 30か月以下まで対象を広げる方向でも働きかけを続ける」などとした拡大を求める方針を明らかにしていたりで,不安が拭い切れません……。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 加工食品の一部として知らずに食べさせられる罠。

    --
    はてな支店 [hatena.ne.jp]
  • by ddts (10995) on 2005年11月05日 15時22分 (#826394) 日記
    BSEが本当に人間に伝染って、CJDを起こすのかどうかってのは、実はまだ
    良くわかってないんですね。

    再審請求 [umin.ac.jp]
    1.疫学的な観点:Food-borneの経口感染症のoutbreak の形としては,exponentialな増加が見られないこと. 確かにはじめてnvCJDが94年に見つかってから,いつ爆 発的に増えるのかとはらはらしていたのですが,いつま でたってもだらだらとしか増加しない.その増加も 紹介例の増加と平行している.これは,nvCJDが新しい病気だからではなく,ただ単にそういう病気を見つけようとしたからだという傍証になります.

    2.生物学的に決定的な証拠がない.特に最も大切な実験,すなわち,ヒトプリオンのトランスジェニックマウスへのBSE感染実験に失敗している:,この事実はこれまで大きく取り上げられていませんでしたが,nvCJD/BSE起源説の最大の弱点です.1999年のPNASのScott らの論文 (1)では,compelling evidenceと謳いながらも,ウシのプリオンのトランスジェニック マウスにヒトのnvCJDの感染が成功したと,トンチンカンな結果を述べているだけで,肝心のヒトプリオンのトランスジェニックマウスへのBSE感染実験は失敗しているのです.
    最近では、特定の遺伝子が影響しているのではないか、といった論文等も出てきている
    ようですが、BSEが人間に伝染するかは未だに確たる証拠が無いのです。
  • 深刻さが分かってない (スコア:4, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2005年11月05日 14時02分 (#826326)
    思い出すのは、吉野家の牛丼最終日の行列。あれに並んだ人は、その牛肉こそが問題になっているって考えなかったんだろうか。あれは、食糧問題でなく、まさにイベントだったんだよね、彼らにとっては。

    確かに問題に敏感な消費者もいるけど、そうじゃない人もいるんだよな、結局。ひどい話だ。

    • by Anonymous Coward on 2005年11月05日 16時36分 (#826445)
      >吉野家の牛丼最終日の行列。

      2/11の一日復活の日だって、あの肉はBSE問題になった米国牛肉だったんですけど、みんな食べましたよね。
      #俺も喰った。2杯も。

      全然気にしない人だっているんだから、自由にさせろ。

      敏感なヤツは喰うな。加工肉も食うな。外食もするな。
      危険なのは牛肉だけじゃない。リスクを取れないのなら妥協しろ。

      そもそも御国に任せようという、他力本願なその考え方が気に入らん。

      国なんて信用するな。
      #誰も信用するな。
      親コメント
  • by suexec (16684) on 2005年11月05日 18時20分 (#826515) 日記
    自分は食べたくない派ですが、輸入禁止が解除されたら
    食べさせられる事になるので嫌ですね。

    近所の焼肉屋だったり、コンビニの弁当でも平気で
    ”安価”な米国産牛肉を使うでしょうね。
    牛肉だけを避けても牛トンコツのダシだったり、
    ペーストといった目に見えない形で避けられないのは
    非常に辛いですね。
    • by taoway (10258) on 2005年11月05日 18時56分 (#826536) 日記
      わたしは、多分食べないでしょうね。でも、いろいろな形でたべさされてしまうことになるのでしょうね。産地も正確に表示されるかどうかわからないし。
      暗いニュースにこんな記事がありました。

      「狂牛病とアメリカ人」byジョン・ストーバー
      http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/01/post_8.html

      親コメント
      • by taoway (10258) on 2005年11月05日 19時06分 (#826542) 日記
        再度、書きたしですが、生きた牛をカナダにローハイド風に生きたまま移送して、カナダで処理、検査して日本に送るというのはできないのだろうか。
        カナダ政府は、米国にはかなり厳しく、遠慮なく発言するので、カナダもまきこんで議論するとおもしろいかも。

        親コメント
  • by vn (10720) on 2005年11月05日 20時14分 (#826581) 日記
    従って、和牛だろうがオージービーフだろうが、
    米国産牛肉の輸入が再開されてしまったら食べません。
    ウチではそういう意見でまとまってます。
    分かる限り牛肉原料のものは食べません。ただし牛乳は飲みます。

    たぶん、大勢の人がこういう態度を示してくれない限り、
    消費者の安全を優先する農業・食品政策なんて永久に実現しないでしょう。
  • by kouji128 (29082) on 2005年11月05日 14時06分 (#826329)

    この記事 [yomiuri.co.jp]によると

    輸入が実現しても十分な供給量は見込めず、米国・カナダ産牛肉が以前のように出回る状況は当面なさそうだ。
    ということなのでまだまだ我々の口に入るまで物議が続きそうだ。

  • 加工食品 (スコア:3, すばらしい洞察)

    by mharada (11407) on 2005年11月05日 14時56分 (#826379) 日記
    ダシというかコンソメの原料なんかに使われたら、非常に回避しにくいなぁ。
  • TVで見てたが枝肉処理の際に、肉の塊に商品コード(もしくは流通コード?)を平気で普通の
    「マジックペン」で、書き込んでいたりするのを見せられた。
    他にも噂話でもあるが、解体作業の最中にタバコ吸いながら作業する従業員がいるとか、
    その従業員がミンチの塊にタバコを押し付けて火を消して捨てる事も珍しくない…とか。

    そういう管理下の元で、処理されるような米国産牛肉とかは、最初から除外したくなる。

    でも、だからといって国産牛肉の値段の高さは…
    東京に住んでた頃は、ちょうどBSE問題があって、輸入牛肉は輸出国関係なく軒並み
    値段が暴落した頃だったせいか、NZ産とかAZ産の輸入牛肉のおかげで、今の鹿児島の
    田舎暮らしよりも、エンゲル係数がだいぶ低かった。
    #「献立考えるのもめんどくさいし、料理作るのもめんどくさいから」と、意外に大きめの
    #ステーキ肉が2枚入って500円のAZ輸入牛肉を何度買った事か…

    特に地元では、「地産地消」の動きもあって、半端にブランド化している畜産物のおかげで、
    結構、割り食う部分があります。

    都心部での消費量の多さを考えて、流通が輸入牛肉をそっちにまわせば、その分
    地方の方では、中途半端に高い国産牛肉しか残らないという現実もあります。

    安いけど危険性を孕んでる輸入牛肉と、安全性も値段も高い国産牛肉とを選択しやすい
    都心部の消費者はまだ恵まれてるんじゃないかなと思いますよ。

    #でも、個人的にはさしの入ったジューシーな和牛よりも、赤身の多い輸入牛の方が好きだが。
    --

    /* Kachou Utumi
    I'm Not Rich... */
  • うーん・・・ (スコア:2, 参考になる)

    by t-blue (23568) on 2005年11月05日 13時53分 (#826312)
    ある意味、必然的に食べるしかない状況
    (普段から食ってるものがアメリカ産に戻ったら)
    食べるしかないかな・・・。
    本当はあんまり食べたくはないんだが・・・。

    #こだわりすぎると、体の前に財布が壊れる・・・orz
  • 食べない。 (スコア:2, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2005年11月05日 13時53分 (#826314)
    実際の危険性云々ではなく、それが含まれている可能性を考慮したうえで販売に至ってる経緯を考えたら気持ち悪くてしょうがない。
    まあ日本の牛もなるべく食べない、ブタか鳥、魚を食べるよ。
  • by animal (13504) on 2005年11月05日 13時57分 (#826320)
    焼き魚 [sci-museum.jp]と米国産牛肉、リスクが高いのはどっちだろう?
    • by crypt (12091) on 2005年11月05日 23時56分 (#826724)
      それぞれの事象単体のリスクは重要ではないでしょう。

      不気味なのは、BSEを生み出したり、BSE後に様々な不正
      行為を発生させた世の中のしくみです。
      だから、そういうしくみが多少でも良さそうな方に変化す
      るように騒ぐ必要があると考えますが?

      親コメント
  • by z_cubic (20952) on 2005年11月05日 14時15分 (#826341)
    完全な安全性を確保せずに輸入に踏み切るわけですから、
    米産牛肉のブランドは低下したといえるでしょう。
    また、ごり押し的な輸入開始に不快感を覚える人も多いでしょうから、
    積極的/無意識的にボイコットする人がいるかもしれません。
    でも、結局は市場に新しいポジションを見付けることができるでしょう。

    スーパーなどで牛肉単体として購入する場合には、消費者の自由で産地を選べるわけですから、
    安全性に不備があったところで、その程度が周知されていれば問題ないと思います。
    一方、外食などでは産地を明確にすることは多くはないでしょうから、
    高いレベルの安全性が保証されていて欲しいと思います。
    • Re:価格しだいかな (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2005年11月05日 14時30分 (#826355)
      ちょっと手を加えて加工品扱いにすれば産地表示免除になるし、和牛と国産牛の違いを知らない人もいるだろうし、和牛を海外で繁殖させたら何という表示になるのかとか、曖昧に出来る手段がありますからね...。消費者の自由というか選択の際に正確に知る術がまだ不十分な点が解消されない限り不安な人は牛肉そのものを敬遠しかねないなと思います。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2005年11月05日 18時28分 (#826522)
        >和牛を海外で繁殖させたら何という表示になるのかとか、

        例えば、アメリカでお肉なってから日本に入ってきたら、「和牛(アメリカ産)」だし、生きたままだったら、日本に入ってきて3ヶ月と1日がたてば「国産和牛」になります。

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2005年11月05日 14時23分 (#826348)
    ・アメリカ政府
    ・アメリカの業者
    ・日本政府
    ・日本の業者
    ・消費者
    潜伏期間が長いらしいですから原因不明で消費者の自己責任になるんだろうか。
    できるだけ食べないってのがベターかな。
  • 私自身はそのうち忘れて普通に食べる方に一票入れます。
    するだけの議論をしただけで輸入再開が規定路線だったわけだし、結局は禁輸措置でアメリカ牛の評判を落としたが故に禁輸前の状態から前進できなかった。アメリカ相手にして負けた状態ですね。
    日本的には禁輸措置っていうステージで戦って個別の国で火の手を上げて、しかも負けるっていう悲しい結果よりも、国際基準の30ヶ月を厳しい基準に移行するという大きなステージで戦っていったほうがまだ勝てる可能性があるかもしれないと思います。
    後者のステージにしても、国際世論形成をする向きに行けないのが今の日本の実力かなとも思いますけど、それをしていかないと今日日どうにもならないかと。
    BSEの感染経路としての肉骨粉の現状がわかって、それを断ち切っていくというベクトルもあるでしょうし、このへんをバーターにして今後働きかけていく位しかできないかなと思います。
  • BSE以前に薬漬けだったりいろいろあるようだし、出所と飼育法が明示されている肉以外は食べる気しないですね(´・ω・`)

    まぁ、アメリカがオーストラリアとか日本に変わっても同じですけど(;´Д`)

    何処の国でも中小規模の農家や畜産家は安全かつ健康的に育てるのが主流になりつつありますが(日本の養鶏は少し違うような感じがありますが)、
    お上とや流通とつながっていて政策を左右する力を持ってるのは大規模農業者や大規模畜産業者のようで(;´Д`)

    日本の場合今までは農協が中小規模の農家・畜産家の利権代表としてとりあえずはいたけど、今の「改革」では農協を解体して大規模の農業・畜産業に集約する方向です(;´Д`)

    こんなので、何を喰えば良いというのやら(T_T)
  • ごめんなさい (スコア:2, おもしろおかしい)

    by signed-coward (17953) on 2005年11月05日 15時27分 (#826400) 日記
    今や豚丼派になってしまいました……
    # 牛丼復活で消えてしまいそうですがorz
  • by krackmania (7864) on 2005年11月05日 17時08分 (#826459) 日記
    アメリカの日本の和牛 [excite.co.jp]の輸入再開は認めてくれるのかな?

    アメ公は、輸入認めろっていうのに、
    俺達のは、認めないのは狡いなあ。
    うむ。
  • 気がするだけですが、そう思う根拠として
    ■牛100万頭当たりの発生率がアメリカのほうが低い。
    -禁止された肉骨粉を使うことに後ろめたさを感じないような農家が日本に多い。
    ■日本は全頭検査、アメリカは抜き取り検査。
    -日本は万全のように感じるが、農水省や地方自治体はもともと農業振興のスタンスだし、生産者側の問題としては、団体による不正隠しの風習がある(コラコラ)から、日本の検査体制を完全に信頼できず、チェック素通りする肉が出てくる恐れを感じる。

    安全管理する側と生産者との関係を示す悪例として、今日のニュースから鳥インフルエンザ検査、茨城県が血液採取で指針違反。 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051104i416.htm [yomiuri.co.jp]
    しかも、認可されていないワクチンを投与したことで感染が生じた疑いもある。
    浅田農産鳥インフルエンザ事件のような、営利団体が不都合に直面したとき、問題をを先送りし、隠そうとする集団心理が怖ろしい。
    以上の理由によりアメリカ肉がことBSEに関しては安全そう。アメリカが日本の牛肉を輸入する気がない理由もこれかも。
    --
    ヽ( )`ω´( )ノ
  • 知らないから「食べる」とか「食べたい」と言えるんだろうな 【牛に鶏糞】鶏糞への肉骨粉混入率を30%程度とFDA要官見積(=年間30万トン?) http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/c35a71a82981c6c137518f281eb161c0 食品安全委員会の米国BSE評価計算は、抜け穴・欠陥だらけ http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/b63de80c4a1cc7f8d2378cfccd3f21c5 牛と私たちは、鹿だけじゃなくミンクも食べている?(ミンク脳症は大丈夫? http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/1a2b7e80560af4174f35b6f45b0c6df5 我々と米国の牛は、まさか「シカ」等を知らぬ間に食べている?! http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/709389673cd6aa716ef2016ddafc9227 狂鹿病問題:鹿ハンターからヤコブ病26名発生 そして鹿肉骨粉や油脂・エキスの行方は? http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/fdabffcdc95ff6b4d78cad2bc71cd0a5 ちなみに、感染潜伏者は相当に増えているそうです。 英国:BSE(狂牛病)被害者は本当に150人だけ? 盲腸推計3800人と、二次感染防止通知6000人 http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/c/a0209d89782edb34131184136abc37e0
  • 関連文書ですが (スコア:2, 参考になる)

    by JaminaJ (19784) on 2005年11月05日 20時41分 (#826598) 日記
    # 食肉安全委員会を100%信じるかどうかは別にして

    食肉安全委員会の11/2付け審議結果資料(pdfで46ページ)は
    興味のある方は目を通しておいても損はないと思います。
    日本・アメリカ・カナダのサーベライズ方法と結果、リスク管理について述べられています。
    http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc_bse_usacanadian171102.pdf [fsc.go.jp]

    プリオン調査委員会はこっち
    http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html [fsc.go.jp]

    ちなみにパブリックコメント(と明記はされていませんが)で意見も募集中みたい。
    手段はメールかファックス。今月末ですね。
    http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc_bse_usacanadian171102.html [fsc.go.jp]
    厚生労働省だとパブリックコメントの専用ページがあるんだけどなぁ。
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