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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー
トラブル時の対処を教るべき (スコア:2)
大半の情報教育がMSアプリの入門に終始している中で、一部の学校では「ネチケット」も丁寧に教えているし、さらに校内掲示板で実技指導をしたり(生徒が書いた書き込みに対して「こんな書き方はダメだよ」と教えたり)、中には「ネットの向こうには人間がいるのだから」、「社会でのマナーと同じなのだから」という点を教えている先生もいる。家庭でも、親が多少ネットを知っている場合はこれらについてうるさく説教している場合も少なくない。当然ながらこれらの教育も意義深く、どんどん進めてもらいたいところだけれど、しかし、事前の注意喚起と回避のためのノウハウだけで現実にやっていけるかといえば、断言したいけれど、それでは全然足りない。ネットでの書き込みを続けていれば少なからぬ確率でフレーミングや荒らし、誹謗中傷、プライバシー侵害の当事者になってしまうのが言うまでもない現実。なのに、それらへの対処法を教えず、ただ「危ないよ、大変な目に遭うよ、やってはいけないことだよ、やる人はヒドイ人だよ」というメッセージばかり吹き込んでしまうような現状は、あまりにバランスを欠いているし、それこそ危険であるとも思う。それでは過剰にパニックを起こして被害/加害をエスカレートさせたり、わずかな問題行動を吊し上げたり、誤った対処で傷を深めたりといったアリガチな展開を煽っているも同然じゃないか。
事が起こってしまったときにどうすればいいか。100%確実な対処法なんてないけれど、しかし、何も教えることがないってのもウソになる。教えられることは必ずあるはずだ。実際、佐世保の事件の経緯を知るにつれて、「俺がそこにいれば、もうちょっとどうにか出来たものを」と思った奴は、少なくないと思うのだが・・・。