Linux 4.2-rc1、追加されたコードは100万行以上
タレコミ by headless
headless 曰く、
Linux 4.2-rc1が7月5日にリリースされた。変更された行数でみると、過去最大のrcになるという(メーリングリストでのアナウンス、 V3.co.ukの記事、 The Registerの記事、 Phoronixの記事)。
Linus Torvalds氏によれば、4.2-rc1では100万行以上が追加され、およそ25万行が削除されたという。およそ49%がAMDの新しいGPUドライバー関連のものとなっており、単一のドライバーがパッチ全体の半分近くを占めるという、少し変わった状況になっているそうだ。一方、その他の変更点はいたって普通で、主にドライバーやアーキテクチャーの更新のほか、ファイルシステム関連の変更などが含まれる。ただしアーキテクチャー関連では、安定していてあまり変更されることのないローレベルのx86コードの一部で整理が行われた点が通常とは異なるとのこと。
なお、4.1-rc1はコミット数でみても過去最大級といえるが、3.15-rc1よりもわずかに少ないという。また、3.10-rc1のコミット数は4.2-rc1と同じぐらいであり、ファイナルリリース版ではさらに増加している。ただし、rc-1以降では多くのコミットをマージしない方向に進んでいるため、4.2が3.10と比較するほど大きなリリースになるとは考えていないようだ。
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