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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー
アメリカの大規模牧畜の現状を考えると (スコア:2, 興味深い)
まぁ、アメリカがオーストラリアとか日本に変わっても同じですけど(;´Д`)
何処の国でも中小規模の農家や畜産家は安全かつ健康的に育てるのが主流になりつつありますが(日本の養鶏は少し違うような感じがありますが)、
お上とや流通とつながっていて政策を左右する力を持ってるのは大規模農業者や大規模畜産業者のようで(;´Д`)
日本の場合今までは農協が中小規模の農家・畜産家の利権代表としてとりあえずはいたけど、今の「改革」では農協を解体して大規模の農業・畜産業に集約する方向です(;´Д`)
こんなので、何を喰えば良いというのやら(T_T)
Re:アメリカの大規模牧畜の現状を考えると (スコア:1, 興味深い)
> とりあえずはいたけど、今の「改革」では農協を解体して大規模の
> 農業・畜産業に集約する方向です(;´Д`)
農協なり経済連なりという組織が農家を食い物にしてきたという視点もあるわけで。
農業の未来に対する健全な展望も描けない組織であれば、解体されても
しかたないかなあと思ったり思わなかったり。
食の安全をブランド化する農家も現れているようです。
Re:アメリカの大規模牧畜の現状を考えると (スコア:1)
アレを擁護しますか
多分あなたにとって、政府がなくそうとするものはすべて素晴らしい物なんでしょうね。
もし現内閣が明日にでもJASRAC廃止なんて言い出したら、その日からJASRACがいかに日本の音楽業界に無くてはならないものか、語り始めるでしょうね。
お上とや流通とつながっていて政策を左右する力を持っていたのは、なんといっても農協です。
Re:アメリカの大規模牧畜の現状を考えると (スコア:2, 興味深い)
これはフィールドワーク中心に農業問題を研究している学者の方の講演を聞いて目から鱗が落ちた話を自分流に再構築したものでもあるのですが、
農協の役割というのは利権団体と言う以外にも農家の金融関係から仕入れから販売まで何でも引き受けていた農家の生命線である為に、
その功罪はあれど、現在の農家が農家であるために必要な生命線を握ってしまっている訳です。
これを現状の、農家を190万戸から40万戸に一気に減らすという「改革」路線にあるような形で
無闇に解体して民間に売り渡した場合、まず、農家の自主性が極めて狭まります。
例えば種苗や農薬を買うのに金一つ借りる事だって銀行の担保条件を満たすだけの規模の農家はごくわずかで、多くが土地を売って離農するか企業の隷下に入るかの選択を迫られる事になる訳です。
そして、農業の企業化が進めば、作物の種類は売れるものを大量に作付することになり、売れなければ農地を潰すことも頻発するだろう(ここは講演を行った方の予測)。
そのなかで食の安全どころか安定供給すら危うい事になってしまう。
質や安全を重視する農家の中でも自前の販路が細い農家はバタバタつぶれるし、そうでない農家もバタバタ潰れる。空いた土地は企業に買収されて農業に使われたり、他の用途に使われたり。
当然、農業地帯の社会的な共同体も崩壊する。
そういう色々な事を考えると農協を一気に潰すのはまずいと私は考える訳です。
今の状況ではなんぼ農協が「悪」であったとしても、一気に潰すようなハードランディングをしてしまうと、日本の只でも低い食糧自給率がガタガタに落ちてしまうし、安全な食など全くないに等しくなる。
農協が必要なくなる状況に多くの農家が成長するまでは、下手に農協を潰せないと言う事なんですけど。
# 結局は農家と消費者が直接手を組むしかないんですけどね。