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ビジネス

あなたのプレゼンめそっどは? 138

ストーリー by soara
サブタイトル:Steve Jobsの基調講演まとめ集 部門より

「ぷれ☆ぜん!」 曰く、

過去、/.Jでも高橋メソッド(その書籍化時ストーリー海外での高橋メソッド紹介事例)、/.Jストーリーにはなっていなかったようだがもんたメソッドべつやくメソッドなど、インパクトを与えられるプレゼン方法について話題になったことが何度かあったのは記憶にあることだろう。

ここ10年における世界有数のプレゼンの名手に、現Apple Inc. CEOのSteve Jobs氏を含めるというのは過言ではないと思われる。彼のプレゼン方法については昨年2月にwiredvison.jpが訳した記事「Jobs氏の「魔法のようなプレゼン」を支える秘訣10ヵ条」などが参考になる。タレコミ人個人の思い出で申し訳ないが、2002年から存在していたintel Mac開発の の存在に対して、「It`s true!」のプレゼン一枚を用いて肯定したことのインパクト(関連/.J記事AppleがIntelプロセッサ採用を発表)は今でも忘れられない。本家記事「Steve Jobs' Macworld Keynotes, 1998-2008」によると、The Industry Standardが、Steve JobsのMacworldにおける基調講演のビデオをまとめた特集を組んでいるということだ。彼の変貌ぶり10年間のプレゼンを振り返ることができる。

これだけでも十分な話題とは思われるが、名手Steve Jobsのプレゼンを見つつ、/.Jの諸賢がプレゼンにおいて使っているコツ、タブーなどがあったら、これを機に(休暇期間の比較的時間のあるこの時期に)お教え願えたい。話題のきっかけになりそうな過去/.Jストーリーを以下に挙げる。

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  • 秘訣は1カ条だけ (スコア:5, すばらしい洞察)

    by NOBAX (21937) on 2009年01月02日 21時13分 (#1484469)
    1.相手の聞きたいことを話す
    • Re:秘訣は1カ条だけ (スコア:3, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2009年01月02日 21時27分 (#1484478)
      wiredvisionの記事より:
      >[記事は、ほとんどのプレゼンターは「情報を伝える」が、Jobs氏は「インスパイアする」、
      >「ステーキを売るだけでなく焼きたての興奮を伝える」などとまとめている。]

      つまりは上のような「テクニック」のことでしょ。

      「(私のこと|僕のこと)好き?」と相手に聞かれて「うん、好き。」って単に返すよりも

      1. 道路走ってきたトラックの前に飛び出して「僕は死にましぇん!」と絶叫するとか
      2. 「あのね、日本人は『好き』って口にすることは滅多にないの。でもねそれって好きじゃないってこととは違ってね、照れてるだけなの」と返すとか
      3. 「ふ、ふん!べ、べつにアンタのことなんてなんとも思ってないんだから。あ、これ今日のお弁当!」とツンデレするとか

      そういう演出があるとインパクトがあって他の有象無象と区別されやすくなる(結果、提案が採択されやすくなる)という話だと思うの。

      日本人は学校教育で弁論術を学ばないので、こういうテクニックに対して否定的な面もあるけど、
      (「作文」の授業は「感想を素直に表現しましょう」だけだし。論理性も表現の技術も教えてない)
      こういう演出の技術を識ることと、逆にそれを見破る観察力(関連ストーリの「3D円グラフ」とか)は重要なリテラシーだと思うの。
      親コメント
      • by eldesh (33332) on 2009年01月02日 23時33分 (#1484534) 日記

        こういう演出の技術を識ることと、逆にそれを見破る観察力(関連ストーリの「3D円グラフ」とか)は重要なリテラシーだと思うの。

        私もそう思う…. けどなんか悔しいんですよね.
        欧米流(?)の"プレゼン能力"を学んで,欧米流の"見破る能力"を身につける….

        プレゼンが必要な時ってそんなにあるのか?
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2009年01月03日 6時12分 (#1484626)
          元ACです。eldeshさんに対する反対意見ではないのですが、いい提起をされていたので。

          >プレゼンが必要な時ってそんなにあるのか?

          「プレゼンの方法」=「プレゼンソフト(MSPowerPointなど)の使い方」と勘違いしているようなコメントが見られますが、これは「文章の書き方」=「ワープロソフト(MSWordなど)の使い方」と矮小化して置き換えているようなものです。

          それに、「テクニックの善悪論」を「テクニックについて論じること」の正否を判断するコメントも見られますが、「プレゼンテクニック」を「クラッキングテクニック」に置き換えてみてください。
          クラックは善悪で言えば「悪のテクニック」ですが、だからといって知ることが必要ないとはいえません(でないと、AV・FWの必要性も説明できません)。

           
          テクニカルなプレゼンが行われたときには、そこにすくなくとも3種の人間が存在しています。
          1. テクニックを用いてプレゼンをした人
          2. プレゼンを提示された人
          3. 競争者・傍観者
          1.はテクニックの存在・有効性について熟知しているorそれが使ってはならないものと知らなかった人です。
          2.はそのプレゼンを見て成否を判断する人ですが、それが使ってはならないものと知っているリテラシーの高い人の場合、テクニックの使用は逆効果です。
          3.はその使われたテクニックに対して、どのように自分をアピールするか(そのテクニックはまやかしだと批判することも含む)考えるべき人です。

          また、プレゼンとは『製品プレゼン』だけではありません。
          1. 学校における「講義」
            (これについては「もんたメソッド」が、効率性と学生にキーワードの書写をさせるという作業が存在することの有効性が過去スレで指摘されてます)
          2. 学生の研究発表
            (おそらく、これから1・2ヵ月の間、この種のテクニックを最も必要とする人たち)
          3. (企業・研究所職員)の成果発表・外部研究費獲得時の面談
          4. 学会発表
          5. 就職時の自己アピール
          6. 政策提言
          その他が含まれるでしょう。

          ひとつ、目撃例を挙げます。
          10年ほど前、理学部の修士論文発表会でグラフを示しながら「この結果は、なんだかとってもいい感じです」と表現した学生が居ました。当時、流行していた歌詞の一節を引用したのですね。
          60過ぎの教授大先生が最終講義で用いるならば「場を和ませるジョーク」として受け取られたのでしょうが、彼の発表後は「検定はしたのか?それは何検定で何%の優位水準か?優位水準って分かるか?」「有効数字は何桁だ?」とか、卒論レベルの質疑応答しかされませんでした。
          TPOをわきまえないジョーク・テクニックを入れたために、「こいつは科学リテラシーがないのではないか」と逆に思われてしまったということです。
          親コメント
          • Re:秘訣は1カ条だけ (スコア:1, すばらしい洞察)

            by Anonymous Coward on 2009年01月03日 14時47分 (#1484713)

            卒論レベルの質疑応答しかされませんでした。
            TPOをわきまえないジョーク・テクニックを入れたために、「こいつは科学リテラシーがないのではないか」と逆に思われてしまったということです。

            まぁ、卒論レベルの質疑に対してきちんと応答できれば「科学リテラシーの欠如疑惑」は払拭できるでしょうが、なにより本来なされるべきレベルの質疑応答の時間がそれに消費されたのが当人にとって本当に痛いと思いますよ。
            親コメント
    • by gm_camouf01 (31675) on 2009年01月02日 23時03分 (#1484523)
      相手の聞きたい以上のことを話すべき
      聞きたいだろうことを含めて、更に気付きを与えなければ、良い評価にはならない

      あとは「聴衆の10%は諦める」かな
      親コメント
    • >そういう演出があるとインパクトがあって他の有象無象と区別されやすくなる(結果、提案が採択されやすくなる)という話だと思うの。

      プレゼンターが何かリアクションをする度に、観客の笑い声を流せば良いんですね!
      わかります!

      アーッハッハッハッハー
      親コメント
    • by fukapon (4131) on 2009年01月02日 22時24分 (#1484504)
      いやいや。ときには。

      1.自分の話したいことを話す

      聞きたいことなんてない場合も多いですからなぁ。
      親コメント
  • by ruto (17678) on 2009年01月03日 11時45分 (#1484674) 日記
    スライドをめくるタイミングがすばらしいプレゼン: なおまるのプレゼンテク [youtube.com]
    文字を左上にそろえることで、見る人が文を読み始める点を探さなくて良いプレゼン: 仕事を楽しくするプレゼンの研究~中間発表~ [youtube.com]
    具体例やキーワードを利用し、また、ストーリーをきれいにつなげているプレゼン(オチもあるよ): Joel on Developers Summit――素晴らしいソフトウェアを作るということ [atmarkit.co.jp]
  • by ppgnoppgna (36060) on 2009年01月02日 23時20分 (#1484530)
    オリジナルではありませんが、ブルーバックスだけでもこれだけの本が出ています。
    私が読んだ限りでは、プレゼンについては、上から順にお奨めです。
    ただ、ある程度センスがある人にとっては当たり前の内容ばかりかもしれません。
    一度リアル本屋で立ち読みの後、購入されることをお勧めします。

    「分かりやすい表現」の技術―意図を正しく伝えるための16のルール [amazon.co.jp]
    理系のための口頭発表術 [amazon.co.jp]
    「分かりやすい話し方」の技術―言いたいことを相手に確実に伝える15の方法 [amazon.co.jp]
    「分かりやすい教え方」の技術 [amazon.co.jp]
    「分かりやすい文章」の技術 [amazon.co.jp]
  • あたしプレゼンメソッド (スコア:3, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2009年01月02日 21時15分 (#1484471)
    あたし

    プレゼン

    あしたブラウザ [utf-8.jp]

    みたいな
  • by Anonymous Coward on 2009年01月03日 4時09分 (#1484611)
    これが全てだと思う。
  • by Anonymous Coward on 2009年01月03日 9時41分 (#1484648)
    Jobs氏の様な名手は基本型を踏まえつつ、自由に応用変化させているのだと思います。 ひとたび一流と目されれば、ひとこと一言や立ち居ふるまいに注目してもらえて、さらに評判が上がるのでしょう。

    一流の手前に居る我々は、まず基本型が無意識に表現できるまで稽古を積むことが大事。 何をもって「型」とするかは色々流儀があるでしょうが、ご参考までに、私の学術プレゼンでの型はここ [scribd.com](工業材料誌連載の著者版Postprint)にまとめてあります。

  • http://wiredvision.jp/news/200802/2008020121.html [wiredvision.jp]によると私のプレゼンに足りないのは:

    2. 情熱を見せる。

    なるほどー。冷静沈着に「Linuxのファイルシステムの同期書き込みはあてになりません」とあれほど言っても、皆 Linux を DBMS のベース kernel にしようとするのはそういうわけか。

    よし。今度はスティーブ・バルマーを参考にしてみよう!!
    --
    fjの教祖様
  • by Anonymous Coward on 2009年01月03日 2時00分 (#1484586)
    と読んで、
    「こういうネタならクリスマス前にやれ。」
    「そもそもプレゼントを贈る相手なんていねーよ。」

  • by pnp0a03_pc (7186) on 2009年01月03日 15時03分 (#1484717) 日記
    高橋メソッドを用いた発表が滑ってるの見てて居たたまれない感じになることがままあります。
    いやお笑いじゃないんだから滑ってるってのは変かもしれないけど…
    静まりかえった会場で淡々と続くアレはなんかこう期待値では無いような。
    • Re:高橋メソッド (スコア:3, 参考になる)

      by t-tarou (10729) on 2009年01月04日 1時15分 (#1484808)
      高橋メソッドおよびもんたメソッドを応用してやったことがありますが、社内的にはなかなか好評でした。
      意外にも少々目が悪くなってきているベテランの方々に「文字が大きくてわかりやすくよい」と好評でした。中には「パソコンでやるんだから、OHP式に何でも詰め込んだスライドにする必要はないんだね」とおっしゃってくれる人までいました。

      が、問題はその後。

      幹部の一人が「プレゼンを次の人の参考にするから、全部(紙で)打ち出してくれ。もちろんカラーで。現尺で。あと俺も欲しいから2部な」などと言いだし、反論することもかなわず、結果、300枚にも及ぶスライドを2部も、迷惑にならないように誰もいなくなった深夜の職場で泣く泣く印刷する羽目になりましたorz。

      ご存じの通り、高橋メソッド・もんたメソッドはページ数が通常のスライドより異常に増えます。また、私はリハーサルの結果から、一方方向に流すだけでプレゼンができるように同じスライドを何枚も繰り返し含むようになっていました。さらに、発表用資料とは別に、配付資料は作ってあり、そちらも普通にワープロ文書でまとめてありましたので、投影するプレゼン資料を印刷することなど全く考えてありません。そのため、ハイライト効果をねらって暗い背景に明るい文字で書いておりました。この印刷には全く向かないデザインをそのまま出せと言うお達しで、トナーを膨大に消費。また、Acrobatの機能を利用して、3Dモデルデータと動画を含んでいるわけですがこいつらを印刷しても何の意味ももありません。

      結果「印刷してみるとたいしたことないな」というありがたいお言葉をいただきましたorz

      結論:高橋メソッドの意外な味方はベテランな方々。ただ、敵もやはりベテランな方々でした。
      親コメント
    • by seoulflowerunion (37424) on 2009年01月03日 23時55分 (#1484798)
      あまりにもそれそのものだと聴衆の判断基準が厳しくなるのかも。

      今からおもしろい話するから聞いてよ~というような前置きと捉えられて、いらぬ期待を煽っちゃった結果、そこそこいいネタでも、なーんだ大したことないじゃんと思われてしまうオチ。

      私としては、高橋メソッドのエッセンスを気にしつつ資料を作る、すなわち、一枚のシートにあまり詰めこまない、なるべく字数少なく表現する、といったところのお手本程度にとどめておくのがよいのではと思っています。

      --
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      親コメント
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人生unstable -- あるハッカー

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