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日本

論語の最古の写本とみられる注釈書が日本で発見される 63

ストーリー by nagazou
発見 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

朝日新聞の記事によると、孔子の「論語」の注釈書の一つである、「論語義疏(論語疏)」の写本が見つかり、最古の論語の写本の可能性が高いそうだ。

この写本(論語義疏「巻5」に相当。表題は「巻6」)は、6〜7世紀初めに中国で書かれ、日本に伝わった後、寺社等で保管されてきた「伝世品」だが、論語義疏は中国では12世紀頃には失われており、仏典を除けば最古級とみられるそうだ。

慶應大学が2017年に古書店で購入した後、学内で各分野の専門家を集めた研究チームが調査を行なっていたらしい。

皆様の中で、論語を読んだ方はいるだろうか。

  • 近世以前の日本は「中国及び周辺国」の中では「辺境」だったせいで、逆に、「中国では既に失なわれた文献」が、しれっと残ってたりする、みたいな話を聞いた事が……。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward on 2020年10月03日 7時08分 (#3899672)

      そういうのを「佚存書」と呼びます。
      明治時代に日本に赴任した清の外交官が日本で集めた文献を出版した「古逸叢書」が有名です

    • by ikotom (20155) on 2020年10月03日 12時23分 (#3899818)

      似たような話が世界的にあって、
      たとえばギリシャの進んだ科学がローマ帝国に受け継がれたあと、
      キリスト教の暗黒時代に駆逐されヨーロッパでは失われてしまったんですが
      トルコあたりのイスラム世界に逃れており
      やがて錬金術として西洋に逆輸入されるって話は興味深いですよ

    • by Anonymous Coward on 2020年10月03日 8時24分 (#3899699)

      清代、禁書に指定されて、出版や所持に厳罰が加えられた書物の一部が長崎貿易などで日本に伝わっています。
      代表例「揚州十日記」 [wikipedia.org]

      中国の失われた書物が日本に残っているらしい、という言い伝えは大昔からあったらしく、北宋の欧陽脩も詩に書いて [wikipedia.org]います。

    • by Anonymous Coward

      陽明学者の李贄 [wikipedia.org]とかですかな。
      明代の儒者だけど焚書が焚書にあって中国では忘れ去られたけど、日本では吉田松陰の愛読書

      • by Anonymous Coward

        「華氏451度」の世界にに火を知らない辺境の未開人がいて
        焼かれた書籍を全部アーカイブしてるようなものかも

    • by Anonymous Coward

      日本で失われた浮世絵がオランダで見つかった事もあるでしょ。
      よくある事かと

    • by Anonymous Coward

      方言(話し言葉)でも、古語が残っていることはよくある。

    • by Anonymous Coward

      近世以前どころか前世紀まで本焼いてただろ

    • by Anonymous Coward

      文献ではありませんがキーボード配列もその類ですかね。
      アメリカ本国では既に滅んだ“Teletype Model 33”タイプライター由来の
      “Logical Bit Pairing”配列をJISに制定して48年、未だに使い続けている
      (2のシフトが"になるやつね)。

      • by Anonymous Coward

        バイエルのピアノ教則本が今なお日本に残っているのと、なんだか似てますね。

        • by Anonymous Coward

          フランダースの犬「こっち見んな。照れるじゃねぇか」

          • by Anonymous Coward

            中国の小説に、日本で忘れられた厨川白村の名前が何気なく出てきて目が点になった。
            魯迅が翻訳出版したため(だけでもないかも)、向こうで残った由。

    • by Anonymous Coward

      正倉院には色んな国の遺物があるようだし、京都だかの祭で使われてた布が昔の中東辺りの絨毯だったという話を前にテレビで見たっけ。
      周圏論ってのがあるけど、多くの分野で使える概念かもね。

  • by Anonymous Coward on 2020年10月03日 7時54分 (#3899686)

    イースター島の文字なんて読めんよ

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2020年10月03日 6時20分 (#3899661)

    そもそも世界最古の写本が書店で売ってる日本も変

    ここに返信
    • by Anonymous Coward on 2020年10月03日 9時27分 (#3899721)

      店頭で売ってたわけじゃないと思いますよ。

      こういった超希少古書の売買では古書店はブローカー的な役割です。彼らのネットワークがあって、表には名前を出したくない売り主と博物館や大学の間をつないでいくんです。

      もちろん買い手が個人の場合もありますが、この場合は話題になることを望まない限りは表面化しません。彼らのネットワークのなかで「某氏がすごく良いものを手に入れたらしい」という情報が蓄積されるだけです。

      • by Anonymous Coward

        神保町の古書店だったら、しれっと店頭に置かれている気がするのですが。

        • by Anonymous Coward

          神保町はワンダーランド

          甲斐性なしの自分には稀覯本は無縁だが
          自分の宝物の書籍に 購入した時の値段から0二つ多い値札が付いているのを見た時の勝利感は格別

    • by Anonymous Coward

      > そもそも世界最古の写本が書店で売ってる日本も変

      変だけど素敵

    • by Anonymous Coward

      江戸時代に出た書物がWebで「バラ売り」される状況に苦言していた研究者がいた。
      「バラ売り」された結果、その本が「誰のもので」「いつ」「どこで」そして、「他のどんな本とともに」収蔵されていたのか、といった、過去の文化状況の考察に重要なメタ情報が、すべて消えてしまう、とのことである。

      • 図書館カードみたいに購入者カードを背表紙につけとけば解決・・・?

        • by Anonymous Coward

          古書に押されている蔵書印で過去の所有者を知れるので
          鑑定額が変わると聞いたことがあります。
          変哲もない古書も康熙帝の印が押されていれば「大清皇帝御物かよ」とかでさらに倍みたいな

          まあそういう市場なれば偽造する人が出てくるので
          発行時にはもうすでに死んだ人の蔵書印が押されているぜー(草、みたいな例も
          https://www.npm.gov.tw/exh96/treasurebook/index4_jp.html [npm.gov.tw]
          こういうの調べるのも楽しそうだなぁ

      • by Anonymous Coward

        「お前が書庫ごと買え」以外の感想がないのだが

        • by Anonymous Coward

          既にバラ売りしているのだから、「書庫」自体が消滅しているのだが。

        • by Anonymous Coward

          分かってない業者が勝手にぶっ壊して価値を無くしてから売りに出すんだから困るなあという話

    • by Anonymous Coward

      最古の論語の写本 → 世界最古の写本 → 世界最古の本
      となる伝言ゲーム

    • by Anonymous Coward

      世界最古の論語の写本と世界最古の写本は全然違う

    • by Anonymous Coward

      (おそらく)世界最古の印刷物も神保町で売ってますよ、680万円

  • by Anonymous Coward on 2020年10月03日 7時45分 (#3899682)

    高校の漢文で普通に読まされなかったか?>論語
    今ないの?

    ここに返信
    • 高校の漢文で普通に読まされなかったか?>論語

      今でも習うみたいだよ。

      しかし、高校までの授業で習う論語って、論語のごく一部だよね。
      それで「論語を読んだことがある」とは言わんのじゃないかな。
      せめて学而第一を通読したことがあるとか、孔子とその主な弟子の姓・諱・字と、各人の性格が言えるとかまで行けば「論語を読んだことがある」と言っていいと思う。

      ちなみに、論語は20編あって、学而第一そのひとつ。
      有名な「学而時習之」(学びて時にこれを習う)から始まる(正確には「子曰學而時習之」で始まる)ので学而。

      • さすがに学而編だけだとだめなんじゃないのかな。あれはあくまでも弟子が孔子の言葉をまとめたという体裁なので、複数編は目を通さないとその多面的な部分が全然わからない。こう言ったら轟々と非難を浴びそうな気もしますが、新約聖書なんかと同じ性質がある。

        #正直本編だけだと (注釈抜きで) 大した分量ではないので、ざっと見る分にはそんなに大変でもないですし。

        • さすがに学而編だけだとだめなんじゃないのかな。

          そうですね。学而だけ、っていうのでは「読んだ」と言うには弱すぎるとは思います。

          正直本編だけだと (注釈抜きで) 大した分量ではないので、ざっと見る分にはそんなに大変でもないですし。

          それは賛成しかねるな。普通の人にとって、注釈無しに、読めて意味・背景が理解できるとは思えない。
          仮に漢文文法が完璧でも、注釈は要るんじゃないですかね。

          新約聖書なんかと同じ性質がある。

          新約聖書に限らず、類例はありますね。仏典だって仏陀が書いたわけじゃないですし、ソクラテスも著書を残さなかったし。

    • by Anonymous Coward

      論語読みの論語知らず~

    • by Anonymous Coward

      図書館で、高校教科書ざっとひと棚の目次を目視にて grep "論語" してみた。
      ・「国語総合」: ヒットしなかったのは一冊だけ。
      ・「古典A」: 漢文(思想)の項目はあってもヒットせず。
      ・「古典B」: ヒットしなかったのは二冊だけ。

      大抵は目にする機会があったと思われる。
      掲載していても、授業で取り上げなかった可能性も。

      # 「孟子」の掲載確率は幾分低めであった

    • by Anonymous Coward

      火の玉ぁ喰わねぇ。

      解説
      「士曰」を江戸っ子風に発音すると「火の玉喰う」。これの否定形で論語は学ばないという決意表明。

typodupeerror

長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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