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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
エネルギの大きさを自覚する (スコア:3, 興味深い)
聞いた話によると、廃棄物の中に混じったリチウムイオン電池を鉄のコンテナの中に入れていたらコンテナが熱でとけて穴が空いたとか、電動ラジコン飛行機のリチウムポリマ電池がセル側面に衝撃したためにセパレータが破れて火を吹いたとか、今では採用しているか分かりませんが、携帯電話用リチウムイオン電池の収納缶が超深絞りで作られているのは、爆発したときに爆風を下に逃して顔に大怪我しないようにしているとか、貯蔵エネルギの大きさと恐ろしさはもっと喧伝してもいいような気がします。
事故のムービーだけでなく、電池専門家の指導の元に火を吹かせてみた映像とかもニュースなどでもっと露出してもいいような気がします。
他の二次電池でも、ここ10年で一般化したものはどれも大容量で、機器や電池が故障したときの対処は趣味人の手に負えないところまで来ていると思います。
秋月電子が急速充電器用の電池ホルダを金属製にしているとか(自分も実は充電器にプラ製を使って溶かしたことがある)、2300mAhを超える電池の発熱トラブルで大容量電池はタブ付きのみとか、リチウムイオンでなくても大変なことであるということを技術者は知っていて欲しいなぁ…と。
ロボットコンテストはまずアイデアを出すところなので、ある程度以上の危険については主催者がコントロールする必要があるのではないかと思うのです。主催者側で手に負えないのなら(学内コンテストなど)、レギュレーションで固定式電池(要はリチウムイオン電池の生セル)を排除するとかで、少なくとも衝撃に伴うセル自体の発火は回避できると思います。それでもショートすれば電線は焼けるぐらいのエネルギは持っているのですが。
あとはリチウム一次電池で長時間駆動できるようなプログラマブルなデバイスプラットフォームがあれば別の意味で電源問題が解決するのではないかと思うのですが、色々と難しいかもしれません。
Re:エネルギの大きさを自覚する (スコア:2, 参考になる)
Re:エネルギの大きさを自覚する (スコア:2, 興味深い)
製品に組み込みます。保護回路は、パックの接点と生のLi-ionセルとの間に入って、
過電流・過充電・過放電・過熱その他を検知して遮断します。
生のLi-ionセルだけを交換可能にするような製品構成には、絶対しません。
一方、最近のラジコンの世界では、Ni-CdやNi-MH(ニッケル水素)バッテリを充電器で
充電するという、昔ながらの取り扱いと同じノリで、Li-ionセルを扱い始めているように
見えます。ラジコンは歴史が長い分野ですが、ホビーイストのおじさんたちは遠隔操作
できる模型で遊びたいのであって電気回路の専門家でもなく、バッテリも単なるパーツ。
製品を売る側もそういう需要に乗っかっているように思えます。
で、ロボコン向けのロボットというジャンルは、(マイクロマウスのような長いものも
ありますが) 本格的に始まってまだ5年も経っていないような所があって、二足歩行ロボも
サーボモーターやバッテリを、ラジコンの世界から拝借しているような面があります。
しかもラジコンと違って、一体でモーターを10個も20個も搭載し、同時に動かすため、
エネルギー密度の高い Li-ionバッテリが好まれ、一斉に移行しようとしています。
その実態は、ラジコン同様、ナマのセルを充電器で充電するという扱い方で、ものすごく
危険な香りがします...
安全に使えてかつ大電流を取り出せるいい製品がなかなか無いというのが現状だと
思いますが、やはり危険には違いないので、コンテスト主催側も、ロボット製作者に
ちゃんと保護措置を設けているか確認して、怪しいケースでは書類審査で落とす…
みたいなことをした方がいいのかも知れません。
Re:エネルギの大きさを自覚する (スコア:0)