恐怖駆動開発、あなたの体験は? 117
ストーリー by headless
恐怖 部門より
恐怖 部門より
本家/.「Ask Slashdot: Have You Experienced Fear Driven Development?」より
数年ほど前、東南アジアで規模の大きなWeb開発プロジェクトに参加した。正式にはアジャイル/スクラム開発手法が取り入れられていたにも関わらず、実際の開発はマネージャーが押し付けてくる恐怖で駆動されていた。Scott Hanselmanの定義によると、恐怖駆動開発(Fear Driven Development: FDD)には以下のような3種類がある。
- 組織的な恐怖: 開発者はミスを犯すことやビルドを破損すること、バグを生み出すことを恐れ、組織は書類の作成に注力して過剰なプロセスを生み、コードを書くことを妨げる。
- コード変更の恐怖: 既存のコードを変更することで予期しない副作用が発生する可能性や、修正済みのバグが復活する可能性などにより、開発者はストレスを感じる。コードベースが古く、内容をよく理解できていないことなどが原因。
- 失業の恐怖: 組織が解雇をちらつかせて開発者に長時間の重労働を強いる。開発者がまともに動作しないコードをチェックインしたり、失敗を認めたくないマネージャーがデスマーチに導くといった結果になる可能性がある。
私が参加したプロジェクトは当初予想の4倍の期間がかかり、1日18時間、週6日労働になることもあった。FDDは定着しているのだろうか。