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まあこの状態で地方紙に情報を流してる時点で、学術的な信頼性としてはちょっとなぁ...
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人生unstable -- あるハッカー
ひとまず追試待ち (スコア:4, すばらしい洞察)
科学ってのはやっぱり、「同じ条件で試したら何時誰がやっても結果が同じ」ってのが重要なわけで、
ひとまず1回(もしくは1箇所・1人)だけ「そうなった」といっただけの状態では、何も示していない
(示すことができていない)状態なわけで。
まあこの状態で地方紙に情報を流してる時点で、学術的な信頼性としてはちょっとなぁ...
という気がしてしまうのが残念といえば残念ですが。
Re:ひとまず追試待ち (スコア:4, 参考になる)
たしか 20年前も学術的な検討よりもマスメディアが先に立ったという記憶があります。アイザック・アシモフの「宇宙の秘密」の「ホット、コールド、コンフュージョン」を読み返してみましたが、共通点があると思います。以下は20年前の騒ぎのポイントとしてアシモフがあげているもの:
1. 査読のある雑誌に論文を送るよりも、先にマスコミに発表した。
2. 反応の全貌を公表しなかった。発表されたものだけでは追試が困難だった。(ネイチャー誌が要求した詳細の補充を拒否した)
3. 適切な対照実験をしなかった。
4. 主たる証拠として熱の発生を報告した。熱はどんな原因でも発生する。
追試待ちというのは正しい態度だと思いますが、もし金を賭けるのであればトンデモ科学に賭けますね。「熱の理由が他では説明できない」という発言が、私にはフラグがたっているように感じます。
いっぽうスリランカでは・・・ (スコア:2, 興味深い)
ちょうど2000年前後のことなんですが,スリランカ在住の著名なSF作家がTVとかで,
「これから,何かすばらしいことがおこる」
って,さかんにいってまして,私は「なにごとか!」と思ったんですが,実はそれが「常温核融合のことを言っているらしい」ってな事件がありました。彼はどうやら,インターネットで流れてた情報を真に受けたらしいのですね。さすがに私もひきつったんですが,続く情報をよくよく聞いてみると,クラーク先生は10年スパンとかじゃなくて100年,1000年スパンでの常温核融合の実現を信じていたようです。彼曰く「私がこれまでに生きていた間に起こったことと較べてみろ」てなかんじ。
今回の実験については新奇性に欠けるし,これまで否定されてきた課題に対する反証もないし。なので,スルーでOKなかんじなのですが。たとえば,
「これから100年以内に,常温核融合に必要なブレークスルーはありうるか?」
と問われれば,ちょっと否定するのが難しいなと。難易度でいえば,高温核融合の実用化とか,軌道エレベーターとかとあんまり変わらないんじゃないかとか・・・ つい。
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心