
オフィスのペーパーレス化を阻むのは ? 102
ストーリー by reo
校正とかメモとか紙の方が便利だもの 部門より
校正とかメモとか紙の方が便利だもの 部門より
ある Anonymous Coward 曰く、
本家 /. 記事「What Is Holding Back the Paperless Office?」より。
CNN.com の「オフィスのペーパーレス化は進んだか?」という記事を読み、オフィスのペーパーレス化を阻む原因について考えてみた。
自分に関して言えば、レビュー中のドキュメントをプリントアウトして一度に何枚も広げ、手でマークアップするためのプリントアウトがまず頭に浮かぶ。PDF や Word のマークアップも悪くないが、一度に複数ページ広げたり、同時にチェックしたりするのにプリントアウトした方が勝手が良い。
しかしデュアルモニタにしてソースドキュメントと現在作業中のものを同時表示するようになり、プリント量は減った。ということは、Microsoft のテーブルトップコンピュータのようなものを机として使えるようになれば少なくとも机の上はペーパーレスにできるのではないかと思う。
ペーパーレス化を阻む原因は他にもいろいろあると思うが、/.erがプリントアウトしてしまう理由はなんだろうか?
最大の要因 (スコア:5, すばらしい洞察)
紙でよこせとうるさい上司、上役。
とはいっても、確かに長文読むときは印刷したくなるけどね…
スパゲッティプログラム (スコア:3, 興味深い)
あんなもんEmacsを駆使しても一画面や二画面で読めるものか。
紙に出して、書き込みしたものを机一面に広げて、それでようやく解読できるかどうか。
無駄にページ数だけ多いExcel仕様書なんかも同様。仕様書の閲覧だけで五画面くらい欲しくなる時がある。
そりゃあ (スコア:3, おもしろおかしい)
思ったとおりに印刷されてくれないEXCELかな
Re:そりゃあ (スコア:2)
Excelといえば・・・表の見出しが幅が足りなくて折り返されたとかはしょうがないけど、
「数百文字の文章を大きなセルに書き込んでズレるから」と全セルを方眼にして
折り返しなどの割付まで全てを手で調節してある設計書類とか見ると殺意が沸く。
セルの1行=文章の一行なんて書き方は問題外。局所的にテキストボックス使うか、
PowerPoint使うか、文章メインで表使わないならWord使えよ、と。
文章書き換えたら改行位置を手で直す(場合によっちゃ下行のセルに移動まである)とか、
長い文章を1セルに詰め込んであってシートのコピーで文章が切り詰められるとか、
後から修正することとかまったく考えてない。
そういう状況だから多くの人が電子媒体のまま見ることが多くなることが
ペーパーレスがあんまり進まない理由でもあるんじゃないかなと思ってたりする・・・
それにしてもMS-Excelの日本語フォントでの崩れ方はひどすぎる。
Re:そりゃあ (スコア:2)
何書いてんだろ・・・
>そういう状況だから多くの人が電子媒体のまま見ることが多くなることが
↓
>そういう状況だから多くの人が電子媒体のまま見ることが多くなると無作法が露見することが
こりゃ俺もペーパーレスできないかもねー
Re:そりゃあ (スコア:1)
つ [ 印刷プレビュー ]
同じ画面上でもなぜかプレビューだと結構ずれなく表示されます。
# それなら最初から(ry
各種書類への押印 (スコア:3, 興味深い)
T/O
# 一番多いと思ったけど… 電子ハンコ化とか進んでるのか?
Re:各種書類への押印 (スコア:1)
ハンコだけならまだいいんだけど、手書き必須、修正ペン使用不可な書類を書き損じて印刷しなおすことがよくありますよん。
# なんでこんなによく間違えるんだろう。いや、まぁ、鉛筆で下書きすりゃいいんだけどさぁ。
1を聞いて0を知れ!
オリジナルであることの保証 (スコア:1, 興味深い)
大学で事務をやっている者ですが、オリジナルであることの
担保は紙媒体が一番手軽で信頼性があると思います。
教員の方や学生さん等とやりとりする書類がほとんどで、
自分(もしくは一つの部署)の中で完結しない以上、
重要な伝達事項は紙媒体に頼るしかないのが現状です。
例えば、契約書のとりかわしや役所への各種届け等が電子媒体のみで完結できるぐらいにならないと
所掌事務のペーパーレス化は実現できないかなぁと思います。
紙の方が便利なだけ (スコア:3, すばらしい洞察)
超ローコストで提供できる媒体である上、高品位の表現が可能で入出力も自由。
入力装置も各種各様のものが用意されていてユーザーが好みの物を選ぶことが出来る。
完全電源レスで超薄型超軽量。(但し情報密度はそれほど上げられない)
自由にスタックする事も出来るし、必要に応じて圧縮・展開も可能。
歴史的に便利なサポートツールの類も大量に有る。
なかなかに無いと思うんだ、こういう物って。
Re:紙の方が便利なだけ (スコア:1)
前は会社でも記録類を保存するために別途保管庫借りていたり、
書類棚の面積が大きかったけど、
年々、電子化してファイルサーバに置くようになって、
書類の面積比が減っていきました。
まあ、固定費削減としての賃貸スペースを減らすことでの
コストカットの要求からですけど。
場所の賃料よりはメディア移し替えのコストのほうが安のでないかな。
「シゴトダイエット」 (スコア:2, 興味深い)
貼っておきますね。
「会議ダイエット」→「資料ダイエット」→「移動ダイエット」→「メールダイエット」 [nikkei.com]
> パナソニック電工は1万人を超す社員の業務時間を3年で150時間ずつ減らす「シゴトダイエット」活動を推進中だ。
「プリントアウト」 (スコア:2)
プリントアウトとは [hatena.ne.jp]
いや別に自分が病んでいるわけでは……。
印刷用に作られた文書って基本縦長なので (スコア:2)
特に自分のように業務用のPCの画面が1024x768しかない人にとっては。
反面Power Pointで作られた文書は基本的には表示用に作られているので
印刷しないでそのまま画面で閲覧することが多いですね。
あとはページ送りが紙に比べてやりづらい、メモの書き込みをしづらい、等
ハンドリングの問題もあると思います。
#あんまり斬新な意見じゃないですね。。
オフィスにスキャナーがない (スコア:2)
落書きができない (スコア:1)
あと欄外に落書きしてるとき行き詰まったことが別ベクトルから考えられたりもする。
手を動かすのが重要なのとPCだとその辺冷静になっちゃうので駄目だ。
画面の解像度 (スコア:1)
フォントも表示と印刷で違うので、文章に他のフォント使った文章が混じってないかチェックするのは表示では難しいですね。
半角と全角の入り混じりをチェックするのも表示ではフォントのせいかわかりづらいですね。
エクセルも横や縦に長い表は画面では一覧視できない(縮小するとつぶれて読めない)ので、確認は印刷物でやってますね。
Re:画面の解像度 (スコア:1)
オフィスの存在そのものが問題 (スコア:1)
物理的なオフィスに集まって仕事している時点で、紙という物理的な媒体から逃れることは不可能!とか言ってみる。ネットを通じて全てを電子データでやりとりするのがペーパーレス化への第一歩じゃないかなあ。ペーパーレス化が先だろ?って突っ込まれそうだけど、ニワトリと卵だよね。
もちろん。 (スコア:1)
比較するのは、当然「自分の作業領域」ですよね。
割当領域が足りないのを理由としたことは、何度かあります。
一度、情報共有置き場に放り込んで、何処に置いたかのメモだけ用意してたんだけど
ぽこぽこフォルダ移動やら資産を持つPC(アドレス)やら変更されまくったので紙で手元に置きました。
おそらく共有領域もカツカツだったのでしょう。
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投稿処理前プレビュー確認後書込処理検証処理前反映可否確認処理後……
前のページにもどったり見比べたり。 (スコア:1)
紙だと、前のページを見返すときに、今見てるところに指なり別の紙なりを挟んでおいたら、すぐに元の場所に戻れます。適当に折り曲げて、比較することもできます。
pdf, テキスト, パワポ, ワード, Webページ、それらで同じようなことするのって、どうやってます?
# スケールが同じグラフ用紙を重ねて透かして比較するのは、透明度を設定できるウィンドウマネージャでできますよん。
# エディタを半透明にして、参考資料を透かして作業することだってできます。使い方によっちゃ便利ですよん。
1を聞いて0を知れ!
Re:前のページにもどったり見比べたり。 (スコア:1)
パワポはわからないけど、ハイパーリンク関係はWindowsでAlt + ← でもどる手癖がついてます。
テキストだったらemacsで読むのでマークしておいて戻ったり。
紙出力はじっくり推敲するようなドキュメントでやるなぁ。編集可能な状態だと、どうしても読んだところをすぐ修正したくなる誘惑に負けてしまい、後段に進んでからいらんことしたのに気づくことがあるので。
Re:前のページにもどったり見比べたり。 (スコア:1)
ハイパーリンクだと確かにそれ便利です。戻る/進むは、読んだところまでスクロールしてくれますし。
同一ページ内の別の箇所でも似たようなことするのは難しいんでしょうか。
1を聞いて0を知れ!
Re:前のページにもどったり見比べたり。 (スコア:1)
私の場合はLinuxのKDE4を使っていて、KDE4標準のウィンドウマネージャにはデフォルトでウィンドウの半透明機能がついています。
Windowsでもウィンドウを半透明にするツールはあるようです。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/tec/online/20031031/106408/ [nikkeibp.co.jp]
http://www.forest.impress.co.jp/article/2001/10/16/transparent.html [impress.co.jp]
使わないときはとことん使わない機能ですが、たまに活躍してくれます。
1を聞いて0を知れ!
Excelというものがありまして (スコア:1)
印刷確認は欠かせませんね……
まぁ、pdf出力してペーパーレスで確認する方法も
使えそうではありますが。
---- 何ぃ!ザシャー
文書の様式そのものが画面表示に合っていない (スコア:1)
紙で書かれる文書は、長い歴史の中で洗練されて今の形になったもの。
単純にそれをPCの画面に表示しても読みにくい、使いにくいのはあり得る話です。
だから、すぐにペーパーレスに移行するのは難しいですし、無理にする必要もない
と思います。
ビジネスマナーもからむ問題なので簡単ではないですが、画面表示に適した書式、
様式が一般に広まっていくのを待つしかないのでしょうね。
以下は別の話。
職場に某有名企業でSEをやっていたという人が転職してきて(辞めさせて今はいな
い)、書類を作成するときに「私は紙に印刷なんかしない。画面ですべてチェック
できる」と豪語していたことがあります。
しかし作成した書類を印刷してチェックすると、誤字脱字、項目の抜け等ミスが非
常に多く、困り果てました。
やっぱり無理せず、紙に出す書類は紙でチェックし、画面で使うものは画面でチェッ
クすればいいんじゃないかと。
紙は軽くて電源いらなくてすぐ見れる (スコア:1)
ペーパーレス化を阻むのは、表示媒体が電源線の必要なディスプレイだから、というのが最大の理由のような気がします。
あちこち移動しながら仕事する、しかもコンセントが周りに見あたらないような場所で作業すると、紙じゃないと成り立ちません。そんな場所はオフィスじゃないという意見もあるでしょうが、現場とオフィスを行き来しながら仕事する環境だとどうしようもない感じ。オフィス単独で成り立つ企業なら話は変わってくる?
データをどうやって持ち運ぶかってのもありますね。WordやExcel形式にしたところで、どこかにメモリしないといけない上に、見たい時すぐには見れません。パソコン探して、ネットワーク切って、パソコン起動して、メモリ挿して、ウイルスチェックして…とか簡単に10分以上使ってしまいます。なお、こちらも同様に電源と表示媒体がないと成り立たない話。
図面など特殊フォーマットのデータだと、起動するアプリケーションが移動先にないから紙に打ち出す、ということもあります。表示部が紙くらいの大きさのハンディターミナルが欲しいところですね。投影機でも良いかもしれませんけど>表示。いや、それだと屋外で使うのが厳しいか。
Re:紙は軽くて電源いらなくてすぐ見れる (スコア:1)
> 電源線の必要なディスプレイ
紙に印刷するのと、電気を食う液晶ディスプレイで確認するのと、
どっちが地球環境に優しいんだろうか?
TomOne
Re:紙は軽くて電源いらなくてすぐ見れる (スコア:1)
>紙に印刷するのと、電気を食う液晶ディスプレイで確認するのと、
>どっちが地球環境に優しいんだろうか?
文書を閲覧する可能性のある場所全てに文書閲覧用のパソコンを設置するとなると、設置分のハードウェア数だけ考えてもあまり地球環境に優しいとは思えないですねぇ。パソコンの場合、台数分の維持管理コストがかかりますし。
仕事の仕方にもよると思いますけどね。オフィスだけで全て成り立つ仕事かどうかじゃないでしょうか。
画面は紙の代替とはならない。 (スコア:1)
なぜなら画面は紙と協調して働くよう意図されているから。
紙の方が得意な作業は紙にまかせて、画面は画面の領分で活躍する。
そんなデザインなのでしょう。
AC曰く (スコア:0)
想像 (スコア:2)
Imagine there's no paper
it's saving if you set
no printer before you
left us only display
imagine all the pc
doesn't print any more...
広義の「外字」の記載の楽さ (スコア:0)
旧字体・変体文字系とか「□にローマ数字」とかの独自文字を
気軽に迅速に表現できるという点で紙のメモは一向に減りません。
印刷するケース (スコア:0)
・資料として配る場合
・文書の添削
前者はともかく、後者は印刷したほうが精度いいんだよなぁ
自分に限らずそういう人はいると思う
指差し確認しながら読めるし(ディスプレイ触りたくない
どうも画面に表示されてるものだと流し読みになってしまう
#diffとかで設定変更の確認するときはさすがに印刷しないですけどね
Re:印刷するケース (スコア:2)
というか印刷ミスの未然防止が主な目的ですが。
もちろん実際に印刷したものにはかないませんが。
添削精度 納品後>>>紙>画面 (スコア:3, すばらしい洞察)
そんなことありませんよ。印刷しなくても、
も誤字脱字がすぐに分かりますよ。
# なんで事前にチェックしているときは気づかないんだろう・・・。
Re:添削精度 納品後>>>紙>画面 (スコア:4, 興味深い)
他の作業をやると、脳の中のドキュメントキャッシュがクリアされるからではないでしょうか。
文章書いた直後の推敲は、見直ししているつもりで実は脳内キャッシュを読んでいるだけ、という場合がよくあります。(←個人的な体験)
Re:添削精度 納品後>>>紙>画面 (スコア:1, 参考になる)
> 文章書いた直後の推敲は、見直ししているつもりで実は脳内キャッシュを読んでいるだけ、という場合がよくあります。(←個人的な体験)
あー。
『理科系の作文技術』 [amazon.co.jp]にも書いてありましたね。
本当は他人に読んでもらうのがいいけど、自分で読む場合はしばらく寝かせてから読むのがいい、と。
液晶バックライト (スコア:0)
こいつがある限り、ペーパーレスになることはない。
紙の白と液晶の白は質が違う。
液晶の白はまぶしくて読書に向かない。
Re:液晶バックライト (スコア:2)
Eインクが普及すれば
・・・今度はEインク・ペーパーが机に山積みになるのかな?
Re:液晶バックライト (スコア:1)
背景色か画面、どっちか片方でも調整してから言ってる?
液晶画面は初期設定では明るすぎるよ?
Re:液晶バックライト (スコア:1)
>液晶画面は初期設定では明るすぎるよ?
明るすぎるかどうかは環境光に依存しますけどね。日中の明るい場所に合わせて調整されている場合は、夜中とか暗い部屋では明るすぎます。最近は蛍光灯の数を減らしたりする暗めのオフィスが多いとか?
環境があまりに明るすぎる場合(屋外とか)、バックライトを完全に切って反射光で見た方が良い場合も。
Re:液晶バックライト (スコア:1)
それは「液晶画面が文を読むのに適すかどうか」にはまーーーったく無関係だけど?
既出含めて自分の場合・・・ (スコア:0)
自分の周辺では、
・連続帳票でリストを打ち出してプログラムをデバッグするのがロマンだから(というか追いかけやすい)
・チェックリストの納品で、「指差し確認」をする為、印刷して手書きで「レ」をつけろという指示がある
・やっぱりPDFでは読みにくいから
・メモ用の裏紙が必要だから
#A3がデフォルトの業界に居るのでAC
Re:既出含めて自分の場合・・・ (スコア:1)
うちなんて、場合によっては手書きで書けとかあります。
プリントアウトはしないけど、ペーパーレスにはならない。
印刷では「こころがこもらないから」だってさ……。
Re:既出含めて自分の場合・・・ (スコア:1)
挨拶したり口上を述べていたのを手紙で代用しているんで、
手書きだろうと書状で済ますのは失礼だ、心がこもっていない! とか
言われかねない。
だから、わざわざ本人が出向いて目の前で口頭で伝えるのが
一番よいのではないでしょうか。
紙では表現できない代物で表現する (スコア:0)
動画とか。
Re:社員のITリテラシの低さ、でしょう。 (スコア:1, すばらしい洞察)
検索「バグ」
でバグがずらっと出てきてくれるなら、楽なんだけどね~。
Re:社員のITリテラシの低さ、でしょう。 (スコア:2)
他人が書いた10万行を超えるソースコードのデバッグをした経験があって、そういうことを言ってるのかな?
Re:社員のITリテラシの低さ、でしょう。 (スコア:1)
紙にしたら、処理の流れとか書き込めたりするよ?
気分転換にもなるだろうけど、それ以上に実利があるはず。