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お金

理系学部の授業料を値上げ? 158

ストーリー by mhatta
文系を高くして理系を安くしたほうがいいんじゃねえか 部門より

doku 曰く、

読売新聞の記事によると、政府・教育再生会議の国立大学財政に関する提言素案が判明した。
素案の基本は「適切な競争原理と成果・実績主義の徹底を基本とし、予算配分に一段とメリハリをつける」と言うもので、具体的には、現在のところ全国ほぼ一律の授業料・入学金について、理系を高くして文系を安くするなど大学や学部別に差をつけることや、60歳以上の教員の給与を段階的に削減することなどを提案している。
たれ込み人としては、今ですら医者の不足などが原因で医療崩壊が叫ばれていたり、理工系の人気が減少して将来の国際競争力の減少が懸念されているのに、さらにだめ押しをすることになると思うのだが、皆さんはどう思われるだろうか。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 働かない学生が悪い? (スコア:5, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2007年04月16日 8時15分 (#1143069)
    >適切な競争原理と成果・実績主義の徹底を基本とし

    成果主義ですか。
    富士通みたいに破滅したいんでしょうね。ね?(Y/y)

    大企業や役所のやることだなあ。
  • 競争というなら (スコア:5, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2007年04月16日 8時53分 (#1143080)
    授業料も自由に設定させればよいんでない?

    「入学金・授業料無料」

    (小さい字で「教室への入室には別途入室料がかかります。また個々の授業の履修には履修契約料金が必要です」)
    • Re:競争というなら (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2007年04月16日 11時30分 (#1143178)
      >(小さい字で「教室への入室には別途入室料がかかります。
      >また個々の授業の履修には履修契約料金が必要です」)


      学位授与手数料を別途申し受けます。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年04月16日 9時03分 (#1143085)
    してくれればよいと思います。
    学生を自立させるのにもいいと思います。アメリカの学生が「自費」で大学へ行けるのも有償、無償いろいろありますけど奨学金が充実しているからこそ為せるワザなわけですし。
    現状の私立大学と国公立大学(法人)を比較すると、私立大学のハンデは大きいと感じます。また、私学助成金のゴタゴタもまあ...ね。
    国公立、私学を問わず全体に学費を値上げしてそのかわり学生支援機構(旧育英会)に無償(or一部無償)の奨学金を創設して学生を支援すればよいのでは?
    #一種の教育バウチャーですね。
    もっとも、これをやると大都市の大学に資金が集中するおそれがあるので、奨学金の支給に際してはある程度の地域的な縛りをかけておくとよいかも。
    • by Anonymous Coward on 2007年04月16日 11時12分 (#1143168)
      皆様既に御存知かとも思いますが、一応書き込みます。

       国連国際人権規約というのがあって、その中の社会権規約第13条2項(C)というのは「高等教育における無償教育の漸進的導入」の原則というのがあります。そして、この13条2項(c)を留保しているのは、社会権規約批准国151ヶ国中ルワンダ、マダガスカル、わが国の3ヶ国だけなのです。 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kiyaku/2b_004.html [mofa.go.jp] http://www.asahi.com/kansai/wakuwaku/info0804-4.html [asahi.com]
       ついでに書くと、私立学校振興助成法が成立したときに「私立学校の経常費の半額を補助せよ」という国会付帯決議も採択されたのですが、1980年の29.5%をピークに漸減し、ここ数年はわずか12%程度にまで落ち込んでいるという現状もあります。(たとえば、 http://www.bekkoame.ne.jp/~kfpu/publication/news83.htm [bekkoame.ne.jp] )
       だいたい、前首相の米百俵の元ネタは、目先のことにとらわれず、長期的視野を持つ人材を育成すべく教育に投資しましょう。というものではなかったかと思います。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年04月16日 12時46分 (#1143225)
      現役の理系国立大ドクターです。

      授業料の値上げが続く中、奨学金や授業料免除などの基準が厳しくなっているのが現状です。
      日本学生支援機構(旧育英会)の奨学金に関して言えば、受給に値する世帯収入額が
      下げられていたり、奨学金返還免除が「学長の認める成績優秀者」という謎の基準になってたりします。

      かといって民間の奨学金は紐付きであったり、年間支給額が高々数万であったりと、
      色々と難があります。

      授業料免除の方は、世帯収入の基準は当然厳しくなっており、ちょっと家計が厳しいくらいでは
      免除されません。(バイトで稼いでるとさらに免除されにくくなる?)

      このような状態が続いた場合、大学、大学院に進学できる基準が優秀かどうかではなく
      家が裕福か否かになる気がします。

      昔みたいな授業料に戻せ、とまでは言いませんが、家計の厳しい者には何かしらの措置を
      取って貰いたいものです。
      親コメント
  • 値上げするなら (スコア:5, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2007年04月16日 9時13分 (#1143088)
    単位落として最履修、を有料にしたらどうかと。
    • Re:値上げするなら (スコア:3, すばらしい洞察)

      by HAL9000markII (6414) on 2007年04月16日 12時51分 (#1143227)
      > 単位落として最履修、を有料にしたらどうかと。

      血相変えて怒鳴り込んでくる*親*が続出・・・の予感。
      親コメント
      • Re:値上げするなら (スコア:2, おもしろおかしい)

        by Ryo.F (3896) on 2007年04月16日 14時18分 (#1143277) 日記
        いやぁ、おもしろおかしい、なんてM1してる場合じゃないよ>M1er。
        知人に私大教官がいるんですが、オリエンテーションのときに「授業・試験は厳しいです」って言ったら、次の日に学長宛に保護者から文句があったと。曰く「宅の○○ちゃんがやる気をなくしてるざぁます」と。
        早速その報告が教授会にあり、上からは「てなわけで、厳しいことを言わないように」との通達があったそうです。
        #ま、お世辞にも一流とは言えない私大の話ではありますが…
        親コメント
  • by uzume (19228) on 2007年04月16日 9時17分 (#1143090)
    現時点でも、国立大の教授は予算獲得と獲得した予算の事後報告、会議等に忙殺され、
    准教授は業績稼ぎの為、論文書きや学会活動に集中し、
    任期付助教は次のポスト探しに忙しい。

        国公立大学の工学・理学系は私立と比べて学生一人当たりの教官数が多く、
    深い指導を受けられる点で、企業から評価されていたのではなかったでしょうか。
    しかし、最近は教官と学生が研究室で議論する時間が減っていました。
        知識の伝達を本だけで行う事が難しい理工系だからこそ、
    教官の知識や考え方を吸収する機会が大切だと私は考えていますが、
    教育再生会議の議事録を読む限りでは、言葉遊びに終始しているように思われます。

        よく、中国に技術を盗まれた等の話を聞きます。
    技術は盗もうと思って盗めるものではなく、それを理解して、実際に形あるものに出来る技術者が必要です。
    10年ぐらい前、すでに中国は技術を吸収する能力を持った人を、大量に育てる教育をやってました(選別は厳しい)。
    中国を見習えとは言いませんが、教育を短期・応用面での利益のみで評価するのではなく、
    長期・基礎面で社会を支えている事をもう少し考えてくれたらなあ、と最近思います。

    ま、これ以上自分の住む社会基盤を弱くするような改革は、やめて欲しいです。
    • by Anonymous Coward on 2007年04月16日 10時43分 (#1143148)
      結局のところ、小中高等学校で、地方の教育委員会がやってるような「官僚支配」を、文科省は大学でもしたくてしたくてたまらないのですよね。そして、実際にそういう方向に進めつつある。

      小中高等学校で教頭や校長になろうという人は、教育委員会で「研修」を受けにゃならんわけですが、その期間で、いわゆる「事務方」の教育委員会の連中に、さんざん下っ端として扱われて、自分が「一学校の長である」なんてものではなく、プライドもなんも持てない「結局は事務方の一下働きだ」という根性を叩き込まれます。
      一方、国立大学とかでは元々は自治の風潮が根強かったのに、徐々に予算の縛りがきつくなり、純然たる「研究費」ではなくて、事務方が取ってくる予算の多寡が研究室運営にも直結していった結果、事務方の発言権が大きくなっていった。その後、独法化されたわけなんですが、結局のところ、これは「理事」という名目で官僚を天下りさせたり、「大学の運営/経営部門を改善する」とかいう名目で「相談役」なんかを設けて、そっちにカネを流すルートを作るものだったわけです。加えて「運営部門を独立させる」という名目で、それまで最高の意思決定機構であった教授会のさらに上位に「運営部門」とか「理事会」なんかを設けて、教授会の決定を介さずに、理事と一部の教授(学長、副学長クラス)で独断専横が可能な体制ってのを形成してしまったり。
      まぁ独法化直後の今でこそ、理事が学長を抱き込んで好き放題…という方向なんでしょうけど、一般に「学長」には任期があり、一定期間で教員による投票での選考が設けられてる、いわば「不安定」な立場なのに対して、理事の方にはそういう、不信任を突きつけるための場もなければ、選考規定も明確ではない。結局のところ、あと何年か経てば、「予定」どおりの天下り天国が増設完了、ということになるでしょう。
      小中高校の「教育」を駄目にしてる大きな要因の一つは、「現場」を知らない官僚連中が、紙切れの上だけの空論で現場を引っ掻き回しちゃってることだと思います。これまで大学も、さんざん文科省あたりに(特に、入試制度やらカリキュラムやらで)引っ掻き回されてきたんですが、それがもっと直接的に、個々の大学の運営レベルにもクチバシを突っ込まれてしまう状況になってきてる、ということです。
      #フレームの元覚悟だけど、さすがにACで。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年04月16日 9時35分 (#1143098)
      一番許しがたいのは、(旧)国立大学の恩恵をたっぷり享受したであろう、また理工系の実情にそれなりには通じているはずの野依氏が委員にいることですよね。
      法人化のときの文部大臣であった有馬朗人氏もそうですが、どうしてそれなりに実情を把握しているはずの人物がいわば「裏切り」をするんでしょうかね?
      彼らには勲章しか目に入っていないんでしょうか。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年04月16日 9時48分 (#1143106)
        まぁ一般的に言うと、最近、この手の「委員会」とかは、委員が自分の意見を言うことが出来る場ではないですから。

        どこぞの官僚が、自分の都合でひねくり出してきた「結論」が先にあって、それに導く意見を述べることだけが求められる場に堕してます。いつぞやのBSEに関する委員会とかでも、そういうのが理由で委員が途中で降りちゃったりとか。
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2007年04月16日 10時36分 (#1143141)
          >どこぞの官僚が、自分の都合でひねくり出してきた「結論」が先にあって

          関係者から伝え聞いた話ですが、今回のは企業側の委員からの突き上げが結構あったようです。
          「大学ではもっと効果的な産学連携が可能となるような研究をすべき」
          「現状の大学の研究は産業界のニーズに合っていない」
          「大学にはもっと、企業に採用後すぐに現場での研究開発に携われるような人材を育成する場に
           なってもらいたい」
          という感じの意見もかなり強く出ていたようで。

          ただ企業側の人間でも、企業の研究所で実際に研究やっている人間と話すと
          「金になりそうだったり実用可能そうな研究はうちらがやるんで、大学・研究所では海のものとも
          山のものともつかないようなものを研究してほしい。そこから有望そうなものを見つけてもらい、
          あとは我々に移管してもらうのが最適」
          という感じの意見が強くなるのが面白いところ。
          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2007年04月16日 11時30分 (#1143179)
            経営側の本音をいいますと
            「企業内研究所はなるべく全廃したい。研究については、研究資金をエサにして大学にやらせて成果をもとに商品開発、販売を行なう。そのためには、校費などを削って、ちょっとした外部資金にも大学の研究者が喰らいつくという状況をつくってね。」
            この意向を受けてつくられたのが「競争型研究資金」です。
            親コメント
          • by USH (8040) on 2007年04月16日 12時55分 (#1143231) 日記
            この意見の相違は、大学を教育機関と見ている経営側と、研究機関と見ている企業内研究所という見方の違いですよね。そういう意味では矛盾していない。

            問題なのは、そういう重要なタスクを2つも大学教官に課しながら、事務的体制には一切配慮しない制度作りでしょう。教育・研究事務を行える人材も少ない上に、そういう人材をどうどうと雇える予算も少ない。なので、教官は事務に忙殺され、教育も研究も薄くなっていく。
            親コメント
        • by astro (17245) on 2007年04月16日 10時26分 (#1143134) 日記
          すばらしい洞察です。

          まったくそのとおりですね。
          ○○委員会、などという組織は、まさに官僚どもが「有識者の権威だけ」を
          使おうとして作られるものです。
          それが、うまく機能しないとき(有識者が、ちゃんと本来の役目を果たそうと
          するとき)には、マスコミを使って、委員同士のちゃんばらにして、お茶の間
          エンターティメントにしてしまうのです。
          親コメント
      • 本題(野依氏の問題)とは関係ありませんが,ちょっとこれはどうかと思いますので。

        法人化のときの文部大臣であった有馬朗人氏もそうですが、どうしてそれなりに実情を把握しているはずの人物がいわば「裏切り」をするんでしょうかね?

        貴方が何を指して「裏切り」と述べていらっしゃるのか分かりませんが,単純な事実関係として,有馬氏が「国立大学法人化の際の文部科学大臣として」国立大学を裏切ったということはありえません。

        なぜなら,国立大学法人法成立時(2003年)の文部科学大臣は遠山敦子氏(小泉内閣,任期は2001年4月〜2003年9月)であり [mext.go.jp],一方で有馬氏が文部大臣(当時)であったのは小渕政権のときで,任期は1998年7月30日〜1999年10月5日 [mext.go.jp]だったからです。

        また,下記で述べる通り,2001年に入るまで,文部科学省には国立大学を法人化する方針はなかったと推察されます(一部にそう考えている官僚はいたかも知れませんが,主流ではなかったと思われます)。したがって,有馬氏が文部大臣であったときに国立大学法人化のレールを敷いたという可能性も排除してよいでしょう。

        以上,国立大学の法人化絡みで,文部大臣として有馬氏が裏切り行為をしたという主張は根拠がないと考えますが,いかがですか。

        なお、遠山元大臣を擁護するわけではありませんが,当時の状況からすると,誰が大臣であっても国立大学の法人化は避けられなかっただろうと思います。当初,国立大学の独法化(最初は独立行政法人にしようという話だったはず)に対して消極的だった文部科学省に業を煮やしたのか,小泉首相が遠山大臣を「叱責」したという話 [toonippo.co.jp](2001年5月)も残っているくらいですから。
        # なお,私は,
        # 法人化が避けられなかったとしても,もちょっとマシな制度にしてくれよ,
        # という意味で遠山大臣の責任は免れないとは考えています。
        ## この話,前にも/.-Jで書いたような気が……

        また、有馬氏は,国大協の会長時代(1989年6月〜1993年3月)に国会議員を東大に呼んで,東大でさえ老朽化した施設,設備で実験を行なっていることを説明するなど,日本の理工系学部の研究者たちが劣悪な環境で研究を行っていることを社会にアピールしています。大学の理工系の研究が置かれている状況を社会に対して主張したという業績は大きいと思うのですが。それが国大協会長の任務と言えばそれまでですが,近年では珍しいほどに存在感があった会長だったと記憶しています。当時は「京大でもワンカップの空き瓶で実験している」などとマスコミに取り上げられたり,PR効果も小さくなかったと思われます。

        確かに結果として,大臣として国立大学(当時)のために行ったことは少なかったかもしれません。また、有馬氏が大臣であったときに構想された「ゆとり教育」が大学教育にも影を落としているという見方もあるでしょう。しかし,国立大学の法人化については、有馬氏を一方的に「裏切り者」呼ばわりするのはあんまりではないでしょうか。それとも,私の見落としている裏切り的な行為が大臣時代にあったのでしょうか。

        親コメント
    • by gesaku (7381) on 2007年04月16日 9時52分 (#1143109)
      論文を書くのに忙しい教授はまだわかりますが、部局等の役職に就いてロクに研究などせず、
      億単位の予算を弟子のような准教授に流してsecond authorあたりに名前を連ねて自分の業績に
      してしまうような教授は勘弁してほしいです。
      そういった行為を咎めるものが誰もおらず、教授会でも少数派ではあるけれど
      役職をおろされるようなことはありません。
      そのくせ他の教職員に対しては法人化したからいつでもクビを切れるんだぞと
      脅すような態度を取って精神的に追い詰めてしまったり。

      大学教員を降格できるような仕組みをつくり流動化していかなければ、
      こういった出来の悪い教授が大学をどんどん悪くしていくでしょう。
      教授とて安泰ではないという危機感を持つことで、教育にも力を入れさせるように
      強制的に動かすしかないと思います。

      #あくまでフィクションであり実際の人物とはなんら関係ありません(棒読み)
      親コメント
  • by Alef_F (27309) on 2007年04月16日 12時16分 (#1143205)
    要するに理系の権利団体が存在しない [hatena.ne.jp]ということに尽きる気がします。
  • by astro (17245) on 2007年04月16日 10時38分 (#1143144) 日記
    単純な話です。
    文科系出身の官僚が政策決定を担っているからでしょう。

    理科系は設備やらなにやらで、文系より教育にお金がかかる、
    という数字だけで稚拙に判断した結果でしょう。
    大体、何をやりたいか、将来どういう職業につきたいかという
    職業選択の自由を、国立大学が保障できないという事態は異常な
    はずですが、浮世はなれしている連中にはわからないのでしょうね。

    そして、彼らがその支配をさらに強めるため、理科系への
    門戸を狭くし、彼らを論理的に撃破できる理科系人材の養成を
    阻もうとしている、というのは言いすぎでしょうかね。
    • by Anonymous Coward on 2007年04月16日 11時31分 (#1143180)
      今回の件が「全く戦略的ではない」というのは同意です。
      ただ、官僚になるのは文系・理系関係ないはずですから、
      理系の人はどんどん官僚を目指しましょう。
      そうすれば、理系の発言力は間違いなく上がりますよ!

      あと、これがよく分かりませんでした。

       >職業選択の自由を、国立大学が保障できない

      「選択」は自由にできませんか?

      # しかし、もの凄い文系コンプレックスですね・・・
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年04月16日 10時58分 (#1143158)
      政府・教育再生会議の再生が先でしょう。ピントがずれてるというか、あっちを向いてるというか。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年04月16日 8時45分 (#1143078)
    倍率の多い文系の学費を高くしてくれ。
  • by otiak (11469) on 2007年04月16日 9時03分 (#1143084) 日記
    適正に分配されるのかどうかという問題もあるようです。

    http://alicia.zive.net/weblog/t-ohya/archives/000412.html [zive.net]
    >高くした分のカネはちゃんと大学によこすんだろうな、おい。
  • by Anonymous Coward on 2007年04月16日 9時34分 (#1143097)
    だれが主導してこういう話に持ち込んだかは判りませんが、
    こういう話が出てくる段階で、もう日本は既に暗黒時代なのだなと思います。
    単に社会現象として 「まだ」 現れてきていないというだけでしょう。

    どこがまずいかといえば、教育によって生産され選別された結果として、
    「こういう話について賛成してしまうような人々が社会を指導する立場についた」
    ことそのものです。

    ごく簡単な予言を一つ。多少の修正はあれ、この答申どおりに事態は進行し、その結果
    大失敗を蒙り、その責任を思った通りに動かない学生たちや学生を指導した教員たちになすり
    つけたまま、「自分たちは悪くない」と主張するはずです。

    かつて日本はこれと全く同じことをやりました。スラッシュドットには気付いて
    いる方もいると思うのですが、今の指導層には気付いている方が少ないのでしょうか。

    ヒント:辻 政信
  • by Anonymous Coward on 2007年04月16日 12時16分 (#1143206)
    文理あわせて一番安上がりな学科って、間違いなく数学科だと思うんだよね。
    ってことは数学科の授業料は安くなるってことなのか?
    でもって、社会に数学者が氾濫するようなことになるのは、、、微妙にうれしいような気がせんでもない(笑)。

    かくいう私は物理出身。半分は理論。そして半分は実験。とっても微妙。。。

    # これ以上の理系離れは食い止めなきゃさすがにやばいんじゃないかと思うのは私だけではないだろう。。。
  • by Anonymous Coward on 2007年04月16日 9時32分 (#1143095)
    >たれ込み人としては、今ですら医者の不足などが原因で医療崩壊が叫ばれていたり、

    外科医になった高校の同級生から聞いた話ですが・・・
    「眼科/耳鼻科医」で都市勤務を希望する医学生が増えたせいで、
    麻酔科や産科、外科そして地方医療が崩壊している、と。

    重労働が少なく、緊急の手術もなく、
    独立しやすくて、一旦付いた客は定期的にやってくる。
    それが眼科・耳鼻科医らしい・・・

    # それなりの教育に金はかけているわけだから回収したい、
    # という気持ちはわからなくもないが
    # 結局人命よりもカネかよ。
    • by Anonymous Coward on 2007年04月16日 12時10分 (#1143201)
      オフトピですが、
      数が足りていないのは、
      ・大きな病院で勤務医として働いてくれる医師
      ・産婦人科/小児科の医師

      開業医の数が特別足りないというわけではないようですよ。
      # 過疎地はまた話が別かと思いますが。

      以下、一般論
      ・勤務医の方が、仕事が楽なのに給料はよい
      ・専門にもよるが、先端の医療はやっぱり施設のある病院

      じゃぁ、開業医はみんなお金の亡者かというとそんなことなくて、
      「勤務医をやっていたら、生活が成り立たない」
      という切実な状況。

      ・デスマーチが永遠と続いている
      ・ちょっとミスをすると結果によっては訴えられるかもしれない
      ・ミスをしていなくても、結果に納得できない患者/遺族に訴えられるかもしれない

      それが現代の医療の先端にいる勤務医という職業。

      難病にかかって長期入院した時、医師にはなるものじゃないと悟ったSEさんでした。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年04月16日 11時24分 (#1143173)
      オフトピですが。
      # 結局人命よりもカネかよ。

      他人の命よりも自分が過労死しないとか逮捕されないとかものすごい額の慰謝料を請求されないとかの方が大事です。 家族持ちなら尚更。

      正直言って(社会的なものも含めて)今の待遇で麻酔科や産科、外科の給料が30倍くらいになっても医療崩壊の流れはあまり変わらないと思います。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年04月16日 9時58分 (#1143112)
      ># 結局人命よりもカネかよ。

      そりゃ、あたりまえでしょ。
      人命のためっつっても失敗すれば総叩きされるわけだし。
      メリット/デメリット考えたら逃げ出して当然だわ。

      それに眼科や耳鼻科は大事ではないとでも?
      親コメント
      • by yu-na (10754) on 2007年04月16日 12時54分 (#1143230) 日記
        > Re:「医療崩壊」は絶対数の不足よりも (スコア:-1, フレームのもと)
        当事者にとっては非常に真っ当な意見(気持ち?)だと思うのですが、
        "フレームのもと"なのでしょうか?

        私自身は医者じゃないですが、そういう考えを理解もしてもらえないのなら、
        よけいに逃げたくなるんじゃないかと思います。

        本当かどうか確認をとったわけではないですが、巷にあふれている情報では
        厳しい職場の人員が減り、さらに厳しくなっているわけで、そんな職場を
        選択しようなんて普通思わないのでは?
        # デフレスパイラルみたいだけど
        親コメント
  • とりあえず (スコア:2, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2007年04月16日 11時01分 (#1143162)
    文系叩きをこのスレでやるのはやめましょう。一部の層の思う壺ですよ。

    文系も、理系学部にばかり金が使われるのに当然不満を持っているのです。
    だからと言って、理系の学費が高くなっていいものではないと思いますが。

    自分たちの研究分野のことしか評価できない視野の狭い人間は、歴史書でも読んでみればいいのです。
    • そして「視野の広い俺は分野外でも評価できる」と? それが如何に難しいかわかってないからそんな事が言えるんじゃない? それを「できる」と思っちゃうのが*いわゆる*文系なんだろうか。でも「人文系」と「理工系」は別に相反する要素というわけではないし人文系の学科でも理工系要素は大いにあるわけで、単に学のない人が文系に分類されているだけなのかもなー。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年04月16日 11時52分 (#1143190)
    その前に、国立大学法人の会計を適切に処理できるようにする事が先決ではないでしょうか?これまでの国立であった時期を含めてすべて明瞭に処理した上で、はじめて授業料の値上げなどが議論できるのではないでしょうか? 一時期公務員をした事があるので分かるのですが、何事にも下から順番に印鑑を押して承認していかなければ動かない組織で、何か不祥事が起きたり不明瞭な事があったときに、責任者がうやむやになるという現実が論理的に理解できないのですが、その辺の理由をどなたか教えていただけませんしょうか? 当然責任は、最後に印鑑を押した一番偉い人になるはずですよね?
  • 授業料安くするというのは結局国民の税金で賄うわけだよね。
    税金というリソースをどこに投入するのかということです。
    応分負担の話が出るという事は、国立大学の卒業生の活躍が投入した税金を回収できるほど
    の有効なものではなかったということなんでしょう。
    国立大学の教育システムもあまりいいものではないという評価なんでしょうね。
  • by doku (14414) on 2007年04月16日 9時29分 (#1143094)
    たれ込み人です。
    本記事だとリンク先が切れているようなので、追記しておきます。

    医療崩壊
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%BB%E7%99%82%E5%B4%A9%E5%A3%8A [wikipedia.org]
  • by Anonymous Coward on 2007年04月16日 11時58分 (#1143192)
    どうして理系の値上げにこれだけ否定的なのか良く判らん。
    私立だと理系のほうが高いのは割かし普通だしね。
    設備投資が違う文系と理系を同等に扱わなければならない理由は何?
    ちゃんと元が取れる(?)だけの講義はあると思うけど。

    #学生の頃に友達の居た電○大に遊びに行ったことがあるけど
    #素人の俺から見ても文系より設備に金がかかってたもんね。

    邪推だけど国立理系のほうが著名な先生が多く
    それだけ金食い虫だからたまらなくなったってことも
    多少は影響しているんじゃないだろうか?

    • by Anonymous Coward on 2007年04月16日 12時18分 (#1143209)
      教育を「(短期的な)投資/事業」としてみるか、「国/社会の礎としての長期的な投資」として見るかの違い。

      私立大は「短期的な投資/事業」(授業料もらってサービスを提供して利潤を得る)な視点なんだろうけど(建学の精神はそうでないところもあるはずだが)、
      「社会に必要な人を育てる」(育った人(学生)が卒業後働いて社会に貢献する)という精神ならば「授業料=サービスの対価」ではなく、
      「卒業して社会に貢献する度合い」も考慮すべき。

      #「米百俵の精神」って「つらいけど我慢しろ」ってことではなくて
      #それを教育に投資して社会の基盤を作る [wikipedia.org]ってエピソードだったのに
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年04月16日 12時23分 (#1143212)
      それと軒並み同じ学費というのもちょっと異常だよね。
      総学生数が1000人位しかいないとこと1万人を超えるとこが同じって
      普通に考えたら大学によって台所事情なんて違って当たり前なんだし
      学費も違って当たり前だよね。

      #以前アメリカの大学の学費を調べたことがあるのだが
      #点でばらばらで一つも同じ金額がなかったのは見てて面白かった。
      #むしろそっちの方が自然なんだよなぁとはすぐに気が付いた。
      親コメント
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー

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