スラッシュドットに聞け:あなたのおすすめのミステリーやサスペンス小説は何? 125
ストーリー by hylom
ものすごく範囲が広い気はしますが 部門より
ものすごく範囲が広い気はしますが 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
Slashdotでは、SFについてはしばしば話題に上るが、たまには他のジャンルも話題にしてみたい。SF好きにも多いのが、ミステリー好き、サスペンス好きではないだろうか。では、あなたの好きな、おすすめのミステリーやサスペンス小説は何だろうか。
一部では、ミステリーとサスペンスの違いにうるさい方もいるようだが、あまり考えず、広義にゆるく捉えて、そしてSlashdotらしくSF的な要素を含めても良い事にしたい。具体的には、推理小説、ハードボイルド、スリラー、スパイ小説、SF小説、ライトノベル等が含まれる。
とりあえず小説に絞ったが、小説よりも映像が好きな方のために、映画やテレビドラマやアニメ等の映像作品も含めてもいい事にしたい。
僕の光輝く世界 (スコア:2)
「僕の光輝く世界」山本弘
# この本、正確には『分類不能』かもしれないけど
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:僕の光輝く世界 (スコア:1)
同じく山本弘で「神は沈黙せず [nifty.com]」を押したいと思います。謎解き要素ちゃんとありますし。謎が壮大すぎるけど。
夏への扉 (スコア:2)
古典ですが,とりあえず。
Re:夏への扉 (スコア:2)
このおっさんどもめw
ハインラインやビジョルドが好きですね。 (スコア:2)
降伏の儀式 ラリイ・ニーブン 創元SF 異星人の地球侵略をリアル視点の兵器で迎撃。上下巻。「神の目の小さな塵」もいい。
ハイペリオン ダン・シモンズ ハヤカワ 銀英伝しか知らない中学生には衝撃的だった怪物の彷徨するSF。今となっては古典?シリーズもの。
彷徨える艦隊 ジャック・キャンベル ハヤカワ 銀英伝が好きなら好き、とはいえないが、艦隊ものでは屈指の出来。シリーズもの。
銀河帝国を継ぐもの ガース・ニクス 創元SF 近刊では面白かったスペースオペラ。完結方式で完成度が高い。
孤児たちの軍隊 ロバート・ブートナー ハヤカワ 玉石混合のエイリアン交戦系では面白かった作品。All you need kill的テイストだが、展開は別。
サンティアゴ マイク・レズニック 創元 賞金首をめぐるスぺオペハードボイルドと思いきや、しっかりSFしてる。BEPOP好きなら。上下巻。
現代のハインラインと称されるビジョルドは何を読んでも面白いです。傭兵艦隊というフレーズにビビッとくるなら、マイルズシリーズがお勧めです。途中から読むのもよし。マキャフリーは今になってみると微妙なものもあるな、と。「エンダーのゲーム」も別視点同時代の「エンダーズシャドウ」とかいいです。短編集的SF連作だと、「タフの方舟」とか、アニメ好きには良いかと。バイオテロ(違う)の話です。
ミステリーは好みでいえば、ジル・チャーチルが好きですね。犬がかわいい。女性目線で大恐慌という動乱の時代を生きる読み物としても良くできてるグレイス&フェイヴァー・シリーズがお勧めです。レックス・スタウトのネロ・ウルフものもいいし、日本だと映画になった「大誘拐」で有名な天藤真もいいかな、と。映画だと「料理長殿ご用心」を。グルメ殺人もの。本で読んだんですが、映画しかヒットせず。70年代の映画なので、ノベライゼーションだったのかもしれません。当時はハードカバーのノベライゼーションも珍しくなかったですし。
「殺したい女」もみたいんですが、DVD化されてないんですよね、あれ。
以上、ネタバレにならない程度に「~もの」と記載しましたが、どれも読む価値がある作品です。ぜひお試しください。
Re:ハインラインやビジョルドが好きですね。 (スコア:2)
短編の方がSF色が強いですが、回を増すごとに「支配するのは女」思想が根強く出て辟易するのは確かです。
貴族(ヴァル)階級の未亡人が凄い人気の的になるという設定も、実感として納得はしづらかったですね。
昔のミリタリーSFが好きですね (スコア:2)
『宇宙の傭兵たち』
ゴードン・R・ディクスン
『ドルセイの決断』
そして、もちろん
ロバート・A・ハインライン
『宇宙の戦士』
Re:昔のミリタリーSFが好きですね (スコア:2)
SFとミステリーではなく
ミステリーの話だったのですね、すいません。
本が好き! (スコア:2)
「本が好きっ」て人に
ジョン・ダニングス
死の蔵書
幻の特装本
失われし書庫
災いの古書
愛書家の死
などいかがでしょうか。
#本屋に行くと、まず、創元とハヤカワのコーナーへ
Re:本が好き! (スコア:1)
死の蔵書は凄く面白かったけれど続編がなぁ。
競馬の厩務員の話の途中で挫折しました。
ミレニアム (スコア:2)
作者は故スティーグ・ラーソン。
大ベストセラーなので、いまさらですが…
ミステリやスパイ小説などいろんなジャンルを
横断したような内容に加え、ヒロインが
コンピュータの扱いに非常に長けているという(w
長大な作品ですが、どこまでもリアリティを
追求していて、読み応えがあります。
Re:ミレニアム (スコア:2)
ノオミ・ラパスですね。こんど探してみます。
ハリウッド版は観たのですが、なかなか続編が出ませんね。
暗黒太陽の浮気娘 (スコア:2)
「暗黒太陽の浮気娘 [bookjapan.jp]」はSF者が読めば抱腹絶倒、間違いないSF要素のあるミステリー小説です!
えぇ、世界でも数少ないSF”大会”が舞台のミステリー小説でしてSF界隈に携わってられる方なら爆笑間違いなしなのではないかと。
なお、本国では続編の「Zombies of the Gene Pool [amazon.co.jp] 」が出版されているそうです。翻訳は…ムリだろうな…
ホーガン (スコア:1, 参考になる)
「星を継ぐもの」はミステリ要素が濃いし、「未来の二つの顔」はサスペンス風味が効いてるし。
#って、だれかが書く前に(笑)
Re:ホーガン (スコア:1)
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惑星ケイロンまであと何マイル?
UN-GO (スコア:1)
”原作”はまだストックがあるんで2期やらないかなあ。
UN-GOが放送されたノイタミナ枠と言えばPSYCHO-PASS(1期)を誰も薦めてないのが意外。アレだって近未来推理モノかつサスペンスかつピカレスクロマンなのにね。
最後に絶版本で申し訳ないけれど近未来SF推理小説ではラリー・ニーヴン『不完全な死体』『パッチワークガール』(創元SF文庫)を推したい。
SF作品の基本構造はミステリーでありサスペンスである (スコア:1)
> SFについてはしばしば話題に上るが、たまには他のジャンルも話題にしてみたい。
とのことだが、みんなしてSF作品を挙げてるのはそういうことなのだろう。
私はロバート・J・ソウヤーのを挙げます。
法廷ミステリーの「イリーガル・エイリアン」
倒叙ミステリーの「ゴールデン・フリース」
とか。
Re:SF作品の基本構造はミステリーでありサスペンスである (スコア:1)
>つまらない連中が多い
他者を否定的に評価するときの活き活きとした筆致がすばらしい!
…そういうタイプのミステリー・サスペンス・SFでお奨めの作品を教えてください。
これも含めていいのかな? (スコア:1)
怪異いかさま博覧亭 [wikipedia.org]小竹田貴弘
一応日常妖怪漫画だけども謎解きとか頭を使った妖怪退治とかあるので含めて構わないかな?
らじゃったのだ
Re:これも含めていいのかな? (スコア:1)
これも挙げとこう。
早星七生
「たいした問題じゃない」
「名探偵テームズ」
ミステリーギャグ漫画。
以前書いた「heroin」(ヘロイン)と「heroine」(ヒロイン)の取り違えは「テームズ」で出てくる。
らじゃったのだ
Re:これも含めていいのかな? (スコア:1)
そこらへん買ってたはずだけどほとんど覚えてない…
らじゃったのだ
銭形平次捕物控 (スコア:1)
一応推理小説。ちょうど去年か今年あたりが野村胡堂没後50年なので、そろそろ青空文庫にもでてくるかも。全部短編ばかりなので読みやすいのもいいです。「尤も(もっとも)」とか、たまに古い言葉が出てくるのもまた風情があります。あとあまり銭は投げません。投げるのは3話に1回くらい。そもそも投げた銭が人間の皮膚に食い込むとかそれなんてレールガn
なお、野村胡堂がこれを書くきっかけになったとされる、岡本綺堂の『半七捕物帳』もオススメです。こっちはすでに青空文庫に大量に掲載されています。
Re:銭形平次捕物控 (スコア:1)
もう青空文庫に出てたんですね!
おお、すでに普通に買ってたので調べてませんでしたw
ファンが増えるとうれしいなー。
ラリィ・ニーヴン (スコア:1)
ARMのギルシリーズの「不完全な死体」と「パッチワーク・ガール」。
前者は短編集で、3作品くらい入ってたかな。
>「快楽による死」、「不完全な死体」、「腕」
http://homepage1.nifty.com/mai_u/variety/yomu/sf_/sf_012_long_arm.htm [nifty.com]
他に「リングワールドふたたび」あたりだとミステリー要素も強い気がする。
#負けるために戦うティーラ・ブラウンがいとあわれ
SFミステリということで (スコア:1)
まずはハヤカワSFではなくハヤカワミステリで出ていたコンピューター検察局 [amazon.co.jp]. SF的な舞台設定ではあるものの, ミステリが主眼になっている作品です. 本筋とは関係ないのですが, 1970年台にして, はじめて(だろうと思う)下層階級プログラマという職種を描写した作品でもあります.
もうひとつはダーシー卿シリーズ [biglobe.ne.jp]. これもミステリ誌で掲載されたりSF誌で掲載されたりと分類が難しいところ. 今にして思うと, スチームパンクとかの先駆けとも言えるのかも.
# どちらも絶版・入手困難なのが難点ですが
月に囚われた男 (スコア:1)
映画「月に囚われた男」は、単に一昨日観たばっかだから挙げるだけで、オールタイムベストってわけではないですが、SFなのにミステリーで、観ながら予想したオチをすぐ次に展開させていくようなうまさがありました。
LIVE-GON(リベゴン)
こっちが本ジャンルなので少し面白本でも挙げておくか (スコア:1)
古典枠
A.バークリー「トライアル&エラー」創元推理文庫
G.ライアル「もっとも危険なゲーム」早川
F.ブラウン「3、1、2とノックせよ」創元推理文庫
現代枠
E.レナード「ラ・ブラバ」早川
G.ライアル「もっとも危険なゲーム」早川
R.ヒル「骨と沈黙」早川
T.H.クック「緋色の記憶」文春文庫
S.J.ローザン「春を待つ谷間で」創元推理文庫
R.リテル「ルウィンターの亡命」早川
R.トーマス「女刑事の死」早川
Re:こっちが本ジャンルなので少し面白本でも挙げておくか (スコア:1)
「もっとも危険なゲーム」が両方に入るなら枠を分ける意味はあるのか?(笑)
LIVE-GON(リベゴン)
Re:こっちが本ジャンルなので少し面白本でも挙げておくか (スコア:1)
いけね消し忘れた (スコア:1)
Isac Asimov (スコア:0)
「鋼鉄都市」「はだかの太陽」「夜明けのロボット」「ロボットと帝国」を挙げてみます。
「黒後家蜘蛛の会」みたいにゆるいのも好きです。
Re:Isac Asimov (スコア:2)
「黒後家蜘蛛の会」好きですね。推理ものとして読むのもよし、アシモフ先生の教養を楽しむのもよし。
Re:Isac Asimov (スコア:1)
Re:Isac Asimov (スコア:2)
「鋼鉄都市」は、私が SF とミステリーの両ジャンルに
ハマるきっかけになった作品です。おかげで、
一般の文学作品には見向きもしなくなるという弊害が…
Re:Isac Asimov (スコア:1)
先生! はだかの太陽と夜明けのロボットは、グレディアにひたすら萌える作品なのでサスペンスじゃないとおも(砲声
Re: (スコア:0)
あ、先に言われた。
>「鋼鉄都市」「はだかの太陽」「夜明けのロボット」「ロボットと帝国」を挙げてみます。
「永遠の終わり」も含めても良いかも。
漫画も (スコア:0)
たれた人です。書き漏らしましたが、漫画も含めても良いんじゃないでしょうか。
まあ、私は、「モンスター」(浦沢直樹)ぐらいしか知りませんが。
漫画なら度胸星! (スコア:2)
宇宙飛行士選抜から探査まで。
傑作SFの名に恥じぬ作品ですが、4巻で唐突に終わり、惜しむ声も多数。
「星を継ぐもの」は漫画化されましたね、「ガニメデ~」の内容も加えた独自展開ですが面白かったですよ。
あと金星植民ものの「ヴィナス戦記」とか好きです。バイクでタンクと戦う戦争ものです。
安彦良和先生ですし。少しAKIRAっぽいですよね、アニメ化もされましたし。
Re:漫画なら度胸星! (スコア:2, すばらしい洞察)
ミステリーやサスペンス?
Re:漫画なら度胸星! (スコア:2)
Re:漫画なら度胸星! (スコア:2)
具体的には、推理小説、ハードボイルド、スリラー、スパイ小説、SF小説、ライトノベル等が含まれる。
いやもう単純に、この一文があったからです。
Re:漫画なら度胸星! (スコア:2)
>4巻で唐突に終わり
雑誌で打ち切りになって単行本ではちゃんと完結してるなら ともかく、これではちょっと読む気にならない。
雑誌打ち切りで、いいところで終わります。読む気にならないのももっともかと。
現在連載中の作品が終われば、続編を書いてくれるという淡い期待を抱いています。
ただ、SFとしては一流だと思っています。
Re:漫画も (スコア:3)
Re:漫画も (スコア:1)
あろひろしの「めい探偵網笠栗須!!」思い出した。
こっちは下ネタ一直線。
らじゃったのだ
西澤保彦 (スコア:0)
「人格転移の殺人」「七回死んだ男」はどうでしょう。
発表当時は SFミステリ、と言われてた気がします。
#今振り返ると プログラミングのデバッグ作業みたいな小説かも。
ノックスの十戒、ヴァン・ダインの二十則 (スコア:0)
ミステリーに限らず、これらの原則に沿ってないものは好きじゃない。
特に説明なしに超常現象が現れるのが嫌い。
ホームズの犯人がイカだかタコだかだったってやつとか、
ミステリーでないのだと結婚した相手が実は猫だったとかは
本を壁に投げつけたくなる。
Re:ノックスの十戒、ヴァン・ダインの二十則 (スコア:1)
>犯人がイカだかタコだか
クラゲじゃないですかね、「ライオンのたてがみ」。
RYZEN始めました
UNIXなら (スコア:2)
何せPCの様な機器が「UNIXデッキ」と呼称される程の普及率です。
(ただ、サイバーパンクなので本ストーリーの趣旨から外れますが・・・)
beejay_aniki
Re:森博嗣 (スコア:1)
2回目録りのがし&3回目積んでるので初回しか見てないですが
初回は真賀田博士と萌絵の会談ののちおもむろに冷たい密室と博士たちのエピソードが始まったので
すべてがFになるのエピソードは中盤、2期を想定するんなら終盤でしょうね
時系列的にすべてがFになる以前に他の事件が起こるせいで
萌絵が理由もなく首を突っ込んでくるただの厄介な探偵気取りになってる
# 閲覧用のID利用者だけどせっかくだからIDで
Re:儚い羊たちの祝宴 (スコア:1)
主人公(語り手)視点で『ボトルネック』もなんともいえない読後感。
読んで落ち込みたい気分になるのがOKならという限定で。
若竹七海も筆致は違うけど性格の悪い小説。悪意が覗けるタイプ。