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なぜ「フリーソフト」「フリーウェア」と言う言葉が広まったのかについてさらに考えてみる必要があると思います。
「自由ソフトウェア」と言う言葉は、それ自体はGPLの精神を比較的よく表していると思うのですが、一般的な単語として使用するにはどうでしょうか? GPLやオープンソースに詳しくない(あるいは何も知らない)一般ユーザは、別の印象を受けるのではないでしょうか? それは、「自由」と言う言葉が持つ多くの意味とニュアンスから来ると思います。特にあまりのニュアンスの多さに、逆にあいまいなイメージしか持てず、そのためカタカナ英語(フリーソフト、フリーウェア等)のまま定着してしまったのではないでしょうか。
そして「自由ソフトウェア」と言う表現は、一般名詞として見るならば、「何」から「自由」なのかが直感的に見えない、と言うあいまいさ(不完全さ)を含んでいます。結果として、それは一般名詞としての定着を阻害する可能性につながります。
ソフトウェアの果てしない自由(語弊を招きかねない表現なので、好意的に解釈して下さい)を理想とした先人達の意思は、現在でも通じるもので、大いに尊重すべきだとは思います(偉そうで失礼)。が、一般名詞として定着を図ろうとするなら、発想の転換が必要なのかもしれません。
こうしたことを踏まえた上で、「自由ソフトウェア」として定着を図ろうとするならば、社会で一般名詞として受け入れられる可能性はあると思います。 従って、先のコメントの「GPLソフトウェア」や「非制限ソフトウェア」は、例えば選択肢の一つとしてあるのかもしれません。
/* 個人的には、「自由ソフトウェア」でもいいと思っているんですが。*/
別に積極的に反論しようというわけではなくて,ほとんど同意できるのですが。
GPLやオープンソースに詳しくない(あるいは何も知らない)一般ユーザは、別の印象を受けるのではないでしょうか? それは、「自由」と言う言葉が持つ多くの意味とニュアンスから来ると思います。特にあまりのニュアンスの多さに、逆にあいまいなイメージしか持てず、そのためカタカナ英語(フリーソフト、フリーウェア等)のまま定着してしまったのではないでしょうか。
字面だけ見て勝手な解釈をする連中というのは,どの世界にも,いつの時代にも,一定量はいるわけです。 一昔前の「PDS」に至っては,字面すら見ずに, 誰かの無責任な解説を鵜呑みにして「無料ソフトウェア」==「PDS」という解釈がまかり通っていました。(「"public domain" って何?」と少しでも考えたことがあれば,でたらめな使い方はできないはず。)
そういう意味では,どんな名前をつけようと同じです。 「フリーソフトウェア」は, どちらかというと勝手な解釈が一定範囲で定着しつつあるぶん, 新しい意味を普及するのが困難で, 「自由ソフトウェア」は,手垢が付いていないぶん, 新しい意味を定着させやすいでしょう。
それから,「非○○ソフトウェア」のような, 否定的表現を含む名前はやめた方がいい。 否定的表現は聞くものに後ろ向きな感じを与えるので, 積極的・肯定的な名前を考えるべきです。 だいたい,「自分は何者か」を主張するのに, 「○○ではないものだ」というのでは, その時点で「○○」に負けていますよ。
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
一般名詞として社会に定着させるためには。 (スコア:3, すばらしい洞察)
なぜ「フリーソフト」「フリーウェア」と言う言葉が広まったのかについてさらに考えてみる必要があると思います。
「自由ソフトウェア」と言う言葉は、それ自体はGPLの精神を比較的よく表していると思うのですが、一般的な単語として使用するにはどうでしょうか?
GPLやオープンソースに詳しくない(あるいは何も知らない)一般ユーザは、別の印象を受けるのではないでしょうか?
それは、「自由」と言う言葉が持つ多くの意味とニュアンスから来ると思います。特にあまりのニュアンスの多さに、逆にあいまいなイメージしか持てず、そのためカタカナ英語(フリーソフト、フリーウェア等)のまま定着してしまったのではないでしょうか。
そして「自由ソフトウェア」と言う表現は、一般名詞として見るならば、「何」から「自由」なのかが直感的に見えない、と言うあいまいさ(不完全さ)を含んでいます。結果として、それは一般名詞としての定着を阻害する可能性につながります。
ソフトウェアの果てしない自由(語弊を招きかねない表現なので、好意的に解釈して下さい)を理想とした先人達の意思は、現在でも通じるもので、大いに尊重すべきだとは思います(偉そうで失礼)。が、一般名詞として定着を図ろうとするなら、発想の転換が必要なのかもしれません。
こうしたことを踏まえた上で、「自由ソフトウェア」として定着を図ろうとするならば、社会で一般名詞として受け入れられる可能性はあると思います。 従って、先のコメントの「GPLソフトウェア」や「非制限ソフトウェア」は、例えば選択肢の一つとしてあるのかもしれません。
/* 個人的には、「自由ソフトウェア」でもいいと思っているんですが。*/
Re:一般名詞として社会に定着させるためには。 (スコア:2, すばらしい洞察)
別に積極的に反論しようというわけではなくて,ほとんど同意できるのですが。
字面だけ見て勝手な解釈をする連中というのは,どの世界にも,いつの時代にも,一定量はいるわけです。 一昔前の「PDS」に至っては,字面すら見ずに, 誰かの無責任な解説を鵜呑みにして「無料ソフトウェア」==「PDS」という解釈がまかり通っていました。(「"public domain" って何?」と少しでも考えたことがあれば,でたらめな使い方はできないはず。)
そういう意味では,どんな名前をつけようと同じです。 「フリーソフトウェア」は, どちらかというと勝手な解釈が一定範囲で定着しつつあるぶん, 新しい意味を普及するのが困難で, 「自由ソフトウェア」は,手垢が付いていないぶん, 新しい意味を定着させやすいでしょう。
それから,「非○○ソフトウェア」のような, 否定的表現を含む名前はやめた方がいい。 否定的表現は聞くものに後ろ向きな感じを与えるので, 積極的・肯定的な名前を考えるべきです。 だいたい,「自分は何者か」を主張するのに, 「○○ではないものだ」というのでは, その時点で「○○」に負けていますよ。
Re:一般名詞として社会に定着させるためには。 (スコア:1)
>その時点で「○○」に負けていますよ。
GNUはUnixに負ける訳やね。
Re:一般名詞として社会に定着させるためには。 (スコア:1)
>>その時点で「○○」に負けていますよ。
>GNUはUnixに負ける訳やね。
おもしろおかしい+1
# GNU = GNU is Not Unix.
-- wanna be the biggest dreamer