東京理科大学の微分解析機がレストアされた
東京理科大学近代科学資料館に保管展示されている「Bush式アナログ微分解析機」が1年半程かけてレストアされ、稼働するようになった(PC Watch)。機械式アナログコンピュータである微分解析機(Differential Analyser)は19世紀の発明だが、最初の実用機はヴァネヴァー・ブッシュらが1930年代初頭に開発した。日本ではその原理を論文で理解し、3台が制作された。展示品は大阪帝国大学理学部で研究開発され1943年に製造されたもの。戦前に作られた微分解析機で、実際に触れながら動作を体験できるのは東京理科大の機械が世界唯一だという。今後は週2回程動かしたいらしいが、詳細は決まっていない。