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FreeBSDでSMPngやってる人間としては、Solarisはまさに手本。
Solarisで一番魅力なのはディスパッチ遅延の安定性。特に割込みスレッドをたたき起こす時間が安定するので、デバイスから見たI/Oの処理時間が変に長くならない。こういう高速化は、CPUやメモリを高速化するだけでは絶対得られません。OSの責務です。
lock primitivesが用途に応じて選べるので、ロックのコストを無駄に増やすことがない。ロックされてないmutexならせいぜい1命令程度のoverhead。
spin lockだけじゃなくてadaptive lockが使えるから、優先度継承ができる。spin lockだけでは優先度継承はできません。なぜなのかは練習問題にしておきましょう。
あまり触れられてないようだけど、優先度継承とlock primitivesの結果得られる横取り可能性のおかげで、スケジューラを交換するだけでTSS的な使い方もできるしリアルタイムにもそこそこ使える汎用性(さらには両方を混ぜることも)。他のOSがリアルタイム専用に走っているのとはえらい違い。
以上、最近の本を読み、かつ少し手を動かしてみて分かったこと。本は買おうとすれば買えるから、後は勉強あるのみ。もっと詳しい話は、Greg LeheyがUSENIXでしゃべってくれたので参考までに。
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Stableって古いって意味だっけ? -- Debian初級
OSを作ってる立場からすると (スコア:4, 参考になる)
FreeBSDでSMPngやってる人間としては、Solarisはまさに手本。
Solarisで一番魅力なのはディスパッチ遅延の安定性。特に割込みスレッドをたたき起こす時間が安定するので、デバイスから見たI/Oの処理時間が変に長くならない。こういう高速化は、CPUやメモリを高速化するだけでは絶対得られません。OSの責務です。
lock primitivesが用途に応じて選べるので、ロックのコストを無駄に増やすことがない。ロックされてないmutexならせいぜい1命令程度のoverhead。
spin lockだけじゃなくてadaptive lockが使えるから、優先度継承ができる。spin lockだけでは優先度継承はできません。なぜなのかは練習問題にしておきましょう。
あまり触れられてないようだけど、優先度継承とlock primitivesの結果得られる横取り可能性のおかげで、スケジューラを交換するだけでTSS的な使い方もできるしリアルタイムにもそこそこ使える汎用性(さらには両方を混ぜることも)。他のOSがリアルタイム専用に走っているのとはえらい違い。
以上、最近の本を読み、かつ少し手を動かしてみて分かったこと。本は買おうとすれば買えるから、後は勉強あるのみ。もっと詳しい話は、Greg LeheyがUSENIXでしゃべってくれたので参考までに。