日本のIT技術者の皆さん、幸せですか? 458
ストーリー by kazekiri
デスマに愛を 部門より
デスマに愛を 部門より
newotani曰く、"「日本のITプロフェッショナルはあまり幸せではない」というITmediaの記事によると、マイクロソフト日本法人のダレン・ヒューストン社長は、7月13日開いた経営方針説明会で、IT技術者の地位向上を新年度の課題に挙げた。
同記事では、「日本のITプロは『社内のPCを購入する』という決定はできても、プロジェクトなどの上位の大きな決定には参加できてないようだ」(ヒューストン社長)。ITプロの地位の低さは報酬の低さにつながる。デベロッパを含むIT技術者全般の不足と不満は深刻になってきていると見る。』と述べている。また、マイクロソフトとしては、打開策としてIT技術者のスキル向上支援、具体的にはMicrosoft Onという、無償で最新技術動向を解説するワークショップの展開を挙げている。
タレコミ子は鬱で休職→IT技術者としての将来不安で会社を辞め、別の道を模索している最中。IT技術者としては幸せではなかった部類。ただ、スキル向上が果たして幸せにつながるのか、というとそれにも大きな疑念を感じている。今あなたは幸せか? 将来への不安はないか? 幸せになるためにはどうすれば、どうなればいいか、愚痴や不満も含めてご意見を伺いたい。"
マイクロソフト様へ (スコア:5, おもしろおかしい)
# 電脳土方って言葉が全てを物語っている気がする
## 土方さんのことをいってるんじゃなくて、お金の流れのほうね
Re:マイクロソフト様へ (スコア:5, すばらしい洞察)
Re:マイクロソフト様へ (スコア:2, おもしろおかしい)
以前のWindowsは8時間勤務で間に昼休みをきっちり1時間入れてあげれば、
絶好調なOSでしたよ?
「なんとかインチキできんのか?」
Re:マイクロソフト様へ (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:マイクロソフト様へ (スコア:2, すばらしい洞察)
「このソフトを使えばいちいちタイムゾーンを変更する必要がなくなります」
ってな感じかな。
今に満足をしているってのは、上を目指さない理由にはならない。
まだ少しでも探求心が残っているなら今すぐubuntuを試してみよう。
スキル向上して不幸せになるパターン (スコア:5, 参考になる)
・できることが少ないので定時退社
・収入:人並みか少し低い程度
・休日:人並み
・生活:人並み
・それなりに健康
スキル向上後
・いろいろ押し付けられるので休日も普通に出勤
・収入:残業代が出るのであれば、以前の倍以上
・休日:週休一日以下制
・生活:とりあえず死んではいない程度
・精神的に余裕がなく、きわめて不健康
報酬だけは良かったとしても、幸せとは思えませんね。
「貧乏したけりゃ腕を磨け」 (スコア:4, 興味深い)
昔からジレンマは認識されていたんですね。
私の考えでは、腕を磨くために貧乏するのは構わないけど、
決して体を壊すようなことはしないで下さいね、という所です。
金持っているやつの意識、仕事とるやつの意識 (スコア:4, 興味深い)
金をもっているやつが技術屋を使い捨てにしている結果に思える。
技術屋なんて他にいくらでもいるやとこき使っていたら、本当に
必要な技術屋もいなくなって、その状況をみていた若い者が
技術屋を目指さなくなって供給も減ってきた。
金で人が動くのは事実だが、すべてがそうではない。
また以前もどっかで書いたけど、
資料がこない、仕様が変わった、機械が届かない、「でも納期はそのままでやってくれ」
が通るようではいつまでも永遠にデスマーチ。
それを言っちゃあ仕事がとれない、ではなく「上流に変更が生じたら下流も変更が生じる」
のが当然というモデルに変えないと。
で、現場に働いている技術屋は「労働衛生環境」の劣悪さを訴え続けなければ。
訴えなければ改善されない。
#「技術屋を怒らせたら仕事が進まない」を目指したい
利用者の意識、管理者の意識 (オフピック: -1) (スコア:3, 興味深い)
そういう原因かわかりませんが学生サーバー管理者の
成り手は年々減っていて、情報系の専攻ですら
計算機センターにサーバー管理を委託している
ところがあるといいますが。
学生管理者はボランティアでそれをやってるわけですが
頼まれた作業をやったときに、うまく動けば当たり前、
ちょっとでもトラブルが起きたら激昂されるという
状況ですからね。これの安定解は無能になって作業を
頼まれないようにするか、そもそも学生管理者に
ならないようにするでしょうから使い手な学生管理者は
どんどん減っていくと。
更に言えば、管理業務が出来る学生が減れば
管理業務が出来る助手も必然的に減りますから
学生に管理業務を教える人が居なくなってますます
学生管理者は減ると。
# 管理者を怒らせると研究が進まないを目指したい
好きで始めたって逃げ出したくなる… (スコア:3, 興味深い)
稼いだときの貯金もほとんど残らずじまいで、給料はそのころよりはかなり安く、必要とされるスキルも低いけど、新しいことを学ぶ機会も時間的余裕もあり、客先との関係も良好でそれなりに必要とされているようで、以前のように「体調不良」を理由に休むことなどほとんどありません。
…もはや、何が幸せかなんて解らないや…
幸せって何だっけ? (スコア:3, 興味深い)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0713&f=national_0713_001.shtml
「プロジェクトなどの上位の大きな決定には参加できてないようだ」
なんてのは、80年代にトヨタ方式に対して行われてた批判と同じですけど
大きな決定に関わるということはそれだけ責任も伴うわけで
いくら給料が増えるといわれても、それがいいか悪いかは微妙ですよね。
結局人それぞれかな、と。
ちなみに個人的には、正体不明な「幸せ」のために生きることほどアホらしい事はないと思っているのですが、どうでしょう。
Re:幸せって何だっけ? (スコア:2, すばらしい洞察)
人生に何かしらの目標があって、そっちの方にある程度進めていて、精神的に充実してると、
一般的には幸せな状態だと考えられると思うのですが、いかがでしょう?
#心理学的には人間、「良かったことが多い」時より「悪いことが少ない」時の方が幸せだと感じやすいそうですが。
「なんとかインチキできんのか?」
「IT技術者の」って必要なの? (スコア:3, すばらしい洞察)
あんまり他業種と変わらないと思うんだけど。
しいて違いを言えば、
・不幸自慢が格別に好き
・自業界が他所に較べて特殊だって言いたい度合いが強い
ことぐらい。言い替えると他業種より自意識過剰な程度。
業界自体が未成熟な点で細かい差はあるだろうけど
良し悪しは別として、他では働いてればその程度普通って思ってることが
不幸(一部のMな方には幸せ)になっちゃってるだけなような。
状況は似たり寄ったりなのに受け止め方が過敏なだけでは?
そういう意味では若干社会的耐性の低い人が多いのかも。
批判じゃなくてあくまで感想ですので。
不幸せかなぁ・・・? (スコア:2, 興味深い)
スキルアップして仕事が速く片付くようになると
余計仕事を押し付けられるのだ。
そして給料は一緒。帰りは終電か始電か。
まぁ、入った会社が悪いんだが、
会社が悪いからと転職を繰り返すと
なぜか社会的信用が下がるこの世の中。
それに、転職って面倒くさくない?
Re:不幸せかなぁ・・・? (スコア:5, すばらしい洞察)
確かに面倒くさいですが、転職せずダラダラと続けていることで後々さらに面倒なことになるリスク [wikipedia.org]のほうが怖いですよ。
転職はどんどんすべきです。そして人材の流失を防げない会社はどんどん潰れて淘汰されていくべきです。
転職することによるリスクを恐れて会社に労働力を安売りする人が沢山いるから、会社を運営する側もそれにつけ込んで人材使い捨て政策などということを行うのです。
ちなみに米国ではIT業界のエンジニアの平均年収は日本のおよそ倍だそうです。いかに日本のエンジニアは安く買いたたかれているのか、もっと認知されるべきです。
# 「このデスマが終わったら、退職届を提出しようと思うんだ……。」
Lv5以下の社員全員にデスマーチ!
Re:不幸せかなぁ・・・? (スコア:3, 興味深い)
倍で済まないんじゃないかな。どこの平均取ってるんだろう。
これ、もう日本の底辺 IT エンジニアが繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し (略) 使って
いるのでもう本当に事実を見ろと言いたくなるのですが、IT業界のエンジニア能力という
もののヒストグラムを作ると、アメリカも日本もその分布は対数分布に近くなるのですが、
アメリカの場合は能力が高い方にピークのある対数分布になります。一方で日本の場合は
低い方にピークのある対数分布になります。なぜか。
実に簡単なことで、要因の一つとして影響の大きいものとして、アメリカではルーチン
ワークで完結できる仕事の大部分はインド外注になっているからです。逆に言えばアメリ
カで IT エンジニアをやってる人のピークには H/W, S/W にまたがって情報工学が出来て、
数学も出来るレベルの人がうじゃうじゃいる。
インド外注について、日本でも N 社, H 社でもその傾向がありますが、まだまだ子請け、
孫請けでは専門学校生レベルの「ITエンジニア」を大量投入しています。旗振りがそのレ
ベルなんだからデスマーチにもなるというもの。
Re:不幸せかなぁ・・・? (スコア:5, 興味深い)
・なぜ仕事量が多いのか→スキルの低い同僚に足を引っ張られるから
・なぜ同僚のスキルが低いのか→ソフトウェア業界向きではないから
・ソフトウェア業界向きの人はどこにいるのか→他業種へ
・なぜ他業種なのか→ソフトウェア業界は仕事量の割に給料が安いから
・なぜ給料が安いのか→受注単価が安いから
・なぜ受注単価が安いのか→誰にでもできるような仕事だから
・なぜ誰にでもできるような仕事しか受けないのか→会社としてのスキルが低いから
・なぜスキルが低いのか→給料が安いから
・給料以外の幸せもあるのでは→休みも少なく周りは男ばかり
・なぜ休みが少ないのか→スキルの低い同僚に足を引っ張られるから
・なぜ同僚のスキルが低いのか→(略)
・なぜ男ばかりなのか→労働条件が悪いから
・なぜ労働条件が悪いのか→受注単価が安いから
・なぜ受注単価が安いのか→(略)
・周りが男ばかりでもいいじゃない→アッー!
・周りに女がいれば幸せなのか→すいません、どのみち無縁でした
Re:不幸せかなぁ・・・? (スコア:4, 興味深い)
他に出来る人が居ない(お世辞でなく、自分の目から見ても居ない)と
なってしまうと会社に属する人間として自分の負担を増やしてでも
対応せざるを得ないのが現状。
それで会社が稼げていればいいのだけれど、十分に
稼げていなければ人件費を含めたトータルコストをペイするため
余計出来る人達に負荷を集中させる結果となる。
一方で仕事のグレードが上がるとお付き合いのグレードも上がり、
いつまでたっても利益率は上昇しない。
ウチの会社は経営者がこの事を認識してないのが一番悪いんだろうな。
なんちゃってベンチャー企業には多いのでは…特に、オレオレ経営(ワンマン経営
という言葉を使うのもおこがましい)してる所では。
これに対抗するには、ピーターの法則 [so-net.ne.jp]に従い、さっさと無能状態に
達してしまうのが一番か。
経営者は自分が思っているほど自分の事を考えてはくれないし
評価してくれもくれないので、自分の利益になることは
自分自身の中でこっそりやるのがいいんでしょう。
> 会社が悪いからと転職を繰り返すと
> なぜか社会的信用が下がるこの世の中。
#会社が倒産してくれればそれを理由に出来るのでさっさと潰れてくれないかなとこっそり思案中なAC
##でもその末期負荷に自分が耐えられるのか不安でもある
Re:不幸せかなぁ・・・? (スコア:2, すばらしい洞察)
> 不相応な評価を求めてるだけじゃないかって思うんだけど。
一般の人間が美術展に行った時
「これ、何だかようわからん」
と思うような絵があるのと同じです。
技術という絵画はその道の人しか理解できません。
で、自分の上司が技術者か経営者かで評価が変わる。
Re:不幸せかなぁ・・・? (スコア:5, 興味深い)
経営側ってのは金計算では当然、技術者に理解出来ない事の判断が出来るって事で。
うちの社長がそこがダメで、経営者には経営者の役目があるってのをイマイチ判ってない。
#社長が新人に仕事教えてどうする?
かといって、技術者は技術者で「社長は平日に会社の金でゴルフなんかして・・・」とか言っている。
が、実はそのゴルフ、行かせたのは私だったりする。
昨年、取引先が一社不渡りを出した。
で、その前銀行から「社長さんゴルフでも・・・」って話があった。
そう言う時って、オフレコで話したいことがある可能性もあるのでとりあえず顔を出して損は無いんですよね。
そうでなくとも、自社の近所の別会社の人達との顔繋ぎも出来たりする訳で、そういうのは単なる技術者には出来ない、経営者の仕事なのですから。
#つーか、経営者が銀行と話すのを面倒がってどうするよ。
社長もスラド読んでいるけどID。
#ってか、自室でここ読む位は良いけど、暇ができたって言って工場に顔出したりしない様に。
Re:不幸せかなぁ・・・? (スコア:2, すばらしい洞察)
そういうことなら日本の成果主義・評価制度が破綻しているのもうなずける。
Re:不幸せかなぁ・・・? (スコア:2, すばらしい洞察)
スキルがあれば (スコア:2, 興味深い)
そしてまた、スキルを活かせる会社(スキルを要求してくる会社)は、それほど多くはないから、
技術があっても簡単で時間だけを要求される仕事をする事になるんだと思います。
所詮、スキルや経験なんてのは、面接の時にしか役立ちません。
今に満足をしているってのは、上を目指さない理由にはならない。
まだ少しでも探求心が残っているなら今すぐubuntuを試してみよう。
幸せの定義 (スコア:2, 興味深い)
立川談志が昔そんなことを言っていた。
この業界、何が幸せかを定義しなければ生きていけないのかもなぁ。
#幸せの定義以前に、仕事見つけなきゃ。
Re:幸せの定義 (スコア:2, すばらしい洞察)
本人が不幸だと思えば端から見てどんなに恵まれていても不幸なんじゃないかと。
結局は、心持ち一つだと思います。
自分は、残業もほとんど無くスキルもあまり求められない職場にいましたが、将来に不安を覚えて鬱になりました。
残業当たり前な環境から見たら天国のような環境だったと思いますが、自分にとっては苦痛でした。
今は、転職してより技術力が要求される職場にいます。零細企業で前職より難しい仕事もありますが、今の方が断然幸せです。
意外と幸せです (スコア:2, おもしろおかしい)
さらに言えば、ここから業績を回復すれば・・・なんて夢物語なのかもしれませんが、どん底だからこそ這い上がれるかなという逆の意味での希望もあるわけです。
で、全体的には、幸せなんだなぁと思います。
まぁ、基本的に、思考がポジティブなので、同じ状況におかれているすべての人が同じように感じるとは言えませんけど・・・。
信じられない人たちがいる (スコア:2, 興味深い)
一人の方は、残業代も一切支給されないようです。「そんな会社で万が一体壊したとして、まともなケアを受けられると思う?せめて体が元気なうちに逃げ出すべきだと思うよ」と言ってあげたいのですが…本人の意思がありますし、それも差し出がましいかな?とも思っています。
上記の知り合いとは違いますが、ここ(スラド)を含め開発者には「いかに寝る時間が無かったか」「残業代?どこの国の話?そんなもんは出ないよ」等、低待遇自慢のような風潮があって、技術者の価値を自ら下げるような行動がよく見られるのが理解出来ません。(2ちゃんの話を真に受けるのはナンかもしれませんが、富士通の労災認定が出た自殺事件について「160時間の残業?甘いね。そんなの残業じゃないよ。普通」「ちゃんと残業代は出ていただけマシ」などのコメントが飛び交っていて、あらためて驚かされました)
そのあたり、皆さんがどう考えているのか、私も知りたいところです。
労働組合とか必要な気がします (スコア:4, 参考になる)
私なんかは
>「そんな会社で万が一体壊したとして、まともなケアを受けられると思う?せめて体が元気なうちに逃げ出すべきだと思うよ」
にホント同感で・・・そんな徹夜なんてロクなもんじゃねーからやめとけば?と思ったりはするんですが。
まあ未だに客先に対する言い訳には有効だったりしますから・・・
基本的には開発業務には計画通りにいかない傾向があり、それがIT関係には顕著な気がします・・・
(どうしても想定外のバグやら仕様変更とか入ってしまうのですよね・・・)
最近回りに日本人が減って、代わりに中国・インド人等が増えてきているので本気で待遇改善を考えないとマズイのでは、と感じてます。
最近東欧から来た結構優秀なエンジニアの人が、ひとしきり日本企業について文句を言って辞めていきましたが、いっしょに飲みに行った時に言われた
「日本のエンジニアってまるでslaveだよね」
って一言はしばらく忘れられそうにないですね・・・
駄文失礼しました。
Re:信じられない人たちがいる (スコア:2, 興味深い)
ポイントはここじゃないのか?
他人様の家庭の事情はわかるはずもないが、お子さんが二人以上いるなら退職による一時的な収入ストップは非常に辛い。住宅ローンを組んでることも考えられる。
再就職を考えようにも、IT企業なら単価の安い20代を欲しがる。他職種ならIT企業での経歴は評価されず、これまでの給料より下がる可能性が大。
同感です (スコア:2, おもしろおかしい)
周囲が遠慮して残業しないといけない仕事は回さないようにしてくれています。
でも、仕事の大半は残業(勤務時間外のサーバリブート)が必要だったりして。
確かに急な残業になると困りますからとてもありがたいですし、役に立たないのは自覚していますが、
そもそも長時間勤務を前提として仕事してるあたりで疑問がふつふつと湧いてきます。
それでも、周りの人が徹夜明けでふらふらなのに一人元気に寝てくるのも結構つらいものがありますよ。
家で家事育児してるのも大変は大変ですけど、まだ寝られますから。
残業するか、仕事(=収入)なくすか。
他の方も書いてますが、特に40代妻子持ちなんかだと悩ましいですね。
まぁそれで「仕事を取らざるを得ない」って思っちゃうのが近代日本人ってところでしょうか。
#で、勤務時間中にもつい/.をこまめに覗いてしまうのでACで。
Re:信じられない人たちがいる (スコア:2, 参考になる)
時間をかけて働くべきかな現代社会 (スコア:2, 興味深い)
スキルはあるのに、鬱病なのか?会社にあまり来ない奴がいる。
鬱病でも、時々、会社にひょっこり現れては、プログラムの納期だけは、なんとか間に合わせるべくプログラム作業に没頭する。実際、会社に来るとひとときも休まずに何やらディスプレイと向き合ってる。キー入力も驚くほど速い(ITエンジニアなら普通のレベルなのかもしれんが製造業の一角だからその凄さが目立つ)。
そして、奴の作ったプログラムで従来作業が95%くらい時間短縮されても、奴の給料は削られる一方でお金にならない。
何も作業改善しないで、ちんたら時間どおりに作業してる自分達みたいな人間のほうが断然給料がいい。
でも、あまり会社に来ない奴が、やめさせられないだけいい会社なのかと思ったりもするけど…
他人事ながら、矛盾を感じたりもするよ。
そいつになんで、そういう業界に転職しないの?って聞いたら
「今の仕事が好きだから」と呑気なのことを言ってのけやがった。
所定時間労働が重視される現代社会では、同じエンジニアでも時間かけてプログラムやる奴のほうが給料がいいってことなのかもしれないね。
Re:時間をかけて働くべきかな現代社会 (スコア:3, 興味深い)
>「今の仕事が好きだから」と呑気なのことを言ってのけやがった。
それはわざわざ転職活動をするだけの気力がないからですよ。で、
おそらく「なんでそういう業界に転職しないの?」も、本人には気
遣いではなくて「おまえ辞めろよ」にしか聞こえていない。
#せっぱつまってる人には、理由を聞いても無駄だとおもうな。た
#ぶん、その人の理由が他人に納得できないものであることを本人
#が一番知っているから。だから、とんちんかんでも、一見無難そ
#うな答を返すわけで。
日本でなくても (スコア:2, 参考になる)
米国加州のとあるIT関連会社に勤めています。米国だって不幸せなエンジニアがいっぱいいます。金曜日の午後に新しいプロジェクトを渡されて、月曜日の朝に「さぁやるぞ!」と気合いを入れていると、ボスが一言「先週頼んだあれ、出来てる?」なんて聞かれたことがあります。それ以来週末なんてありません。下に仕事を押し付けて自分だけ休暇を取り、休暇明けに「仕事のし過ぎだよ」なんて皮肉を言われます。
上があれだと下が不幸になります。それはどこでも同じことです。Re:日本でなくても (スコア:3, 興味深い)
もちろんのし上がってゆくのはそこでがんばる一部の人ですけど。「昇進昇給より生活が大事」って態度も「許される」のが違うと思う。
こういう話を見ていると (スコア:2, 参考になる)
明るい話をするのは就職活動中に会うリクルーターの人だけで、現場から出ているであろう現場の様子で明るい話は見たことがない
若い人にはちゃんと言っておくけど (スコア:2, 参考になる)
マッチポンプ (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:だってIT部門ががんばると・・・ (スコア:5, すばらしい洞察)
「使用者にとってはインターフェイスこそが製品の全てである」
というのは別にIT関係の開発だけに限った話じゃないですけど、
基本中の基本ですよね。
----- 傷の治療は傷より痛い -----
Re:だってIT部門ががんばると・・・ (スコア:3, 興味深い)
それまでその仕事をしていた部門(総務とか人事とか)にとっては、「圧倒的な業務効率改善」ですね。
相当な「高い評価」をもらってますよ。その変更を指揮した人たち。
その分、全社的な効率がガタ落ちになっていたとしても関係ありません。
「全体最適」な視点を持ち合わせている人間なんて限られているし、そもそも部門のトップにそんなもの要求されていませんからね。
> ・書類の書式もどんどん変わる
「改善」という言葉が権力を持つ組織では、「何かを変えること」自体が評価対象になるのです。
それが実質的には「改悪」であっても関係ありません。
当初は「手段」であったはずの「変えること」がいつのまにか「目的」となり、その先にあるべき「真の目的」は忘れ去られます。
うちの会社で「組織変更」が多いのも、「組織を変えること」を自分の仕事と定義している人たちがいるからなんですよね…
Re:だってIT部門ががんばると・・・ (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:日米の報酬に格差があるというけれど (スコア:3, 興味深い)
しかし普通は大学側が企業に対して好条件で学生を鍛える環境を用意してくれるわけではなく、普通はバイト斡旋ぐらいしかしてくれません。
このユルユル状況では弱小企業が将来の就職を見込んでバイト/インターンの形態で学生を使えるように鍛えても、彼らはその技術やノウハウを携えてもっと条件の良い企業に行ってしまうわけです。
このことを会社側もきっちり分かっているために学生バイトの教育にさほど人を割くことをしません。故に在学中の実務レベル向上による、_使える_人材育成がままなりません。
結果、独学で学んでいてかなり出来る学生を準即戦力として使うことぐらいしか出来ず、これでは出来る人材の絶対数は増えにくいです。
このような状況なので、学生全体のレベル底上げは難しく、相変わらず使える・使えないの二極分離になりがち(しかも使えないのが圧倒的に多い)なわけです。
特許ライセンス供与や企業主導での研究進行など、中規模企業でも旨味のある手を打ち出している大学もあることはありますが、まだまだ少数に思えます。
学力低下が叫ばれて久しいのですが、なかなか大学も含めて使える(技術を持った)人材を育てるという意識が欠けているように感じます。
こういう学生生活スパンの中にどうやって人材育成を組み込むか、これは企業だけではどうにも出来ないものではないでしょうか。
Re:IT技術者=プログラマ? (スコア:2, すばらしい洞察)
マネージャーやリーダーは SE はいくらでもいると思っているし、経営者に至っては労働力は日本に限らずとも中国にもインドにもいくらでもあると思っていやがる。その癖、顧客は顧客で、仕事を依頼できる企業なんていくらでもあると思っていたりするわけで、まぁそんな状況でシアワセとやらを掴み取らなきゃならないともなれば、確かにこの国はナンギだよなぁとか思うよ実際。
上に立つ人間、立場的に優位に立つ人間が「感謝の心」を持てない限り、今の情況が好転することはないだろうね。
むらちより/あい/をこめて。
Re:IT技術者=プログラマ? (スコア:2, すばらしい洞察)
小手先だからでは? (スコア:2, 参考になる)
もともと組み込みとかファームとかが多かったせいもあるかもしれませんが、そんなものは製品の構成に依り決まるものであってそれにより製品を決めるものには成り得ません。
OSも使用言語も開発環境も、作るものが決まってから初めて語るべきものとなる。
結果として、開発環境は変わることも往々にしてあるし、開発言語なんてプロジェクトが始まってから初めて目にする事もある。
が、それで困る人ってのはそれほど居なかった訳ですよ。
それはそういう人達が学んできたのは、
「なになにってOS上のなにそれって言語でのプログラムの作り方」
ではなく、
「ソフトの作りかた」
もっと言えば、
「製品の作りかた」
だったりする為です。
で、この「製品の作り方」ってノウハウは、ソフトだけに限らないんですよ。
基盤のチェックや手直し、筐体の加工ってのは判りやすいと思いますが、製品を考える企画、製品を商品化する為の営業や客先との応対、それらをスムーズに運ぶ上での人の使い方。
そういう物も含めて「製品の作り方」になる。
で、そういうノウハウってのは、陳腐化しないんですよ。
結局、限定言語のテクニックを磨いたとて、それは所詮、現時点での個人的利便性の向上にしかならない、小手先のテクニックに過ぎません。
身内で見てみると、最大効率の人間と最低効率の人間での差は、せいぜいが3倍ってところ(新人除く)
が、10人動かせば10人分必要な、100人動かせば100人必要なの仕事が出来るんですよ。
そういう処を考えてスキルアップを考慮しないと、余り評価はされないと思いますし、それはそれで当然の判断なのではないかと思われます。
#上流と下流で必要なスキルは異なる。
#けど、その中には共通した思想があるものです。
Re:そもそも (スコア:2, すばらしい洞察)
#そういえる技術者になりたい
有無自在
一言で言えば (スコア:5, おもしろおかしい)
「社員が働かないのが悪い」
Re:IT技術者に限らず (スコア:2, 興味深い)
量産品質を劇的に向上して世界シェアで日本のメーカを追い越しつつあるのはどうしてなんでしょうね?
日本の大企業がここまで「繁栄」したのは量産技術や品質管理の部門がふんばったからであって、
技能者が本当に必要な独創的な技術に付いてはごく一部の企業(ソニーとか)と町工場レベルの下請けに集中していた訳ですが。
で、今は町工場は買いたたくのが当り前で後継者がいなくなってきてるし、独創性のある技術者がいられる場所は減る一方と来た(苦笑)。
これで「繁栄」が続くとは、到底思えないのですが(;´Д`)
Re:IT技術者の地位が向上すると・・・ (スコア:3, おもしろおかしい)
何だったかというと、「これを買えば、偉そうな UNIX 管理者をお払い箱にして、
若い新米の管理者に GUI でピコピコ仕事させられますよ。」と
経営層にアピールした訳です。引合いに出して申し訳ないが、
たとえば bugbird さん [srad.jp]のような態度の大きい管理者を、です。
で、どこにでも居るような、技術屋へのコンプレックスに満ちた経営者が、
復讐心から Windows Server なんていう馬鹿なものを入れてしまいました。
こんなものが IT 技術者の地位向上に役立たないのは、むしろ当然の帰結です。
「私は今幸せだ、なぜなら……」 (スコア:3, おもしろおかしい)
時々いるよ。
「私は今幸せです。」
の後に
「この業界から足を洗ったから。」
と続く。