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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie
そもそも free software って? (スコア:5, すばらしい洞察)
free software の訳語としては、やはり「フリーソフトウェア」は問題があると思います。世間では「フリーソフトウェア」=「フリーソフト」=「フリーウェア」と一緒くたに使用している人が多く、「フリーソフトウェア」という語が無償ソフトウェアに対して用いられる事例は珍しくありません。過去の資産を切り捨てるにはコストがかかりますが、あえてそれをしてみようと思ったからこそ八田さんもこのようなタレコミをされたのでしょうし。
ではどのような語がふさわしいかといえば、GNU やオープンソースをまったく知らないコンピュータの初心者が聞いても free software の理念が伝わるような語が望ましいでしょう (原語の free software がそもそも混乱を招いているのだから訳語も混乱を招くのは仕方ないというのはナンセンスです。原語での free software より優れた訳語があっても悪くないですよね?)。
GNU はフリーソフトウェアの定義 [gnu.org]で 4 種類の自由を定義し、それらを満たすソフトウェアが free software であるとしています。また、文中では自由が強調されていることも踏まえると、やはり「フリーソフトウェア」という語を捨ててまで選ぶべき語としては「自由なソフトウェア」が優れているように思えます。
が、「自由なソフトウェア」は語感もさることながら、kubota さんが書かれている [srad.jp]ような問題点があるため、わたしも「自由ソフトウェア」のほうがいいと思います。ただし、当分の間は「フリーソフトウェア」が「自由ソフトウェア」と呼ばれるようになった経緯についての訳注を付記したほうが「フリーソフトウェア」について知りたいと思った人へのサポートとしてよいと思いますが。