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汎用ハードウェアからも金を取れ 241

ストーリー by wakatono
そのうち紙もそういうコストが上乗せされかねん 部門より

ssig 曰く、 "文化庁 文化審議会著作権分科会 法制問題小委員会の第3回審議が4月28日に行われ、今回の審議では、図書館や障害者福祉、学校教育の各分野における権利制限についての見直しのほか、私的録音録画補償金制度についての見直しが議論された。(参考:ITmediaの記事)
後者においてはiPodをはじめとするHDDプレーヤーなど、これまで同制度の対象となっていない機器について、どうとらえるかについて議論がされた。"

"iPodから金を取るというのであれば納得はいかないがまだわかる。だがタレこみ子が驚いたのは次の部分である。

なんと日本音楽著作権協会、日本芸能実演家団体協議会、日本レコード協会、日本音楽事業者協会、音楽出版社協会、音楽製作者連盟、音楽作家団体協議会が連名で「HDDプレーヤーなども制度の対象にすべき。PC内蔵のHDDや外付けHDD、データ用CD-R/RWなどこれまで汎用機器とされてきた製品も対象に含めるべき」という趣旨の意見書を提出したというのだ。

さすがにここまで行くとやりすぎだと思うのだが皆さんはどう思うであろうか。"

2005年5月24日のITPro記者の眼でも、いかがなものかという意見が述べられている。ちなみにリンク先をよく読めばわかるのだが、私的録音録画補償金の見直しについてという資料において、ハードディスクを「補償金の対象とすべき理由」が書かれている。この中で、「諸外国の状況」として資料4号が示されているが、この資料では「ハードディスク内蔵型の機材」を指定する国は書かれていても、「ハードディスクそのもの」を指定する国は書かれていない。著作権法第30条第2項に定める「特定記録媒体」の要件を満たすというのが根拠だが、甚だ乱暴ともいえる。
また、「私的録音補償金の対象であるものとないものが生じている結果、私的録音補償金を負担する消費者にも不公平感が生じている。」とあるが、それを言うならば「私的録音をする目的ではなく、単に商用サービスを提供しているサーバのHDDを増設したいだけなのに、HDDを買ったら私的録音補償金つきのものになってしまう」というのも不公平だ。そういう用途に使わない場合には、私的録音補償金の分を返してくれるとでもいうのだろうか?あらゆる意味で不透明だ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Tatenon (20311) on 2005年05月27日 7時16分 (#741717) 日記
    こんな理論が成り立つなら、
    飲まれるかもしれない消毒用や業務用のアルコールに酒税をかけますか?
    緊急時には道路に着陸するかもしれない飛行機に車と同じ重量税を課しますか?
    落書きで漫画のキャラクターが描かれる可能性がある教科書やノートから印税を払いますか?
    海は死にますか?・・・・

    馬鹿なこと言ってる暇があるならキリキリ働け。
    • by Anonymous Coward on 2005年05月27日 8時09分 (#741728)
      >>飲まれるかもしれない消毒用

      についてはネタではなく酒税がかかる可能性があります。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2005年05月27日 8時24分 (#741731)
        エタノールに関しては酒税がかかります ただし、飲用に供しないことがわかっている場合には申請することで 無税アルコールを買うことができますが、税務当局の検査を受けることになります。 ちなみに、エチルアルコール(500mL,99.5%)2500円      メチルアルコール(500mL)800円 3倍以上の開きがありますが、税金分を除いたら同額だったような。 #職場のデータを使っているのでAC
        親コメント
  • 関連リンク (スコア:4, 参考になる)

    by one-one (17888) on 2005年05月27日 4時27分 (#741684) 日記

    とりあえず関連リンクだしときますね.

    まぁ JASRACやレコード協会はこの手の話の常連ですけど, 他のところもこれからは要チェックだったりするんですかね.

    データ用CD-Rだって音楽以外のものを入れてる人は沢山いるのに 音楽を入れてると決めつけてますし, この人達にはHDDに関しても音楽が保存される可能性さえあれば他に何が入るかなんて関係ないんでしょうね.

  • 著作権分科会 法制問題小委員会(第3回)議事録 [mext.go.jp]

    ハードディスクに課金しろ、なんていうことに加えて、「そもそもディスプレイに表示されているWebページを印刷すること自体が複製であり違法」なんていう解釈もあるようです。なので図書館における文献複写以来のような管理をすべき、とか。
    --
    屍体メモ [windy.cx]
    • これおもしろい。委員でマンガ家の里中満智子さんが発言するところ
      あたりから、消費者の立場での突っ込みが出てくる。

      里中委員>皆、誰かの作品を入れるためにお買いになっているわけじゃ
      ない(略)自分で作った画像とか、自分でとったビデオとかを入れるた
      めにも使うわけですから、だから矛盾があると。消費者の方もそれに気
      がついている

      #里中さんがんばってくれ
      親コメント
  • by astro (17245) on 2005年05月27日 14時25分 (#742030) 日記
    私的録音保証金管理協会のサイト [sarah.or.jp]が興味深い内容です。

    私的録音著作権Q&A [sarah.or.jp]をみますと


    12.対象となる機器又は記録媒体を用いて私的録音・録画を行わない場合は、
    補償金を返還してもらえるのですか。


    というQに対して

    「これは、特定機器や特定記録媒体の購入行為は私的録音・録画行為と密接に関連があり、
    私的録音・録画行為が行われる蓋然性が高いという考え方に基づくものであり、
    1回限りの包括的な支払いによって補償金を処理しようとするものです。」

    という記述があります(引用)。

    ここから考えられるのは、この「特定機器・特定記録媒体」が
    「私的録音・録画行為」が行われる蓋然性が高い、という前提があります。
    著作権団体は、汎用のHDDが私的録音・録画行為が行われる蓋然性が
    高いことを証明できるのでしょうか?

    また同項目には、支払った補償金の返還についても言及がありますが、

    たまたま何回かそういう録音・録画をしたということではなく、
    購入した特定機器又は特定記録媒体は、これまでも、
    また、これから先の将来にわたってもそのような録音・録画の
    ためにしか用いない、という場合に限られますので、該当する
    ことはあまりないと思われます。


    と述べられており、自らが「返さないよ」と宣言しているに等しい内容になっています。

    要するに、この制度は、制度にてターゲットとする機器・媒体を
    「特定機器・特定記録媒体」と認めさせれば、その販売数分収入が確保できる、
    まさに濡れ手に粟状態になっているのです。
    また、小寺氏のコラムにもあるように私的録音保証金管理協会そのものの
    不透明性も指摘される点です。
  • そろそろショウジョウバエのごとく大量に沸いてくる珍走団が、水戸黄門とかをアクセルワークだけで
    公衆に聞かせる為に演奏するんだから当然徴収対象にするんだよな。
    --

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    • Re:そういえばさ (スコア:2, おもしろおかしい)

      by sameshima (10060) on 2005年05月27日 7時14分 (#741715) 日記
      それは私的エンジン使用保証金で…
      親コメント
    • by _Neon (22944) on 2005年05月27日 11時43分 (#741883) 日記
      ”営利を目的としない上演等”に含まれそうなので、著作権使用料を払う
      必要がないので、、、あれ?私的録音保証金ってなんだ?

      私的録音保証金って誰の何のための制度・権利なんだ?
      著作権法第百四条の三 [cric.or.jp]によると文化庁長官が指定した団体のみが権利を持つ
      って感じで書かれてるけど、オレはその指定された団体に加入してないから
      オレの作った曲が録音される可能性があってもオレには何の保証金も払われ
      ない訳で、JASRACに委託するほどの実績もないわけで、、、。

      ってことは他の管理団体にとりあえず著作権管理を委託すれば、曲が売れ
      ようが売れまいが保証金が入ってきてウマー??

      よっし!音楽好きは全員どこか管理団体に鼻歌でも作って委託すれば問題なし!!(藁)

      # webで自作曲を公開してれば、誰かが普通にHDへダウンロードして
      # 聞いてくれたりするわけで、、、
      # 著作権法って誰の何を守るための法律なんだっけ?
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2005年05月27日 14時40分 (#742047)
        残念。「ゼロ円」が振り込まれるだけなんだよ。

        俺はジャスラックに高杢さん程度の曲数を委託しているんだけど、
        アルバム発売の年は、そこそこの著作権料が年に4回ずつ分割して
        入金されていた。

        けどね、2年3年と経つと、数10円になるんだよ。
        そこで、「数10円振り込もうとしたが、手数料の方が高いので
        やめました」という通知書が送られてくるようになる。

        これが、「膨大な事務経費」の内訳だ。
        親コメント
  • CD買ったときに (スコア:3, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2005年05月27日 6時37分 (#741706)
    CD買ったときに権利者のためのお金払ってるよね。

    そもそもなんでMDやらCD-R等のメディアにまで払う必要があるの?
    さらにiPod等のHDD MP3プレイヤー等のハードウェアまで。

    JASRACと文化庁はそもそも根本の著作権とは何かを考え直したほうが
    いいんじゃないの? 無理だろうけど。
    文化庁サイトにMac OS Xのアイコンが? [itmedia.co.jp]
  • この手の問題で重要なことの一つは、JASRACとかが私的録音録画補償金が"歌手"に流れると取れるような宣伝をすることじゃないかと思います。
    実際は手数料だとかいってJASRACその他が掠めてしまうし、その残りのごく小額のお金も編曲家や作曲家や作詞家に行くだけ。まあこれは単純な歌手は権利者でもなんでもないからあたりまえだけど。
    やっぱりそのことが一般消費者にも知れ渡ったらこの制度に対する目とかも世間一般の目も変わるんじゃないかなあ。
  • by druaga (13366) on 2005年05月27日 9時05分 (#741749) 日記
    公正取引委員会は「公正な競争が行われるためには」という原則に則って
    非常に良い仕事をしていると感じます。

    それに比べて文化庁は「文化が発展するには」という原則に則って仕事を
    しているとは到底思えない。
    だから関連業界(JASRAC 等)の無茶が通る訳で。

    省庁によってどうしてこうも風土が違うのでしょうか。
    文化庁が正しく機能するような仕組みはどうすればできるのでしょうか。
  • 関連記事 (スコア:2, 参考になる)

    by kogekoge (20427) on 2005年05月27日 3時38分 (#741670) 日記
    ITmedia のコラム張っときますね。
    私的録音・録画補償金制度では誰も幸せになれない [itmedia.co.jp]
  • HDDの次は… (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2005年05月27日 3時38分 (#741671)
    プラスチック製のコップ [gakken.co.jp]に課金される日が来るかも。
  • 明確な私的録音録画補償金の返金方法の提案や明確な補償金の流れの提示要望を日本消費者協会 [sphere.ne.jp]とかからも出すべきでしょうね。
    --

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  • JASRACだけが私的録音録画補償金制度の利権を牛耳るようにも思えるんだが…

    当然、JASRAC以外のイーライセンス [elicense.co.jp]、JRC [japanrights.com]や、ダイキサウンド [daiki-sound.jp]にも、その権利がありますよね。

    ま、JASRACの独占状態を教授も危惧 [kab.com]してますが。
    --

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  • by nInfo (14824) on 2005年05月27日 12時26分 (#741910)
    補償金制度を廃止すべきという意見も出ていますね。利権団体
    ではなく、非営利(当然手数料は取らない)のNPOを管理団体として
    義務づけてJASRACや日本レコード協会等は廃止で良いでしょう。
  • 音楽携帯も? (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2005年05月27日 5時30分 (#741691)
    最近音楽も聴ける携帯って売ってますよね・・・。HDD内蔵だけ?
  • うちなんかはMDコンポとPCとHDDプレーヤーがあるわけですが、
    早い話が3重に補償金を持っていかれる事になるわけで。
    特にPCのMP3なんてiPodへの転送用、な人から見ればHDDからも補償金持って行かれるのは納得できないでしょうな。
    (彼らにとってそれは「作業用」にすぎないというのに)

    で、記録媒体が多様化すればするほど話がややこしくなりそうなので
    いっそのことCDに私的補償金いれちゃえばどうだろう、と思った。
    その代わりその後何にダビングしてもお構いなし、で。

    #本当に大好きなアーティストのCDはちゃんと新品買ってます
    #問題なのはそれが廃盤になりつつあることです
    #ここの住人でカスケーダーなんて私ぐらいなものだと思います
    • 補償金は払ってもいいですけど、そのかわり

      ・CCCDを始めコピープロテクトの技術は一切かけない
      ・著作権管理団体は会計をすべて公開する
      ・CDなどは実費(メディア、パッケージ、流通などの費用のみ)で販売する
      ・メディアの破損に対しては実費のみで交換に応じる
      ・Winnyなどのファイル交換を認める

      以上を法律に明記してもらえれば全く構いません。それがフェアってもんでしょう。

      # ファイル交換はやりすぎかもしらんけど、
      # あっちも無茶苦茶言ってるんだしこれくらい言ってもよかろ

      最低限会計の透明性確保と技術的なコピーフリーは欲しいです。
      親コメント
  • by lutero (1993) on 2005年05月27日 8時27分 (#741733)
    コピーコントロールで音質劣化させといて、更に保証金取ろうってのは利用者なめすぎ。
    そもそも携帯プレーヤー用に変換した時点でデジタルデータとはいえ音質劣化してるのに、
    MDなんかと同じように扱われたら適わんぞ。

    個人的には保証金取ってもいいから音質劣化するようなCCCD止めてくれると吉。
  • by jtakao (16864) on 2005年05月27日 8時41分 (#741740)
    そのうちに「P2Pからも金を取れ」になって、
    「それならプロバイダから金を取れ」になって、
    「それなら伝送に関する機器から金を取れ」になって、
    LANケーブルや電話線にも課金されて、
    「伝送だけでなく物理的な輸送からも金を取れ」になって、
    宅配便や公共交通機関にも課金されて、
    自動車や自転車にも課金されて、
    タイヤや靴にも課金されて…
    えい、こんな面倒な事になったのは、「曲」があるからだ!ってことになって、
    作曲者にも課金されて…
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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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