余命1年、ギークな我が娘に残すべき教えは? 68
智慧 部門より
私は90年代の終わりからスラッシュドットでさまざまなことを学んできた科学者で、教育者だ。そして今、私のギークな兄弟姉妹ともいえるスラッシュドットの皆さんに教えてもらいたいことがある。私はステージ4のすい臓がんと診断された。スティーブ・ジョブズやランディ・パウシュを私たちから奪ったのと同じ病気だ。私の状態は治療不能だ。緩和的化学療法が時期を遅らせることができるとしても、現実として私が日常生活を送れる期間は2か月から6か月しか残されていないとみられ、1年以上は生きられない。
私は刻々と死に近づいているが、それよりも心配なのは残される妻のことや、父親なしで成長していかなければならない娘のことだ。彼女は6年生で、好奇心旺盛で頭がよく、科学と音楽に興味を持っている。喜ばしいことに、彼女は母親と同様に「少女ギーク」への道を進んでいるように見える。
彼女の人生の重要な場面に立ち会えないことから、そのような場面や単に嫌なことがあった時などに彼女が見られるよう、ビデオメッセージを残したいと思っている。症状が進行して病人のような外見になってしまう前に仕上げたいので、時間はあまりない。
ビデオでは彼女と過ごした時間が私にとって非常に貴重なものであり、彼女の中に素晴らしい才能を見出していることを伝えるつもりだ。他にはどのようなことを伝えればいいだろう。皆さんは人生のさまざまな場面でどのようなことを聞きたいだろうか。皆さんにとってどのような教えがもっとも役に立つだろうか。親からのアドバイスが特に必要なのはどのような時だろう。とりわけギークな姉妹の皆さんにお尋ねしたいのは、現在の世界で少女や女性に特有の問題に直面した場合、私はどのように彼女を導けばいいだろうか。
私が匿名で投稿したのは、私自身に関する議論にしたくないためだ。なるべく娘のことに集中し、どのように彼女を手助けできるかに集中することが望ましい。ご協力に感謝する。
本家/.では撮影に時間をかけるより、娘との時間を少しでも長く持つことを勧めるコメントを始め、ビデオ撮影はやめた方がいいという意見が複数見られる。確かに数か月で一生分のビデオメッセージを撮影するのは難しいようにも思われる。皆さんはどう思われるだろうか。また、自分が子供に伝えたいこと、親にアドバイスしてもらいたかったことにはどのようなものがあるだろうか。