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20年前のデータを最近取り出してみた感じだと、
・MOディスク・HDD
この2つのデータの取り出し率はほぼ同じで、ほとんど読めた。一方で、
・CD-Rメディア
はよくなかった。メディアのどこかが読めないということが無数に起きていた。
今はフラッシュメモリ媒体もあるが、これは構造的に揮発するから保存には適さないだろう。また、MOディスクは過去の媒体であってこれから保存するには適さないことは言うまでもない。となると、結局HDDが個人的に個人のデータを個人が保存するのにはいいのではないかと思う。付け加えると、10年前にHDDへ書き込んだ情報も問題なく読めている。この10年間でHDDの信頼性が極端に落ちたということがなければ問題ないでしょう。(ヘリウム入りのHDDは構造的に避けた方がよいでしょうね)
広範囲に広まった規格は後年でも何とか読めたりするものだし。
なお、保存用のHDDは常用し続けずに書き込み後に取り外して保存しておいたということを付け加えておく。
ヘリウム封入のHDDって密封されてて、液侵冷却でも使えますよね。プラッタに触れる気体も、普通の空気よりもヘリウムの方が反応性が低く、良さそうな気がする。どちらかというと強そうな印象なんだけど、構造的に避けた方がいい点ってどこなんでしょう。
ヘリウムは密閉しても漏えいを防ぐのが難しい物質として知られています。このためHDDだからといって、長期間の保存を考えると現時点では構造的に難しいのではないかと予想しました。該当HDDの保証期間内については問題ないだろうということについて異論は持っていません。
初物の技術だから少し待っていようってことですか。それは納得。ただ、防ぐ必要があるのはヘリウムの漏洩ではなくて、外部からの酸素、窒素、水蒸気の侵入ですよ。ヘリウムが少々抜けたところで、問題ありません。
抜けた後の空間に別の気体が入るんでないか?
ヘリウムが抜けたら、空間転移でもして飛んでくるんですか?外から入ってくるのは結局封止のシール材の部分からであって、それを防ぐ難易度は分子量の差からヘリウムの漏洩を防ぐよりもずっと楽。
空間転移なんて必要ありません。無垢な金属の固まりとかシール材でも酸素とか気体の分子は普通に通過します・・・(頻度はそれほどでもないとはいえ)。真空扱ってる人にとっては常識ですが、分子量の差云々というのなら金属やシール材の原子・分子サイズと防ごうとしている気体の分子サイズを比較すれば、それこそ通り抜けることがありえることが簡単にわかりますよね。
そりゃ通り抜けるかどうか、ゼロかイチかで言えば、酸素でもヘリウムでも通り抜けますよ。でも、HDDのヘリウム封止で問題になるのは、量の問題ではないのですか。ヘリウムの漏洩を防ぐ難易度と、外部から酸素が入ってくるのを防ぐ難易度は同じなんですか?
ヘリウム封止の元々の目的は、気体の比重を下げることです。もっと正確には気体の平均自由行程を上げて、粘性を下げること。その目的に対して、ヘリウムの漏洩を議論するのって、間違えてませんかってのが元の指摘です。
ヘリウムが抜けた分、HDD内の気圧が下がってヘッドの浮上量に影響に与えたり……するかは、どうなんだろう。
> ヘリウムが少々抜けたところで、問題ありません。
問題がないとする理由に興味がある。
他の気体が侵入するほどシールが劣化してしまったら、そっちの影響が大きいというのは分かるが、それまでの間はどうなの?
問題ないつーより織り込み済みな設計で無ければ失敗作ってことになるかと。そもそも密閉するんだから、多少の気圧変化には耐える作りで無ければ実用できないでしょ。まあ、ヘリウム外の浸透速度と影響をどこまで見込むかって問題はあるかもしれないけど。
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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人
個人的な、だそうなので個人的なことを書いてみよう (スコア:5, 参考になる)
20年前のデータを最近取り出してみた感じだと、
・MOディスク
・HDD
この2つのデータの取り出し率はほぼ同じで、ほとんど読めた。
一方で、
・CD-Rメディア
はよくなかった。
メディアのどこかが読めないということが無数に起きていた。
今はフラッシュメモリ媒体もあるが、これは構造的に揮発するから保存には適さないだろう。
また、MOディスクは過去の媒体であってこれから保存するには適さないことは言うまでもない。
となると、結局HDDが個人的に個人のデータを個人が保存するのにはいいのではないかと思う。
付け加えると、10年前にHDDへ書き込んだ情報も問題なく読めている。
この10年間でHDDの信頼性が極端に落ちたということがなければ問題ないでしょう。
(ヘリウム入りのHDDは構造的に避けた方がよいでしょうね)
広範囲に広まった規格は後年でも何とか読めたりするものだし。
なお、保存用のHDDは常用し続けずに書き込み後に取り外して保存しておいたということを付け加えておく。
Re: (スコア:0)
ヘリウム封入のHDDって密封されてて、液侵冷却でも使えますよね。
プラッタに触れる気体も、普通の空気よりもヘリウムの方が反応性が低く、良さそうな気がする。
どちらかというと強そうな印象なんだけど、構造的に避けた方がいい点ってどこなんでしょう。
Re: (スコア:0)
ヘリウムは密閉しても漏えいを防ぐのが難しい物質として知られています。
このためHDDだからといって、長期間の保存を考えると現時点では構造的に難しいのではないかと予想しました。
該当HDDの保証期間内については問題ないだろうということについて異論は持っていません。
Re:個人的な、だそうなので個人的なことを書いてみよう (スコア:1)
初物の技術だから少し待っていようってことですか。それは納得。
ただ、防ぐ必要があるのはヘリウムの漏洩ではなくて、外部からの酸素、窒素、水蒸気の侵入ですよ。
ヘリウムが少々抜けたところで、問題ありません。
Re: (スコア:0)
抜けた後の空間に別の気体が入るんでないか?
Re: (スコア:0)
ヘリウムが抜けたら、空間転移でもして飛んでくるんですか?
外から入ってくるのは結局封止のシール材の部分からであって、それを防ぐ難易度は分子量の差からヘリウムの漏洩を防ぐよりもずっと楽。
Re:個人的な、だそうなので個人的なことを書いてみよう (スコア:3, 参考になる)
空間転移なんて必要ありません。無垢な金属の固まりとかシール材でも酸素とか気体の分子は普通に通過します・・・(頻度はそれほどでもないとはいえ)。
真空扱ってる人にとっては常識ですが、分子量の差云々というのなら金属やシール材の原子・分子サイズと防ごうとしている気体の分子サイズを比較すれば、それこそ通り抜けることがありえることが簡単にわかりますよね。
Re: (スコア:0)
そりゃ通り抜けるかどうか、ゼロかイチかで言えば、酸素でもヘリウムでも通り抜けますよ。
でも、HDDのヘリウム封止で問題になるのは、量の問題ではないのですか。
ヘリウムの漏洩を防ぐ難易度と、外部から酸素が入ってくるのを防ぐ難易度は同じなんですか?
ヘリウム封止の元々の目的は、気体の比重を下げることです。
もっと正確には気体の平均自由行程を上げて、粘性を下げること。
その目的に対して、ヘリウムの漏洩を議論するのって、間違えてませんかってのが元の指摘です。
Re: (スコア:0)
ヘリウムが抜けた分、HDD内の気圧が下がってヘッドの浮上量に影響に与えたり……するかは、どうなんだろう。
Re: (スコア:0)
> ヘリウムが少々抜けたところで、問題ありません。
問題がないとする理由に興味がある。
他の気体が侵入するほどシールが劣化してしまったら、
そっちの影響が大きいというのは分かるが、それまでの間はどうなの?
Re: (スコア:0)
問題ないつーより織り込み済みな設計で無ければ失敗作ってことになるかと。
そもそも密閉するんだから、多少の気圧変化には耐える作りで無ければ実用できないでしょ。
まあ、ヘリウム外の浸透速度と影響をどこまで見込むかって問題はあるかもしれないけど。