映画やテレビのデジタル著作権侵害、米国の年間被害総額は最大7兆円以上

あるAnonymous Coward 曰く、

米商工会議所によると、世界的なデジタル著作権侵害による米国の映画テレビ業界への被害総額は年間で292億から710億ドル（約3兆1500億円~約7兆6500億円）に及ぶそうだ。これは、業界全体で11～24％の減収になる。

こうした著作権侵害により23万~56万の雇用が失われ、2017年の米国の国内総生産（GDP）の損失額が475億~1153億ドル（5兆1200億円~12兆4200億円）に及ぶことが調査結果で示されている。調査によると、著作権侵害が最も多かったのはオンラインストリーミングで、侵害されたコンテンツの80％以上を占めるとしている。

Spotify、Amazon、Universalといったオンラインストリーミングを提供する側からも、新たな脅威が発生しているという。人間のリスナーのように見せかけるオンラインボットなどの存在が見つかっている。その対策について技術グループ、レコードレーベル、音楽出版社などが連合を組んで対策することに最近合意したとしている（CNET、Slashdot）。