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パンデミックの心構えは? 157
ストーリー by soara
咳をするにもエチケット 部門より
咳をするにもエチケット 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
とうとう、メキシコが感染源の豚インフルがメディアで報じられる事態になりました。 以前から、鳥インフルのパンデミック(感染爆発)に備えて、交通遮断・引きこもれ命令・そのとき、食料は、などの話題をどこかで見かけていたと思います。 どんな物資を蓄えていますか
自転車用チューブ医療用マスクの買いだめはしていますか?つか、どういう反応が過剰反応なの?
厚労省では個人、家庭及び地域における新型インフルエンザ対策ガイドライン(PDF)を出している。まずは情報収集、パニック防止のため噂に惑わされないように注意する。不要不急の外出は控える。発症したと思われる場合は必ずマスク、とのこと。
自転車チューブがありません (スコア:4, おもしろおかしい)
父親が1986年のハレー彗星通過の際に使ってしまいました
17inch WOでよければ余ってますが (スコア:4, おもしろおかしい)
Re:自転車チューブがありません (スコア:1)
Re:自転車チューブがありません (スコア:1)
この間、自転車屋でパンク修理に出したら問答無用でチューブ交換になったのは、
このためだったのか。
どうりで元のチューブを返してくれないわけだ。
普段と変わらん (スコア:4, すばらしい洞察)
あっちもそれなりに死亡者が居るんだし、対策を怠ってればツケが来るのは同じだ。
Re:普段と変わらん (スコア:2)
外出時のマスク、帰宅時のうがいと手洗いの3点セットですか?
Re:普段と変わらん (スコア:1, 興味深い)
うがいに加えて帰宅時の洗顔も有効らしい。
ただ、女性などはメイクの問題もあって実際には難しいとは思うが
Re:普段と変わらん (スコア:2, おもしろおかしい)
>ただ、女性などはメイクの問題もあって実際には難しいとは思うが
帰宅した時ぐらいは武装解除してよ
Re:普段と変わらん (スコア:2, 興味深い)
既に対策済み
ある薬を飲む人のインフルエンザ発症率が異様に低いのだよなぁ‥
今気付いた (スコア:4, すばらしい洞察)
「パンデミックの心構えは?」って。
いやいやいやいや、「心構え」なんか聞いてどうする? そんなもん、「落ち着け」の一言だろ。
聞くなら、「パンデミックに対する備えは?」だろ。
タイトルに対しては答えは一つだけ。まず、たれこんだお前が落ち着け。
#しかし半日の間誰も気付かないってのも・・・
過剰反応チェック (スコア:2)
銀座辺りに繰り出して、人混みに向かって、ゴホゴホやったら
職務質問の対象になりますかね。
一神教国では、・・・ (スコア:2)
豚インフルエンザと呼ばれたことに、パンデミックを起こしているのかも。
イスラエルでは、豚インフルエンザという名前が、気に入らないとWHOに講義したらしい。
感染者or感染の疑い者 に対する配慮みたいだけど。
アラブの方は、どうなんだろう?
Re:一神教国では、・・・ (スコア:2)
豚由来の成分を体内に取り込むのもいやがるという話ですから
(インドネシアでの味の素事件とか)、豚インフルエンザ菌は感染した時点で
アウトなんじゃないかなぁ。どうなんだろう。
デマを書かない、検索しない、リンクしない、コピーしない (スコア:2, すばらしい洞察)
「真偽のほどは各自ご判断ください」などと注釈をつけて公開する、というのは
言語道断な行為だと思う。
そういう輩は、「ダイハード」の主人公の奥さんにでもひっぱたいてもらう必要がある。
Re:デマを書かない、検索しない、リンクしない、コピーしない (スコア:4, 興味深い)
そういったケースで社内のシステム管理者として正確な情報を収集しようとしてる段階で、コンピュータにそう詳しくないエンドユーザの一人が、どこから聞いたか判らない怪しげな情報を社内のメーリングリストに回したりしたら困りますよね? 今我々は、まさにその「エンドユーザ」の立場にあるわけです。まぁ実際のところ、「コンピュータに詳しい人」であっても、個々のウイルスの細かい特徴なんかが判らないと具体的な対策の取りようはないし、きちんとした信頼できるところからの発表にアンテナを張っておく必要がある、というところでも、今回のケースと共通する部分はあります。
……まぁ、結局のところは具体的なアドバイスができるというわけではありませんが、そういう風に身近なケースに置き換えて考えることで「全く馴染みのないものに対する恐怖」より多少はマシにならんかなぁ、と思ってます。
合衆国で豚インフル患者死亡、メキシコ以外で初の死者 (スコア:2, 参考になる)
テキサス州で1歳11ヶ月の幼児が死亡したとのことです。
Re:合衆国で豚インフル患者死亡、メキシコ以外で初の死者 (スコア:3, 参考になる)
http://www.asahi.com/international/update/0429/TKY200904290146.html [asahi.com]
亡くなった幼児は、治療目的で米国を訪れていたメキシコ人だったとのことです。
それゆえ依然として、メキシコ国内で感染した人以外は致命的な結果に至っていない、
ということが言えます。
Re:合衆国で豚インフル患者死亡、メキシコ以外で初の死者 (スコア:2)
CDCインフルエンザ週報 [cdc.gov]によると超過死亡もまだ発生していません。インフルエンザ様感染症による乳児死亡のレベルなども、例年より低いレベルに留まっているようです。まだ、メキシコに限定しており、フェーズ5は早急でしょう。
医療用マスク (スコア:1)
流感は他人に感染させて治すだろJK (スコア:1, おもしろおかしい)
しんがたいんふるえんざにかんせんしたらひとごみにでむいてせきやくしゃみをれんぱつするしょぞんです。
Re:流感は他人に感染させて治すだろJK (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:流感は他人に感染させて治すだろJK (余計なもの) (スコア:1, おもしろおかしい)
少なくとも、 (スコア:1)
以下のは過剰反応の疑いがあります。
・自転車用チューブの買いだめ
・Googleさんの広告「新型インフルエンザ対策家庭用備蓄セット」を二つ以上購入
致死率7%なら (スコア:1, 参考になる)
Re:致死率7%なら (スコア:4, 参考になる)
ぬぅ。もにょる。なんか、もにょる。
どれくらいもにょるか、つうと、お気に入りのカリカリを、
不注意で水かけてふやかされてしまった、ぐらいにもにょる。
口ん中がべちょべちょになって、食感悪いでしょお、みたいな。
死亡率7%の病気に罹った患者さんを40人集めたら、
必ず2人ぐらいの人が亡くなるのか? というと、答えは「否」なんだな。
ちょっと例え話に逃げる。
0から99までの目が出る100面さいころを使って、
道行く人々を捕まえて、試験をすると仮定する。
7未満の目(0,1,2,3,4,5,6)が出たら合格。ごほうびに、煮干が一尾もらえる。
7以上の目がでたら、失格。
この試験の合格率は、きっちり7%(7/100)だ。
被験者を15人集めてくれば、
その中の一人の人は合格すると期待できる。こんな感じね。
7/100 * 15 = 105/100 (≒ 1)
さて、実施。15人の人を捕まえてきて、さいころを振ってもらう。
ところが! みんな7以上の目を出しおった!!
この街の人々は、クオリティ低いんだろうか?
ちころで、話が脇にそれるけど、統計とか確率って、
発生するモノゴトを予言するモノじゃないし、
発生したモノゴトに、きっちり説明を付けてくれるモノでもない。
例えば、ランダムなさいころが10回連続して1の目を出したとか、
屑債券のメッキが剥げて、世界経済ガタガタとか、
ほりえもんがパクられて、有罪判決受けちゃったとかゆうような
想定の範囲外な出来事に対して、一つの言葉しか送る事ができない。
「ま、そんなコトもあらぁな」
現実の前に、数式は無力だ。
せいぜい、そんな事が発生する確率は何%です、みたいなコトを言うのが関の山。
確率なら、全ての事象の数と、「そんな事」を含む事象の数を
数え上げることが出来たら、割り算ひとつで出せるからな!
でも、それだけだとカッチョ悪いんで、いろいろとやるワケだ。
いろいろの中には「χ^2判定(カイのにじょうはんてい)」というのがある。
これはモノゴトの『そんなコトもあらぁなっぷり』を判定してくれる数式だ。
この数式の結果が、ある程度小さな値になったら、
「そんな時代もあったけど、いつか笑える日も来るさ」と、慰めてもらえる。
でも、基準より大きな値が出たら、何かがオカシイ。
ズルしてる奴がいるのかもしれなし、
バックに巨大な権力が蠢いているのかも。
ひょっとしたら、測定方法そのものを間違えている、とか?
さて、にぼしゲッターが居なかったという、由々しき事態を、
カイの二乗判定にかけてみる。
まずは、結果を数表にまとめてみる。
実現値 期待値 差
合格 0 1 -1
失格 15 14 1
これをχ^2の公式に当てはめる。
χ^2 = Σ (差の二乗)/期待値 = 1/1 + 1/14 = 1.07
これは、合格するか、しないかというテストなので、自由度は1。
自由度1で、危険率5%のχ^2の値は、
適当な数表を見てくれたら分かるけど、3.84。
χ^2値は、数表の値に全然達していないので、
「こまけえこたぁいいんだよ」のAAを貼っていいレベル。
そんなことがあっても、全然おかしくないよ、
この街の人たちが、クオリティ低いとは断定できないよ、と。
もし、逆に、全員合格していたら、どうか?
実現値 期待値 差
合格 15 1 14
失格 0 14 -14
χ^2 = 196 + 14 = 210
もう、怪しいとかいう段階じゃない。
不当に煮干をせしめる「にぼしゲット団」の暗躍を警戒すべき。
ヒマなヒトは、表計算ソフトとかで遊んでみるといいと思うけど、
このテストだと、3人ぐらいの合格者が出るあたりから、
「にぼしゲット団」の影がちらつき始める。
期待値を1人とするのか、1.05とするのかの違いとかも、
見比べてみるといいと思うからな!
さて、捕まえてくる被験者の数を40人に増やしたら、
その上で、合格者が一人も居なかったら、どうなるか?
ぎりセーフで、そんなこともあらぁなレベルに収まっているんだな。
そろそろ、ふざけた例え話はやめようか。
死亡率7%の病気に罹った患者さんを40人集めても、全員生存ってことはありうる。
他の人が指摘するように、他の要因によって
アメリカでの死亡例が無い説明はつくと思うけど。
でも、同じコンディションでも、そういう結果になる可能性はある。
Re:致死率7%なら (スコア:2)
勝手な想像ですが、メキシコの方はインフルエンザと判断しタミフルを飲ませるのが遅いのでは?
タミフルは発症から48時間以内に投与しないと意味ないらしいので
BBC Newsの投稿欄 [hatena.ne.jp]を軽く読んだ感じだと、肺炎を併発するまで放っておくと亡くなる方が多いみたいだし
脳味噌腐乱中…
Re:致死率7%なら (スコア:3, 参考になる)
次に薬が効かないのはもしかしたら偽物 [elsevier.com]も出回っているのかもしれません。Fake Tamiflu [bio-medicine.org]だけでなく、昨春は偽ヘパリンでこれは日本の会社も掴まされています[pdf [mhlw.go.jp]]。
貧困が影を落としてる(Re:致死率7%なら (スコア:2, すばらしい洞察)
最初の爆心地と目されるメキシコ南東部の養豚場では衛生問題を巡って揉めていた [nifty.com]と言う報道もありましたし、実際の感染爆発がここではなくメキシコシティであるということで、これはあくまでも憶測の域を出ませんが、
件の養豚場やメキシコシティのスラム街のように(メキシコは貧富の差・特に先住民の貧困状況が極めて悪く、それ自体が内戦を産みだし [barairo.net]、メキシコシティには職と食べ物を求めて来た人たちによるスラムが多数ある)公衆衛生が元から劣悪な地域で他の疾病による死者と見分けがつけられない内に豚→人の感染者が多数出て、その大半はこのウィルスをやりすごしたものの人体の中で変異を続けて人→人に感染して強い症状を発するようになり、感染爆発を起こした。
メキシコの医療当局の認知が遅すぎて感染爆発を食い止めるための隔離や投薬が著しく遅れているために爆発を制御できなかったのもありますが、それすらメキシコシティでの最初の感染爆発がスラムを中心に起きたと考えると辻褄があいます。
# スラムは見捨てられた人々が集まり、キリスト教などの慈善以外での医療となると非常に貧困ですので<これはどこの国も一緒ですが
先進国はおかねもち。 (スコア:2, 興味深い)
>勝手な想像ですが、メキシコの方はインフルエンザと判断しタミフルを飲ませるのが遅いのでは?
日本のように万人が熱発後48時間以内に医療機関を受診してタミフルが出てくる国、というほうが珍しいかと。
タミフルはパンデミック専用で、一般医療機関(開業医等)での処方をしていない国、なんてのもあれば、低額の医療費で受診できる医療機関は受診まちが長くて…という国も。
日本でも、保険未加入で、受診すると10000円近く窓口で支払わなければならないとすると、発熱と関節痛だけで48時間以内に受診する人は少ないかもしれません。
タミフル1カプセルの日本国内の薬価は363.7円 [tamiflu-j.com]。
メキシコの平均月収は44400円 [777money.com]。
Re:致死率7%なら (スコア:2)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090429-00000105-yom-sci
Re:致死率7%なら (スコア:1, 興味深い)
過剰反応 (スコア:1)
咳をしている人を見かけたら, 即汚物は消毒だ! [google.co.jp]とやっちゃうことかな.
Re:ヤマザキ春のパンデミック祭り (スコア:3, おもしろおかしい)
# yes, fly. no, fry.
Re:まず最初に (スコア:3, すばらしい洞察)
厚労相の「豚インフルエンザワクチン優先」は27日午前、WHOの「季節性インフルエンザ用のワクチンの製造を続ける段階だ」は27日夕。
WHOの方は記事のリリース時刻や内容からしてジュネーブの現地時間のようなので、この2つの発表にはほぼ丸一日のずれがある。
まだWHOも大急ぎでデータを集めている段階なので、一日の違いによる情報量の差はけっこうあるでしょう。
WHOでも「急いでワクチンを製造する必要はない」と決めるまでにはそれだけ時間がかかったということで、厚労省が緊急の対策として打ち出したこととの食い違いが生じるのは別にそれほどみっともない話ではない。
#どうせワクチンの製造には時間がかかるのだから、そんなに急いで決定する必要はなかったかもしれないけど。
うじゃうじゃ
Re:まず最初に (スコア:2, 興味深い)
Re:まず最初に (スコア:3, すばらしい洞察)
あなたが引用している後者の記事でも 「(WHOは)感染報告のない国々についても、パンデミックに対する準備やワクチンの備蓄などを呼びかける」とあり,豚インフル用のワクチンを準備するなと言っているわけではありません.
死者まで出ている以上,ある程度のワクチン確保が必要でしょうから,現在の手持ちがないなら優先して製造することは仕方がありません. あくまで問題は,豚インフル用ワクチンの製造量をどれだけにするか,冬向けのワクチンとのバランスをどうするかという話だと思います.
結局のところ「緊急分の豚インフル用ワクチンを確保しつつ,冬向けワクチンの生産への影響を極力抑える」といったような,厚生労働大臣とWHOの両方の言い分を満たすような落としどころになるんじゃないですかね.
Re:まず最初に (スコア:1, すばらしい洞察)
> まず最初に
> 厚生労働大臣をしっかり教育することじゃないでしょうか。
はぁ、別に舛添大臣を擁護する気はないし「冷静に」と呼びかける側が浮き足立ってるのはどうかと思いますが、厚生大臣批判って「まず最初に」しなきゃいけないほど優先されるべき事項なんでしょうか?経済や外交など個人の行動ではどうしようもないものってあるのはわかってます。しかし感染症が流行するかもってときに「まずは大臣を教育だ」って頭がどんだけお花畑だって思いますよ。
Re:まず最初に (スコア:3, すばらしい洞察)
緊急時だからこそ「素人がプロの邪魔をするな」というのは必要でしょう。
素人の自覚を持って、誰に聞いたらいいかという判断をプロとして行えと。
で、記者会見 or ぶら下がりで、記者やリポーターから「ワクチンはどうするのか?」と問われて
WHOの判断と情勢を見極めると言い続けると、マスコミは「対応が遅い」とか「他者依存」とか言い出したりして。
舛添大臣が素人であるのと同時に、マスコミとその報道を観ている視聴者も素人なわけで、
後者は特にワクチンがどうなるかを(おそらくプロからみれば必要以上に)心配するのが必然。
何が素人の先走った発言を誘引しているのか?そしてその発言が果たして妥当か?
原因と結果の、結果だけをみて「『教育』しなきゃ」と批判しても意味がないように思います。
Re:ガイドラインにツッコんでみる (スコア:2, 参考になる)
瀬戸際の瀬戸は、地名ではありません。とくに狭い海峡を指す言葉です。
語源辞典によれば、狭門(せと)を近世以後、瀬戸と表記するようになったとの事。
「際」は境目の意味なので、水際を意味します。
日本における海峡の水際って、足場は悪いわ、潮流は速いわ、崖っぷちに立っているのと大差ない。
検疫の場合、通常はそこまで緊迫感はないので、素直に「際」だけを使用しているのでは?
# 「瀬戸際外交」とは言うけど、「水際外交」とは言わないでしょ?
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:ガイドラインにツッコんでみる (スコア:2, おもしろおかしい)
「瀬戸際」と「水際」は使われ方が違います。
「瀬戸際」は物事がどちらに転ぶかの分かれ目にある状況を指します。(「分岐点」に近い使われ方)
「水際」は対象が(主として日本に)到来する直前の時期あるいは位置を指すものです。(「上陸目前」に近い使われ方)
「水際」を「瀬戸際」に言い換えてしまうと文意が変化してしまうため、指摘は的外れです。
ウイルスは生物ではないのでゴミ箱内で増殖しません。
仮にゴミ箱の中に生物(豚/鳥/人間)が生息していて、かつ中から飛沫が飛び出すようなら対策を行うべきですが、できればそのようなゴミ箱は使わないことをお勧めします。
Re:ガイドラインにツッコんでみる (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:ガイドラインにツッコんでみる (スコア:1)
>仮にゴミ箱の中に生物(豚/鳥/人間)が生息していて
一瞬、灰皿猫が思い浮かんだが灰皿には使ったティッシュは捨てないか。
#ちっちゃい子のいる家だとフタなんかはあった方がいいのかな?
らじゃったのだ
Re:ガイドラインにツッコんでみる (スコア:2)
それでも何億といるのだから、
期待値としてはとんでもない数がいることが期待されそう。
Re:僕の股間もパンデミックです! (スコア:3, 興味深い)
や、あからさまに怒られたりとか、『何言ってんのコイツ』みたいな目で見られるならまだしも、
まじまじと股間を見下ろされた挙句
『プ』
とか
『ふっ』
とか言われた日には、なんというか、かける言葉も見つからないから。
# ・・・その手のギャグはすべると致命傷になるからな。
Re:心構えといわれても (スコア:3, すばらしい洞察)
>ただいまデスマ中です
それなら、外出したくても職場から出られないんじゃないですか?
Re:心構えといわれても (スコア:2, 興味深い)
では,仕事中でも有効な心構え,というこでこれをどうぞ。
「国立感染症研究所」を詐称したブタインフルエンザ関連メールにご注意ください [nih.go.jp]
Re:Human Update (スコア:2)
それでわかった。
私の周りの人たちの動作がすごく遅い理由は、
アップデートを滞りなく行ってるからですね。
Re:Human Update (スコア:2, すばらしい洞察)
あの開発の早さは、永遠のベータ版じゃないと実現できないと思う。
1を聞いて0を知れ!
Re:鳥インフルエンザとは違う (スコア:2, 参考になる)
弱毒型の(俗称)鳥インフルエンザもありますし、強毒型の(俗称)鳥インフルエンザが新型インフルエンザに変異する過程で弱毒型に変異する可能性もあります
ついでに、Aメキシコ型ともいうべき今回の新型インフルエンザですが、サイトカインストームが発生している可能性もありますので、強毒型である可能性もあったりします
Re:鳥インフルエンザとは違う (スコア:5, 参考になる)
「『ウイルスは弱毒性 [mainichi.jp]』と田代WHO委員が発言した」という報道がされたようなので、確認のため、とりいそぎ情報を集めてみましたところ、各地で分離されたウイルスのゲノム配列が解析され、その結果がNCBI PubMed [nih.gov]の特設ページで公開されてました。
#チェック漏れてた orz
現在のところ、カリフォルニア、ニューヨーク、テキサス、オハイオ、カンザスの分離株がそれぞれ1〜数株解読されていましたので、そちらの配列をざっと眺めてみましたが、確かに、いわゆる「高病原性トリインフルエンザ (HPAI)」のようなタイプに独特なアミノ酸配列は見られないようですので、少なくともHPAIと同じタイプの強毒性を発揮するメカニズムは持たないことが予想されます。
−−−
もともと、トリインフルンザでの「弱毒性(低病原性)」や「強毒性(高病原性)」というのは、これはヒトに感染したときにどうこう、というのではなくて、ニワトリなどの家禽類に対する毒性の強さから分類されてるもので、このときの弱毒型と強毒型の違いはヘマグルチニン(HA)のアミノ酸配列の違いによって決まることが知られてます。
HAは宿主細胞表面の糖鎖に結合する性質を持っています。ウイルスはまず最初に細胞の表面に吸着して、その後細胞内に取り込まれますので、HAによる吸着がウイルス感染のためには重要です(この認識する糖鎖配列の親和性の違いで、トリ/ヒトなどの宿主選択性が決まる)。ただ細胞への感染が成立するためには、もう一つ、ウイルス粒子が細胞外にあるうちに、HAタンパク質の一箇所がタンパク質分解酵素により、前もって切断されておくことが必要です。この、HA前駆体(HA0)からHA1、HA2という二つの断片(とは言え、両者はSS結合でつながってますが)が生じる過程を「HAの開裂」と呼びます。開裂していないHAを持つインフルエンザウイルスが細胞内に取り込まれても、その後にウイルス粒子が細胞内で壊れて、中のゲノムを放出する過程(ウイルスの脱殻)が進まないため、ウイルスの複製が進まなくなります。
通常のヒトインフルエンザウイルスや低病原性トリインフルエンザウイルスでは、このHAの開裂は特定の細胞だけが分泌するトリプシン様酵素によってのみ起こります。このため、例えばヒトではこういった酵素は気道粘膜に特異的に分泌されているので、気道上皮細胞だけでインフルエンザウイルスの感染が起きるわけです。これに対して、高病原性トリインフルエンザウイルスでは、HA開裂部周辺に塩基性アミノ酸残基(K,R:リジン、アルギニン)が連続してならんでいるためトリプシン以外のタンパク分解酵素によっても切断されやすく、さまざまな細胞に普遍的に存在するフリンなどによっても開裂します。このため高病原性トリインフルエンザウイルスは低病原性のものと比較して、ニワトリに感染したとき、多くの体細胞に一気に感染を起こしやすいため毒性が強くなるわけです。
これはこの高病原性トリインフルエンザウイルスが偶発的にヒトに感染したケースでも同様になります。元々トリインフルエンザウイルスがヒトに対する感染性は低いのですが、それでも大量のウイルスによる曝露を受けた場合には感染が成立することがあります(これがベトナム/中国などで頻発している、高病原性トリインフルンザ感染症という「ヒトの病気」)。このケースでは、おそらくヒトでも同様に、HA開裂の容易性のために多くの細胞での感染が一気に進行するため、免疫応答が一度に起こり、それがいわゆるサイトカインストームのような過剰な反応を引き起こすために、致死率が非常に高く、しかも青年層に多くなるのだと考えられてます。
インフルエンザの「強毒性」「弱毒性」というのは、必ずしもHAの開裂性だけによって決まるものではなく、もっと総合的に見て判定すべきものなので、ホントはHAの開裂性だけで「強毒性でない」と言うことはできないのですが、ただHPAIでの強毒性というのが通常のインフルエンザから見ると桁外れのものにあたるので、「HPAI様のものではない」というだけで、かなりの安心材料ではあります。
つっても、過去に流行した「新型インフルエンザ」、すなわちアジアかぜや香港かぜ、ソ連かぜと同様のパンデミックを起こす可能性はありますので、依然として注意と警戒が必要なことには変わりありません……仮に、これが今の日本に入ってきたときに起こることが予想されるのは「通常のインフルエンザと同様な病気ながら、大流行を起こすこと」になる…つまり、これまで職場の2-3人がインフルエンザに罹って休んでたのが、その流行では職場の全員が罹る(しかもいつもより強烈)ような事態になる、という感じ……つーか、もともとウイルス学者が20年くらい前から「いつ次のパンデミックが起こってもおかしくない!」と言いつづけてたのは、むしろこっちのタイプであって、逆にHPAIパンデミックの方が「はるかに予想を超えた脅威」だったのですけどね。
ただコメントでも触れられてるように、次のステップで最も警戒しなければならないのは、今回の新型インフルエンザとHPAIが組み換えを起こして、HPAI型のHAを持った新型がさらに出現することです。引き続き、HPAIの発生状況についても、従来以上に気を配る必要があります。