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文部科学省、研究費不正使用対策で研究者他に意見求める 66

ストーリー by mhatta
クレクレスカラー 部門より

naka64曰く、"文部科学省は4日、研究資金制度の運用上の問題点に関するアンケートのお願いなる文書を公表した。

同省は科学技術振興費や競争的資金の増加を図る一方、研究費の不正使用事例の連続発生に対策を取っており、その一環で研究者や研究者を支える事務部門の従事者に意見を聞きたいとのこと。

過去にも/.Jで取り上げられた問題であり、該当者は多いと思うが、この問いかけをなんとする?"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 国立大学は独立行政法人になりました。その結果、たとえば人事ではいままで「異動」だったものが「退職・雇用」扱いになったりしてます。結果として人材を研究内容に合わせて適所に配置するのが難しくなったという話を聞きました。

    また、たとえば大学がある仕事を外部から請け負ったときに対価を受け取ろうとしても、それが研究室による研究活動でなければ(たとえば教材作成とかだと)受託研究としては扱えず、対価を収受するスキームがないとの理由で対価を収受できないこともあるそうです。これは会計上不可能ということではなくどうやら当該機関で前例がないとの理由が大きいようです。

    また、研究スタッフだけでなく教育専任のスタッフを雇用したいと思っても、そういうスタッフのキャリアパスとして使える肩書きをつけることが出来ないために、いい人材を取り逃しているということもあるそうです。これまた人事上不可能ということではなくどうやら当該機関で前例がないとの理由が大きいようです。

    「当該機関で」前例がないとはいえ全国を見渡してみれば各機関それぞれに工夫を凝らして新しい試みをしていると思うので、「前例主義」にこだわるのであれば独立行政法人になった後も「前例情報」の交換などを積極的に進めてほしいです。

    大学事務SNSとか作って情報交換するとか、安易か?

    自分「○○大学では出来たんですけどね~」
    事務「今は別の組織ですからね~」
    自分「ですよね~ orz」
    とかよくあります。
    --
    屍体メモ [windy.cx]
    • by birk (29079) on 2006年10月05日 17時18分 (#1032323)
      > 大学事務SNSとか作って情報交換するとか、安易か?
      ありますよ。

      http://sns.university-staff.net/ [university-staff.net]
      親コメント
      • おお、すでにそういうSNSがあるんですね。

        私のような私大非常勤ですとなかなかお誘いも無いので参加するのは難しいですが、本職の職員の方々はすでにいろいろと模索しておられるんですね。「安易か?」とか書いてしまってお恥ずかしい限りです。

        なにせ「そういう事例は聞いたことが無いですねぇ」で終わりになることが多くて、他の大学では事例としてありますよ?って言っても「そこはそこ、ここはここです」ということが多いので、かなり断絶されているのでは?とか思ってました。
        --
        屍体メモ [windy.cx]
        親コメント
        • それは断絶が原因なのではなくて、その方に大学の事務職員であるという意識がないからだと思います。もっと言うと、悪い意味での「役人」になっているだけなのではないかと。我ながら理想論に過ぎるとは思いますが、

          • それが研究環境を良くすることにつながるのか?
          • 経費節減や事務の効率化につながるのか?

          という視点があれば、「そこはそこ、ここはここです」なんて答が返ってくるはずはありません。

          ただ、内規を変えるには少なくとも当該事務部門の組織としての合意が必要でしょうから、相手が部門長であるならともかく、一担当職員に合意形成のための努力を全て押し付けるのもどうかな、とも思います。口頭で要望を伝えるだけではなくて、簡単な会議資料に流用できる程度のものを揃えて渡すくらいのことをしても罰は当たらないんじゃないですかね。

          あと、大学の意思決定システムはよく知りませんが、本来は学科や学部の教員の総意として事務部門に要望するのが筋なのかなぁ、と思います。教員が個々に要望を伝えるだけでは、「個人的な要望に過ぎない」とも受け取られかねませんし。もし万が一、教授会で議案を出すのが面倒とか可決させる自信がない、というのであれば、同様なことを事務職員に期待するのは「ずるい」ような気がしないでもありません。
          # もちろん、Livingdeadさんに「そうしろ」と言っているわけではありません。

          # なんだか微妙に偉そうなことを書いた気がするけどID。

          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2006年10月06日 9時59分 (#1032671)
            職員側から一言。

            社会人経験がなく研究室というタコツボ以外の組織運営したことが教員が理事様になって、朝令暮改で大学を運営して事務方は悲鳴を上げているこということも知っておいてほしいものです。

            研究能力と組織運営能力は違いますよ。
            法人化すれば何でもできると思い込んでいたしね。
            思いつきで右往左往させられる立場になってみろ。
            親コメント
      • http://blog.livedoor.jp/shiki01/ [livedoor.jp]
        さらにいうと↑みたいなのもあります。

        他のコメントなどを見ていると、研究者は職員のせいにしているような感じですが、不正は職員ではなく研究者がやってるんだから、視野の狭い研究者がわがままいえない仕組みは必要でしょうね。

        私自身学生時代、ウソの人件費などでインチキしている教授をよく見ています。

        もっと研究者に対して、インチキできないようにしめつけをきつくするか、ガラス張りにする努力も必要だと思います。

        研究者が経営者になるからおかしくなるんだと思う。
        親コメント
    • こういうのは事務の怠慢だと思うんだけどなぁ。こういうことをして良いのかわからない、ってんなら文科省に電話の一本でもかければ良いじゃない。そいいうのが仕事ってもんだろ、と言ってやりたい(が、なかなか言えない)。 組織よりもむしろ人の問題だと思うなあ。

      良い事務員もいるとこにはいるんですけどね。 事務員>研究者 という力関係のあるところは駄目ですね。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2006年10月05日 15時30分 (#1032253)
        >こういうことをして良いのかわからない、ってんなら文科省に電話の一本でもかければ良いじゃない。

        いやいや、そんな甘っちょろいもんじゃないです。うちの事務は、文科省では許されていることがはっきりしている場合でさえ、拒否します。ローカルルールを勝手に作ってるんです。

        事務方の人事権が教授会に与えられなければだめですよ。
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2006年10月05日 15時43分 (#1032261)
        >> 文科省に電話の一本でもかければ

        「文科省がダメと言うから」という理由だったらその通りだけど,そうじゃなくて「前例が無いから」っていう話なんだから文科省に訊いても意味無いですよね.一般の会社でも「法に触れなきゃ何やっても良い」なんてこと無くて,普通は内規とかがあるでしょ?そういう諸々の制度全部をひっくるめて「前例が無いから,ダメっぽい気がする」って話なわけで.

        それと,一般論で言えば,前例が無いようなヤヤコシイ話ってのは,禁止されていなくても,明示的に許可されていなければ,お役所側も「制度上はダメというわけではないが,やらないでくれ」みたいな玉虫色な拒絶反応をするケースが多いですね.
        親コメント
      • > 事務員>研究者という力関係のあるところは駄目

        でも,事務員 < 研究者でも駄目でしょ?
        • by Anonymous Coward on 2006年10月05日 17時40分 (#1032339)
          > でも,事務員 < 研究者でも駄目でしょ?

          そんなことはない。

          事務員は違法行為以外は研究者の言うとおりにするべきでしょ。

          単に面倒だからという理由でローカルルール作るなんてもってのほか。
          親コメント
    • 対価を収受するスキームがないとの理由で対価を収受できないこともあるそうです。これは会計上不可能ということではなくどうやら当該機関で前例がないとの理由が大きいようです。


      これはもう社会生活を営む基本的な能力も欠けているので家庭裁判所で禁治産宣告を受けることもできますが、人間ではなく組織の場合だと社会的無能力者でもなんら法的保護が受けられないのでしょうか。
    • >国立大学は独立行政法人になりました。
      国立大学法人だと思う。
  • by Anonymous Coward on 2006年10月05日 12時49分 (#1032112)
    単年度予算が一番大きな原因でしょう。

    それも含むのですが、あらかじめどれだけのお金が必要か全部わかっていて、丁度それだけ使うという「予算」の概念は、そもそも効率的に完全に実行することが不可能なんです。

    それを完全に実行しようとすれば、たくさんの無駄が発生します。まず、予測できないものまで確保しようとするので、過大な予算要求をすることになり、また、使い切らなければならないので、不必要なものを、あるいは不必要に高く、買うことになる。

    予算が締め付けられてそういう余裕がなくなれば、必要なお金がないことになり、業務に障害が発生します。それを防ごうとすれば裏金のようなものが必要になる。

    単純なことなんです。
    • by saitoh (10803) on 2006年10月05日 18時12分 (#1032351)
      単年度予算というか、実質半年予算ってのも問題かと。 もらった予算が使えるのは夏ころだし、年度末の締めの都合で1月とか2月にはもう使い切れというプレッシャーがかかる。

      大口の科研費をもらって1000万以上の物品を買おうとすると政府調達になって、年度末ぎりぎりじゃないと納品されないとか。あと、今はどうなのかなぁ?以前はものを買うにはかならずカタログと定価表が必要だったりして、近年のオープン価格のものが買いにくかったりしました。

      それと請求した予算がどれだけ値切られるか予測できないので、「削り代」と称して不要なものを追加して予算を水増して計画書を書くことも横行していますね。削り代が削られなかったら、お金が余ってしまって使い切るのに苦労したり(という経験を一度位してみたい)。

      親コメント
    • 追加リンク
      http://srad.jp/science/article.pl?sid=06/07/17/0738229

      単年度予算関連に関しては、手前味噌だが
      http://srad.jp/comments.pl?sid=324910&cid=981146
      http://srad.jp/comments.pl?sid=324910&cid=980115
      親コメント
    • 単年度予算も問題ですが、もっと根本的な制度的欠陥があると思います。

      それは、事務方ではなく、その筋の専門家から見て、
      「賦与した金額に見合った研究成果を残したか」、
      という結果の査定が一切無く、事前の書類審査ばかりを偏重しているという点。
      結果、文書作成能力(でっち上げ能力ともいえる?)が優秀だったり、
      マスコミの上では有名な「研究者」ばかりが膨大な金を与えられる、
      という事態も散見されたり。

      与えた金に見合わない結果しか提示できなかった研究者からの予算要求には
      疑ってかかる or 減額、想定外の結果を残した研究者には満額以上の金を配分、
      という仕組みができれば、かなりの無駄な経費を削減できると思いますし、
      研究者側も、自分の能力が査定される訳ですから、がむしゃらに研究に励むのでは?

      • >結果の査定が一切無く

        特定とかって評価ありませんでしたっけ?あったような気が.
        第二期減額とか打ち切りとか,次回規模拡大とか,評価で変わった
        ものがちらほらと.

        おっしゃりたいことは良くわかりますし,評価の厳密化などは
        良く議題に上がっているようなのですが,そうすると今度は
        「成果の出ることがはっきりしている研究しかしない」という
        ようにもなりかねないので一長一短なんですよね.

        全体としては評価を厳しくしつつ,一方で実現性も定かではない
        ハイリスク・ハイリターンな研究用の枠を別に作るとかいう二本立て
        (後者は結果が出なくともよし)とかはどうなのかなあと思ってみたり.
        親コメント
      • 先端研究やマイナー研究だと誰が査定するのかという根本問題が発生します。

        で、役人が査定してハナモゲラになると。

        #いろいろやばい立場なのでAC
    • by Anonymous Coward
      また犯罪者の言い訳の典型のような意見を……

      >単年度予算が一番大きな原因でしょう。

      道に落ちてたお金をねこばばしておいて、オレの目の前に落とした方が悪いとでもいうのか?

      予算がどんなに使いづらくても、不正をしてもいいやという卑しい根性がなければ不正はしません。
      ただ、それだけのことだろ。

      • 別に元コメントは不正を「する」とは言ってないような (しないとも言ってないが)。
        無駄が多く発生していても、書類上は不正じゃないし。裏金は問題だけどね。
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2006年10月06日 12時53分 (#1032784)
        悪法も法であるから守るべき、それどころかその批判さえ許さない、というタイプですか?

        不正というけれども、横領したなんて例はあまりなくて、大部分は費目を流用したとか、次年度にまわせるように細工したとかでしょ。そういうことをする人は、むしろ国の金を無駄遣いすることに抵抗の強い人なんじゃないかなあ。

        私なんか、保身のために不正なんか絶対にしませんが、元レスが書いている通り、必要な額を確保するために、削りしろつきで要求して、余ったら使わない機械を買うなんてことはしてます。

        そっちの方は問題ないんですか? どうしたらいいと思うの? 子供みたいに非難だけしても、世の中は良くならないんですよ。
        親コメント
      • ほんとは警察に届けないといけないのに、勝手に1割抜いて、こそっと落とし主に届けるような運用は絶えないところですね。

        まあ、制度そのものを抜本的に変えないと、今の制度を杓子定規に守ってると参加できない国際会議があったりとなかなか難儀みたいですね。

        で、制度を変えるような邪魔くさいことに労力をかけたくないとか、変えるのにかかるコストを考えたら今までどうりの弾力的な運用の方がどうのこうのとか、言い訳しながらぐだぐだと。
    • というか計画経済がうまく行くわけないなんてソ連や中国や北朝鮮が身をもって証明してくれたわけで自明だと思うのですが。
      日本は中途半端に成功してしまったためにいつまでもズルズル引きずってるわけですね。
  • by ted21century (11877) on 2006年10月05日 10時33分 (#1032012)
    科研費使用ルールを全国統一規格にして,誰もが参照可能にしておいて欲しいです。

    現状ではガイドラインがあるだけで,それに沿った各研究機関のより硬直的なローカルルール優先になっています。他大学の研究者を交えた共同研究を幹事として引き受けたとき,本部となった研究機関のローカルルールによる制約が問題化することが多々あります。例を挙げれば,年度末まで支出可能なはずなのに1月中旬に会計処理が締め切られてしまったり,登録業者からしか物品調達できなかったり,立替払いやクレカ使用(amazon.comにしか無い研究書が!!!)が禁止されたり制限されたり,等々。

    研究者,研究機関,納入業者など関係者が統一ルールを参照できれば混乱は減ると思われます。
    • >登録業者からしか物品調達できなかったり

      文句は言われるかもしれませんが,業者の登録手続きというものが
      存在するはず.面倒な書類を書いたりなんだり手間はかかりますが.
      #うちは独法化でかなりゆるくなった模様.

      >amazon.comにしか無い研究書が

      最近こんなサービスもあるようです.
      http://amazon.coop-bf.or.jp/a/ [coop-bf.or.jp]

      図書館によってはAmazonでの購入を代行してくれるようなところも
      あるようですね.
      親コメント
    • 全国統一規格を作ろうとすると、あらゆる分野のあらゆる手続きのあるべき方式を全て決める必要があって、コストがかかりすぎるので、むしろ瑣末なことは各機関の責任で決められるようにするのが流れではないでしょうか。

      それと、会計処理の締め切りが早いのは、事務の能率が悪くて時間がかかるからだし、業者登録をさせるのは、迅速、確実に業者の信用を見極めることができないとか、とどのつまり責任を取る人がいないとか、別の理由でしょう。早めに会計を締めてお金を適当に余らせて内緒で分配などといった組織の中の政治的な理由によるものは、全国統一規格で排除できるかもしれないですが、事務の能率を上げろとか、アマゾン何とかしろとか全国統一基準で解決できるのかしら。

      親コメント
      • by soy_milk (26202) on 2006年10月06日 2時24分 (#1032577) 日記
        事務の能率を上げろとか、アマゾン何とかしろとか全国統一基準で解決できるのかしら。

        「統一基準」を作成する過程では各法人の規定のデータベースを作ることになると思います。それが公開されていれば、統一基準自体に採用されない規定であっても、そこに込められたノウハウの共有は可能になるのでは、と思います。

        たとえば、『平成17年度事業報告書(国立大学法人 大阪外国語大学) [osaka-gaidai.ac.jp]』(PDFなので注意)なんてものを見ると、31頁に

        平成16年度にインターネット書店からより安価に図書を購入できるように法人カード取扱要領を制定し、平成17年度には当該規程に基づく決済用預金口座を開設し(6月)、法人カードの交付を受けた(7月)。その後、図書購入依頼の受付からカード会社への代金支払に至る一連の事務処理の最終調整を行うなど学内の事務処理方法を整え、インターネット書店からの図書購入を開始した(11月)。

        などと書いてあったりするわけです。これから法人カードの導入を考えるなら、こういうところの事務に色々教えてもらえば、規定の立案の手間を減らすこともできるでしょう。
        # カード決済に関しては、電子政府推進という観点から、むしろ追い風もあるはずです。
        # 何年か前に、たしか経済産業省でしたか、海外出張職員向けに
        # 法人カードの導入を検討という報道があったような。

        親コメント
      • ルールを統一するのではなくて、ローカルルールを統一したフォーマットで記述してデータベース化するというアプローチではダメかな?んで、そのDBをおかしなローカルルールを淘汰する根拠にする。言ってみれば法律を実際に運用するための判例データベースのようなもの。

        あっちの(学科|学部|大学)ではできることがウチでは何故かできない、というのをなくせば解消される問題も少なからずあるような気がします。元は同じルールが判断基準のはずなんだから、組織によってその判断が異なるのは変だよね。

  • by Anonymous Coward on 2006年10月05日 11時04分 (#1032033)
    全体の予算を細分化して、それ以外の用途には使えないようにしている制度があるのですが、発表などで交通費が足りないとか人件費が足りないとか運送費が無いということがよくあります。

    どこからそのお金を工面するんですか?(裏金の発生)

    それでいて使い切れと言われていたわけだから、どうにもなりません。息の長い研究をするには企業の協力による紐の内無い予算が貴重です。
  • by Tsukitomo (22680) on 2006年10月05日 20時46分 (#1032418) 日記
    今日入会している某学会からのメールで知ったのですが、日本学術会議 [scj.go.jp]がタレコミにあるアンケートの結果を踏まえて、科学者の行動規範について [scj.go.jp](PDF)という声明を発表したそうです。

    また、これに関する会長談話 [scj.go.jp](PDF)も発表したそうです。声明のPDFには参考資料として70ページ近くもアンケートの結果が載っています。
    --
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    Tsukitomo(月友)
  • 訂正 (スコア:3, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2006年10月06日 5時58分 (#1032599)
    誤: 研究費の不正使用事例の連続発生
    正: 研究費の不正使用事例の連続発見

  • by Anonymous Coward on 2006年10月05日 9時50分 (#1031987)
    我々は非常に困っています。伝票までスタッフがサインしなければならないので。
    • >伝票までスタッフがサインしなければならないので。

      これも場所によってだいぶ違いますよね。
      うちは昔から全伝票スタッフのサイン入りです。
      全品事務による検品も入ります。
      #業者は事務によってから持ってくる。

      まあ、この辺をずさんにするわけにもいかんので当然かなあという気はしますが。
  • by Anonymous Coward on 2006年10月05日 11時41分 (#1032056)
    どんな締め付けても流用や裏金化は起こりそうなもんだから、
    いっそのこと裏金化するのもバカらしくなるくらい予算を与えればいいのに。

    冗談みたいに聞こえるかもしれないけど、研究・教育に一番必要なのはお金だから。
    某首相の教育再生云々も、変な理念いらないから予算を増やすだけでいいのにね。
    • Re:北風と太陽 (スコア:5, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2006年10月05日 12時34分 (#1032104)
      予算を増やすよりも、

      余らせると次年度は減額されるとかいうバカバカしいやりかたを今もやってるのなら、まずそれを改めるほうがいいのではと思う。
      親コメント
    • Re:北風と太陽 (スコア:4, すばらしい洞察)

      by phason (22006) <mail@molecularscience.jp> on 2006年10月05日 12時10分 (#1032083) 日記
      >裏金化するのもバカらしくなるくらい予算を与えればいいのに。

      研究者は金があればあるだけどうでもいいものでもとりあえず買っておく
      ようになります.
      #「今は使わないけどそのうち役に立つかもしれない」って.
      そして使われずに死蔵される装置が異常な勢いで増えていきます.
      #昔のNTT基礎研みたいな感じですかね.高いオシロが一人当たり
      #数台の割合で転がっているという.

      そんなわけで,我々に予算を与えすぎるのは非常に危険です.
      #そりゃ少なくても何も出来ないけどさ.
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        そしてそのうち、街のおねーちゃんに
        配るようになります。
        #あれっ還元!?
      • by Anonymous Coward
        > 研究者は金があればあるだけどうでもいいものでもとりあえず買っておくようになります.

        #1032104にもありますが、余ると減らされるからです。
        減らされると、本当に必要になったときに困ります。
        なので、減らされないのであれば無駄な事には使いませんよ、たぶん。

        # つーか、使う分にも足りないよ……
        • by phason (22006) <mail@molecularscience.jp> on 2006年10月06日 0時52分 (#1032535) 日記
          >減らされないのであれば無駄な事には使いませんよ、たぶん。

          幸いなことに比較的金銭的に余裕のある研究室をたどったわけですが,
          何処もなんというか「要らんだろこれ」とか「絶対思いつきで
          買ってるよなあ」
          というものが結構あります.
          200-400万ぐらいの使ってない(使う予定もない)機器,結構ありません?
          そういうのをみているとなんだかなあと思います.
          #とか言ってると突然それらの機器を有効活用する方向に研究が
          #偶然進んでしまったりもするので油断はできませんが.
          親コメント
    • Re:北風と太陽 (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2006年10月05日 14時18分 (#1032203)
      不思議な事にね、横領とかする人って大抵他者から見たら高給取りなんですけどね。

      どんな額だろうが足りないと思う奴はやっぱ足りないんですよ。

      不正融資の話なんて、犯人は全員セレブと言っても過言ではないってのが実情。

      親コメント
    • by Anonymous Coward
      そのお金はどこから湧いてくるんでしょうか?
  • by Anonymous Coward on 2006年10月05日 13時30分 (#1032158)
    >その一環で研究者や研究者を支える事務部門の従事者に意見を聞きたいとのこと

    オレにも呉れという意見ばっかりになったりして。
typodupeerror

私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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