黒海でロシア軍のTu-154が墜落、赤軍合唱団64名が搭乗

あるAnonymous Coward 曰く、

25日にロシア南部ソチからシリアに向け離陸したロシア軍所属のTu-154型旅客機が、離陸直後に黒海に墜落した。乗員乗客計92人の消息は絶望視されているが、中でもロシア軍所属の演奏集団「アレクサンドロフ・アンサンブル」のメンバー64名が搭乗していた事から衝撃が走っている（AFPBB, CNN, ハフィントンポスト）。

アレクサンドロフ・アンサンブルは1928年のソ連初期に誕生した軍所属の合唱団で、赤軍合唱団の中でも最古参の存在として、日本をはじめとした世界各地で公演を行うなどその活躍が知られている。内戦が続くシリアにはロシア軍も送り込まれているが、今回の飛行機は新年を祝うコンサートのための楽団メンバーやメディア関係者が大半を占めていたという。既に機体や遺体の回収も始まっているが、生存者が居る可能性は絶望的だということで、合唱団の消滅も危ぶまれている。

11月にはブラジルのサッカーチーム「シャペコエンセ」の選手が搭乗した飛行機が、決勝戦に向かう途中に墜落、チームが壊滅状態になるという悲劇が起きたばかりで（BBC）、相次ぐ悲惨な事故は何ともやるせないものである。

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