PulseAudioが勝手にサウンド設定を変更しないようにするには? 16
ストーリー by headless
無音 部門より
無音 部門より
本家/.「Ask Slashdot: Stop PulseAudio From Changing Sound Settings?」より
ヘッドフォンの接続/取り外しや、ドッキングステーションへのドック/アンドックといったハードウェア変更のたびにPulseAudio/pavucontrolがサウンド設定を変更してしまうのを防ぐ方法はないだろうか。Linux版のSkypeで必須になったため、PulseAudioをDebianに最近インストールした。それ以降、ドック/アンドックやヘッドフォンプラグの挿抜を行うたびに、音が出なくなってしまい、pavucontrolで音が再度出るようになるまでミュート状態の切り替えや、ボリュームスライダーをドラッグするなど、適当にいろいろな操作を行う必要がある。ホームディレクトリに空のPulseAudio設定ファイルを作ったり、さまざまなPulseAudioモジュールを無効化したりしてみたが、ハードウェア変更時に起こる問題を防ぐことはできなかった。PulseAudioが勝手に設定を変更しないようにするわかりやすい方法が用意されていないのには、非常にいらいらさせられる。
(ちなみに、システム構成はLenovo X220とDebian jessie、カーネル3.14-2-amd64。古い設定のfvwmを使用している。)
本家/.では、原因がSkype側の設定にあるのではないかというコメントもみられる。皆さんのご意見はいかがだろうか。
既知のバグで,既に修正済み (スコア:5, 興味深い)
本家/. のコメントによると「これは既知のバグで,既に修正済み」との事です.
http://ask.slashdot.org/comments.pl?sid=5845245&cid=48178191 [slashdot.org]
なお pulseaudio の作者は Lennart Poettering という人で,systemd の開発者でもあります.
http://en.wikipedia.org/wiki/Lennart_Poettering [wikipedia.org]
つまり彼は,
- 先日の「systemdの開発者、Linus Torvalds氏に対し怒る」で話題になった張本人
- 先日の「 Debian、systemdをめぐる議論が再燃」で話題になったsystemdの開発者
で,最近の /. や OSS界隈を賑わしている人です.
このpulseaudioのバグも Pottering にまつわる話題という面があり
本家/. でも
> Don't forget to uninstall Pottering. PulseAudio was just the beginning.
という「おもしろおかしい」コメントが投稿されています.
Re: (スコア:0)
PulseAudio は最近こそかなり安定してるけど、出始めは質がひどかった。
問題が起きるたびに、esound に入れ替えたりしてた。
avahi もごく最近まではまず止めるべきデーモンだったし。
KISS の思想と相容れないのか、それともNIH症候群にかかってるのか。。。
Re:既知のバグで,既に修正済み (スコア:1)
Pottering という人は言うなればデスクトップ屋さんですな。
GNOME とかやっている人で、 Linux を Windows や Macintosh のような初心者でも使えるデスクトップOS にするよう努めている。それで細かい設定とかデバイズの操作とかは裏方のプログラムが勝手にやってくれて、ユーザーから見えないようにすることを理想としている。
Linux をサーバー用途のみに使いたい人や、自分で細かく設定したい人や、学習用途に使いたい人にとっては複雑過ぎる邪魔な機能でしかないので、既存ユーザーには人気がない。
# 個人的にはUSB機器挿したら勝手にインストーラが起動とか気持ち悪過ぎるけど、 それが当たり前と思う人もいるらしい
Re: (スコア:0)
Lennart Poettering ね。ポタリングじゃないんでw
それはさておき、
もしかして、NetworkManagerもこの人絡んでない?
寡聞にして (スコア:0)
PulseAudio って知らないのですが/.で意見を求めるほどメジャーなソフトなのですか?
Re: (スコア:0)
メジャーじゃない=調べても解決策が見つからないから困ってるんだろ。
Re: (スコア:0)
OSSだろ…ALSAだろ…そんでPulseAudioが出てきただろ…
い、今はどれが一番大きな勢力なんだ(汗
Re:寡聞にして (スコア:4, 参考になる)
そもそも、異なるアプリケーションの同時発音とかスレッドセーフとかバッファのリアルタイム性だとか、過去の実装に問題があったから新しいのが出てきているので、PulseAudioはALSAともOSSとも互換性があって……って話だったはず。だから、純粋な意味でのOSSとかALSAはほぼ絶滅しているんじゃなかったかな。
OpenAL/OpenSLみたいにAPIと実装を完全に分離してある方が、利用者から見ると美しいと思うけどね。
#2696239にピンと来ない人もいるかもしれないので、一応補足しておくと、PulseAudioもログ地獄なんだよね。しかも、ディストリビューションをクリーンインストールした状態ですでにうんざりするほど大量のエラーログを吐いているし、何の問題もなく音が鳴っている場合でも、裏でエラーログを延々と吐き続ける。しかも、そのログがバグフィックスや誰かの役に立つわけじゃなくて、ただ、サウンドドライバがPulseAudioの想定とちょっとだけ違う反応をしている、とかで、どこに文句を言っていいのかすらわからない。音を使っているアプリケーションが悪いのか、ハードウェアが想定外なのか、はたまた、PulseAudio側にバグがあるのかまったくわからないまま、ログは続いていく。
Re:寡聞にして (スコア:2, 参考になる)
たぶんクリーンインストール時にデフォルトで使われるようになってるPulseAudioが最大勢力じゃないですかね。
KDEでもKMixが対応してくれたりと、まあ割とまともに使えるとは思います。
ALSAに比べると何がいいのかと言われると少し悩みますが、ネットワーク越しでの入出力に対応しており、
あるPCで再生した音声を別なPCで鳴らすということが可能になるくらいでしょうか。
とはいえ、この機能はWindowsでの実装が中途半端で、Linuxで再生した音声をWindowsで鳴らすことはできるものの、その逆は無理だったはずです。
じゃあなんでPulseAudioを使うのかと言うと…なんででしょうね?
ALSAの頃はサウンドデバイスをロックするアプリがいて複数のアプリから音を出すことができなかったような気はしますが、ALSAの頃の思い出はもうおぼろげで覚えてません…。
Re: (スコア:0)
いや、多くの人が誤解してますが、ALSAでも複数アプリから同時に音を出すのは可能ですし、デフォルトでそうなってます。(dmixとかそいうったプラグイン)
PAが対応しているのは、ホットプラグで音を「切り替える」という辺りですね。つまり、演奏中のストリームを他のデバイスに動的に割り当てる、という奴です。
Re: (スコア:0)
自分もSkype絡みでゴニョゴニョしてアンインストールしていらないやつ消して、、としてる内にPulseAudioもアンインストールされてしまいました。
ALSAで動いているはずですが、音楽を再生しながらニコ生みたりyoutubeみたりできます。
てか、音声周りよくわからない。
PulseAudioは常用しているけど? (スコア:0)
うちの場合は、現状ファイルサーバー機にUSB音源を繋いで
そこからスピーカーを繋いで、通常の音楽再生に使っています。
厳密には、PulseAudioによるLAN転送で遅延は出ますが
正常動作している範囲では、許容範囲じゃないかと思っています。
(個人差も大きいでしょうから、我慢ならない人も少なくないと思います)
また、メインPCではBluetooth A2DP音源も繋いであって
pavucontrolで任意に切り替えができます。
また、アプリごとの出力先の切り替え
音源装置ごとの左右バランスの切り替えができます。
実験機が何台かあると、スピーカーを繋いで
Re:寡聞にして (スコア:2, 参考になる)
ALSAは(OSSを置き換える)ユーザースペースから使うカーネルAPIも含んでいます。
ユーザースペースのオーディオアプリはさらにalsa-libというライブラリを使ってアクセスするのが普通ですが。
PulseAudioはユーザースペースだけでできています。なのでいまはalsa+pulseaudioが勢力でイイと思います。
PulseAudioはalsa-libではできなかったオーディオアプリケーション間の調停とかをやってくれます。
Re: (スコア:0)
それでPulseAudioがsystemd-alsaに取り込まれるのはいつですか?